シボレーの回し者ではありません。グルメピエロ(オス)です。
アメリカを代表する大絶景の一つが、「Monument Valley(モニュメント・バレー )」。イージー・ライダーや2001年宇宙の旅など、数々の名画のロケ地としても知られていて、男が憧れる地でもあるのです。何億年もの時間をかけて自然がつくりあげた景色はただただ圧巻。そんなモニュメントバレーへのアクセスや見どころ、是非とも一緒に泊まりたい絶景ホテルなどを紹介します。
目次
Monument Valley(モニュメント・バレー )
モニュメント・バレーとは
アクセス
モニュメント・バレーへのアクセスは、基本的に車しかありません。ニューメキシコ州のアルバカーキから約5時間、ユタ州ソルトレイク・シティとアリゾナ州フェニックス、ネバダ州ラスベガスからは6時間半と大都市からのアクセスも大ロードトリップとなります。
個人的にはアリゾナ州セドナとセットでの訪問がおすすめ!セドナからだと3時間半ほどの距離になります。
モニュメントバレー
モニュメント・バレーのこの特別な風景は、何億年という気が遠くなるような月日をかけて、地殻変動や風化を伴ってできました。
地理の授業みたいですが・・・グランドキャニオンなどは、侵食が進んだことでできた渓谷です。ここからさらに浸食がすすみ、台地が孤立した地形をメサ、さらに侵食が進んで細長く削れた地形はビュートと呼ばれています。モニュメントバレーでは、このメサやビュート呼ばれる圧巻の地形を見ることができます。中には300メートルほどの高さのビュートもあります。
モニュメントバレーの代表的な景色として知られる3つの山のようなものがビュートです。左の2つが手袋の形に見えることから、Mitten Buttts(ミトン・ビューツ)、一番右がMerrick Butte(メリック・ビュート)と呼ばれます。
ナバホ
モニュメント・バレーは、ナバホ・ネイションという地域にあります。アメリカで最大の人口かつ、最大の居留地を持つ先住民「ナバホ族」が暮らす地域です。アリゾナ州、ニューメキシコ州、ユタ州の3州にまたがる広大な大地で、マサチューセッツ州とバーモント州とニューハンプシャー州を合わせた面積よりも広いんだそう。ナバホ・ネイションには独自の議会やシステムが存在し、限定的な自治権を持っています。そうしたこともあり、モニュメント・バレーはアメリカの国立公園に指定されておらず、ナバホ族が治める「モニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク(Monument Valley Navajo Tribal Park)」というのが背式名称となっています。
ニューヨーク・タイムズによると、アメリカからのコロナ補助金などを申請するために登録する人が増えために人口が急増したようです。それほどアメリカ政府と先住民の人たちの暮らしの違いがあるみたいです。
ベストシーズン
モニュメントバレーは、1年を通してほとんど雨が降らない土地とされています。平らな大地なので、あまり高さを感じませんが、海から1500メートルくらいの高さになるので、かなり寒暖差があります。夏は日差しを遮るものがなく暑く、冬はとても寒いので注意が必要です。そのためベストシーズンは春と秋です。ただ、冬には稀に雪が降り赤土の大地を白く染めるのが美しいです。
平均最高気温 | 平均最低気温 | |
1月 | 5.5℃ | -3.8℃ |
2月 | 9.4℃ | -0.5℃ |
3月 | 15.5℃ | 2.7℃ |
4月 | 20℃ | 6.6℃ |
5月 | 25.5℃ | 11.1℃ |
6月 | 31.6℃ | 17.2℃ |
7月 | 34.4℃ | 20℃ |
8月 | 32.7℃ | 20℃ |
9月 | 28.3℃ | 15℃ |
10月 | 21.1℃ | 8.3℃ |
11月 | 12.2℃ | 1.6℃ |
12月 | 6.6℃ | -2.7℃ |
映画撮影の聖地
モニュメントバレーが世間の注目を集めるようになったのは、映画の舞台となったことが始まりです。ジョン・フォード監督が手掛けたハリウッドの西部劇映画「駅馬車」の撮影の舞台となったほか「捜索者」などでも使われ、監督が好んだ撮影スポットは「ジョン・フォード・ポイント」として人気の撮影ポイントとなっています。
ざっとですが、モニュメントバレーが舞台となった映画を紹介します。映画好きのグルメピエロ(オス)としては、モニュメントバレーが舞台、撮影地となった映画でも「イージー・ライダー」と「テルマ&ルイーズ」は観ることを特にオススメします。共に旅の映画でアメリカの雄大な大地を移動する映画のため、モニュメントバレーまでの運転のイメージをつけることができます。ほかにも、「フォレストガンプ」や「2001年宇宙の旅」、「バックトゥーザフューチャー3」などにもモニュメントバレーが使われています。
フォレストガンプの有名なシーン、トム・ハンクス演じる主人公が走るのをやめる場面の舞台となった場所があります。巨大な岩山を背に長く伸びた一本道がきれいに伸びています。いまではここはフォレストガンプポイントと呼ばれ観光スポットとなっています。
楽しみ方
南側から訪れると「カイェンタ(Kayenta)」という街が最後の街になるのですが、マクドナルドなどファストフードくらいしか食べるものがありませんので、その点は注意が必要です。
カイェンタから北へ走ると最初に出くわす巨大な岩が「Agathla Peak(アガスラ・ピーク)」です。異様な巨大さで、遠くからでもその大きさが分かります。
モニュメント・バレーの定番イメージである3つの巨大な岩をきれいに見るためには、ナバホが管理するエリアに入る必要があります。下記で説明する「ザ・ビュー・ホテル」があるエリアです。ホテル宿泊者も支払いが必要です。
ハイウエイ163から入る道に関所があり、入場料を支払います。
その先には、ホテルとお土産屋があります。そこには、絶景を見渡せる場所があり、景色を独り占めにすることができます。また、自家用車でさらに奥へと進み、岩山の麓まで行くこともできます。オフロードのため、グルメピエ子(0歳)がいた我々は今回の訪問は諦めました。
お土産屋の横から見る景色だけでもかなり価値があります。アメリカの雄大さと自然の凄沙を体全身で受け止めます。
このメインの3つの岩山を同じ目の高さから見ることができるのは、このエリアからだけです。もちろん、この入場料が支払いたくない場合は、ハイウエイ163を縦横無尽に走るだけでも十分楽しいです。
また、より深く色々な場所を訪れたい場合は、ツアーに参加する必要があります。個人でのハイキングなどはできないので、ナバホの人たちによるガイドで進む必要があります。子どもNGなど色々とルールがある上に、高い割にあまりそそられるツアーがなかったので断念しました。
絶景を独り占め「ザ・ビュー・ホテル」
モニュメントバレーを訪れたら是非泊まりたいホテルが「The View Hotel(ザ・ビュー・ホテル)」です。モニュメントバレーの中心に位置していて、部屋は全室モニュメントバレーの絶景に面しているという最高の立地です。
部屋は至って普通ですが、とにかく絶景。天候に恵まれれば、部屋のバルコニーから正面に朝日を見ることもできます!
↓詳しいレビューや予約方法はこちらをチェック!
まとめ
オススメ度
★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!
アメリカの原風景といっても過言ではない圧巻の景色です。主要な都市から異様な遠さであるために、なかなか行きにくいのがネックですが、行く価値は大いにあり。赤土の大地で景色が全部同じに見えるという勢力は無視して、グランドキャニオンとセット、セドナとセットというような形での訪問がオススメです。
↓モニュメント・バレーとは対照的な躍動する自然を見ることができます↓
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