3日連続で金縛りにあったことがあります。グルメピエロ(オス)です。
ハロウィンを楽しみたい!そんな方に是非行ってもらいたいのが、ニューヨーク・マンハッタンから1時間ほどの距離にある街「Sleepy Hollow(スリーピー・ホロウ)」です。ホラー映画の舞台にもなった場所で、街を挙げてハロウィンを激推し。「首なし騎士」という幽霊が、街のマスコットです!観光ポイントはズバリお墓。日本人的な発想だと「墓を観光?古墳じゃないんだから」と思いがちですが、お墓は観光客で大賑わい。桁外れに荘厳なアメリカの有名人のお墓を見て是非衝撃を受けてください。紅葉も始まるハロウィンシーズンに、散歩がてらの小旅行におすすめです。
目次
Sleepy Hollow(スリーピー・ホロウ)
アクセス
スリーピー・ホロウがあるのは、マンハッタンから北上すること25マイル。電車だと1時間、車だと45分くらいの距離です。
電車はグランド・セントラル駅から出ています。急行が停まる「Tarrytown(タリータウン)」という駅を目指し、ハドソン線に乗ります。ちなみにスリーピー・ホロウの最寄駅はその一つ先の「Philipse Manor(フィリップス・マナー)」ですが、各停駅だったので今回は使わず。
チケットは往復$22.5(オフピーク価格)でした。
こちらがタリータウン駅。ここから20〜30分ほど歩くと、スリーピー・ホロウのエリアにたどり着きます!
スリーピー・ホロウってどんな場所?
スリーピー・ホロウは小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に出版した小説「スリーピー・ホロウの伝説」で物語の舞台とされたことで有名になりました。物語には、「首なし騎士=デュラハン」という幽霊が登場。独立戦争の時に大砲の砲弾に頭を撃ち飛ばされた幽霊で、頭を探して夜な夜な闇の中を馬に乗って疾走します。出会った人の首は・・・となるヤバいやつです。
「スリーピー・ホロウの伝説」は、青空文庫で無料で読めます!こちらから。
そんな首なし騎士の物語のモニュメントや、名前にちなんだ橋などがあります。
スリーピー・ホロウはもともとノース・タリータウンという名前の街でした。物語に登場する地名が多く含まれているため、ノース・タリータウンは「スリーピー・ホロウの伝説」の舞台とされ、知られるようになりました。映画「君の名は」で「飛騨の神社がモデルだ!」と言われて聖地巡礼スポットになった的なアレですかね?いつの時代もあるんですね。
ノース・ターリータウンにはアメリカの自動車会社GM=ゼネラル・モーターズの工場がありましたが、1996年に閉鎖。100年に渡って地域を支えた工場がなくなりました。街が基幹産業を失ったことで、目をつけたのが「スリーピー・ホロウの伝説」。ノース・ターリータウンは小説の内容にあやかり、またハロウィンが商業化する流れを受けて、GM工場閉鎖と同年の1996年に街の名前を「スリーピー・ホロウ」に改名したのです。
こちらは、首なし貴族の橋。橋感がなさすぎてサラッと通り過ぎそうになった。
看板があるので、これを頼りにするとよし。
スリーピー・ホロウの伝説はジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督の黄金コンビで映画化されています。ティム・バートン的なチープさがあるおかげで怖くなりすぎず、子どもでもハラハラしながら楽しめる作品です。ジョニー・デップ、若い!!!
街にはなぜか大量のカラスが・・・ハロウィンの街だからだろうか?
10月、街はハロウィン一色です!
観光スポット
スリーピー・ホロウ墓地
スリーピー・ホロウの伝説の舞台となった場所の一つが「Sleepy Hollow Cemetery(スリーピー・ホロウ墓地)」。スリーピー・ホロウ墓地は、1849年に設立されたアメリカでは歴史のある墓地です。広さは90エーカーで、プーさんが住んでいる「100エーカーの森」より少し小さいくらい(分かりづらい)。有名な人たちの沢山のお墓があります。
墓地のウォーキングツアーや、死者とシャンパンで乾杯するイベントなど、さまざまな催しが充実していて、ハロウィン月の10月には夜のランタンツアーも!!これが楽しそうだったので予約しようとしたら、10月初旬時点で10月の予約は全て埋まっていました。余裕を持って予約することをオススメします。ツアーについて詳しくはこちらから。
ぐるりと1周するのは1時間半くらいかかるので、良い散歩になります。
これが墓?実家より立派だわ・・・(笑)
お墓なのに暗い雰囲気はなく、観光客でワイワイしています。
アメリカの実業家Andrew Carnegie(アンドリュー・カーネギー)氏のお墓もあります。鉄鋼業で財をなした人物で、コンサートなどを行うカーネギー・ホールを建てたことでも有名ですね。アメリカでは、石油会社で財を成したジョン・ロックフェラー氏の次にお金持ちとされることが多いようです。
お墓は意外にもシンプル。ですが、とても綺麗です。
こちらは、先ほど登場したジョン・ロックフェラー氏の弟、William Rockerfeller(ウィリアム・ロックフェラー)氏のお墓です。なにこれ・・・グルメピエロが東京で暮らししてたアパートより大きい。もはや神殿です。
アメリカ自動車メーカーかつてのビッグ3の一角、クライスラーの創業者Walter Chrysler(ウォルター・クライスラー)氏のお墓です。敷地の一番は端にあり、ひっそりと佇んでいます。
■Sleepy Hollow Cemetery(スリーピー・ホロウ墓地)
公式サイト:http://www.sleepyhollowcemetery.org/
オススメ度:★★★☆☆
NYで2番目に古い教会
ニューヨークで2番目に古い教会「Old Dutch Reformed Church(オールド・ダッチ・リフォームド・チャーチ)」が、スリーピー・ホロウ墓地の入り口近辺にあります。
中に入れます。古い教会だというのに、デザインは古さを感じさせずとっても素敵。深い木の色と、くすんだライトブルーのベンチの色が素敵でした。
■Old Dutch Reformed Church(オールド・ダッチ・リフォームド・チャーチ)
公式サイト:https://reformedchurchtarrytowns.org/visiting-the-old-dutch-church/
オススメ度:★★★☆☆
ロックフェラー家の邸宅
先ほどお墓を見学した、ロックフェラー家が4世代住んでいたという邸宅が「Kykuit, the Rockefeller Estate(カイカット・ザ・ロックフェラー・エステート)」。ただ、21年10月時点ではコロナの影響で臨時休業していました。
とっても素敵な大豪邸!!!本来は邸宅の見学ツアーもあるので、再開したら行ってみたい!
■Kykuit, the Rockefeller Estate(カイカット・ザ・ロックフェラー・エステート)
公式サイト:https://hudsonvalley.org/historic-sites/kykuit-the-rockefeller-estate/
ファーマーズ・マーケット
土曜日にスリーピー・ホロウにある公園でやってるのが「Tarrytown and Sleepy Hollow Farmers Market(タリータウン&スリーピー・ホロウ・ファーマーズ・マーケット)」。略して「The TaSH」!
野菜やシーフード、肉などの食材店や、ランチにできるような軽食を出すレストランも出店しています!大量に買い込んでいる地元民が多く見られました。
■Tarrytown and Sleepy Hollow Farmers Market(タリータウン&スリーピー・ホロウ・ファーマーズ・マーケット)
開催日:毎週土曜日 8:30-13:30
公式サイト:http://tashfarmersmarket.org/
オススメ度:★★★☆☆
グルメ
ブリスケットが美味い「ピク・ニックBBQ」
こちらはスリーピー・ホロウというよりもタリータウン駅寄りのお店ですが、ランチに最適なのが「Pik Nik BBQ(ピク・ニックBBQ)」。人気店のようです。
「Prime Beef Brisket Box(プライムビーフ・ブリスケット・ボックス)」($25.99)。プライムビーフ・ブリスケットに、サイドメニューを2品選べるセット!ポテトサラダとコールスローにしました。
このブリスケットがとっても美味しかった!ほろほろ&トロトロ。焦げ目が特に絶品で、香辛料と肉の旨味が凝縮してます。脂身の量はFatty、Lean、In Betweenの3種類からFattyを選んだけど、ご覧の通りガッツリ脂身あるので、In Betweenでも良かったかも。
サイドに添えられたパイナップルとチリソースと合わせて食べると、酸味と辛味も加わってまた美味しいです。
ポテトサラダはマスタードとベーコンの塩味が聞いていて、とろ〜っとしていて美味しい。コールスローは淡白すぎた。
「Carolina Pulled Pork(カロライナ・プルド・ポーク)」($12.99)と「Warm Cornbread(コーンブレッド)」($3.99)。プルドポークは普通だったかな。マスタードのソースが少しうるさい。コーンブレッドは甘味がちょうど良くて美味しかったのですが、メニューにWarmと書いてあるのに冷えていたのが残念。
■Pik Nik BBQ(ピク・ニックBBQ)
公式サイト:https://www.piknikbbq.com/
オススメ度:★★★☆☆
ニューヨーク市街で有名なBBQ屋はこちら。人気店なので、開店と同時くらいに攻めることをオススメします↓↓
コロッケ&キューバサンド「クロケッテリア」
コロッケとキューバサンドのお店「Croqueteria(クロケッテリア)」。ここでコロッケを買い食いすると決めていたのですが、なんとこの日はケータリングサービス対応のため不在!!!残念すぎた。。。
メニューはこんな感じ。コロッケの味がめちゃくちゃ豊富。食べたかったーーー(涙)
■Croqueteria(クロケッテリア)
公式サイト:https://croqueteriallc.wixsite.com/croqueteria
マンハッタンからの日帰り旅行でオススメなのは州北部にある洞窟。真夏でも冷んやりしてて楽しいです。想像以上にすごい洞窟です。記事内のYouTube動画では中の雰囲気も楽しめるよ↓↓
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