「グランドキャニオン」のことをなめてました。グルメピエロです。
おそらく日本人の中で最も知名度の高いアメリカの国立公園が「グランドキャニオン」ではないでしょうか?グルメピエロも何度も写真を見て知っていたこともあって「別に行かなくてもいいか」と後回しにしてきたのですが、その判断をとっても後悔。アメリカで行くべき場所のトップに位置していると思います。年間約600万人が訪れる理由もわかる名所でした。
このブログではアリゾナ州フェニックスを出発し、アメリカ横断する際に最も有名な道路「ルート66」沿いの都市を巡りながらグランドキャニオンを目指す、片道4時間の旅を紹介します。旅の途中の寄り道スポットや絶景ビューをまるっとお届けします!
目次
グランドキャニオン国立公園
グランドキャニオンってどんなところ?
グランドキャニオンはアリゾナ州の北部に位置する巨大な渓谷の国立公園です。渓谷は断崖絶壁で、もっとも深い部分は1800メートルを超える深さ。コロラド川にそった渓谷の全長は約450キロメートル、東京都2つ分ほどの大きさです。
コロラド高原が7000年前に隆起、その後4000万年前からコロラド川による侵食が始まります。そこから長い月日をかけて侵食が続き、現在のような形になったのは200万年前と言われています。壮大すぎて気が遠くなりますが、もちろん現在も侵食が続いています。
グランドキャニオンはコロラド川を挟んで、大きく2つのエリアに分かれています。北側が「North Rim(ノースリム)」、南側が「South Rim(サウスリム)」です。観光ポイントが集中するのは、サウスリム。
ベストシーズン
ベストシーズンとされているのは3〜5月、9〜11月!夏は暑くなりすぎるというのと、冬は雪が降るので、あまりオススメされていません。今回グルメピエロが訪れたのは、11月中旬。寒さもそこまでひどくなくて、人出もそんなに多くなかったので、結構良い時期だったのではないかと思います。
入園料
それぞれ1週間の期限付きの入園料はこちら(2021年)。
・車 $30
・バイク $25
・自転車など $15
この冬最高の買い物がアメリカ国立公園の年パス。たった80ドル。ステーキを1回我慢するだけ。これでアメリカにある2000以上の公園に入れるとか凄すぎ。週末が足りない。#アメリカ生活 #国立公園 pic.twitter.com/5oVVm7sJz7
— グルメピエロ@NY🇺🇸 (@gourmetpierrot) November 24, 2021
いつもグルメピエロのブログを読んでくれている方、何度もこの話をしてしまってすいません。回し者ではないのですが、国立公園巡りにはやっぱりこのカードが便利です。年間パスが$80。お得です。
アクセス
グランドキャニオン国立公園は南側の「South Rim(サウス・リム)」に有名なスポットが集まっていて、アクセスも楽です。
こちらは、アリゾナ州フェニックスからルート66(アメリカを横断する際の最も有名な道路)の都市を回りながらグランドキャニオンを巡る周遊ルートです。総走行距離は約800キロメートルと1日がかりの大移動です。東京から島根県の出雲に行くのと同じくらいの距離感。広島よりは少し近いかな?くらいです。
距離感がめちゃくちゃ分かりにくいですが、人間が1日で楽しみながら運転するには結構限界な距離です。夜の運転時にはレッドブルなど飲んで気を保ってください。
グルメピエロはグランドキャニオンも楽しみつつ、サワロ国立公園などにも行きたかったのでフェニックスを拠点としましたが、セドナとグランドキャニオンをセットで巡る旅も人気です。「サボテンに衝撃を受けること間違いなし」なサワロ国立公園についてはこちらから↓↓
ネバダ州ラスベガスからのルートも有名です。ルート66の都市を巡ることもできるのですが、ラスベガス単体で楽しめるほか、デス・バレー国立公園へのアクセスがいいことからラスベガスとのセットはデス・バレーがオススメです。車で2時間半かからないくらいの距離。
グランドキャニオン旅マップ
グランドキャニオンで今回周った主な観光ポイントをこちらの地図でまとめています!サウス・リムにしか行っていません。
まずは1番人気のマーサーポイントを目指して、そこから東に抜けていくルートで行きました。マーサーポイントに到着したのが3時くらいで、東にあるデザートビューで夕日見て帰りました。
アリゾナ州フェニックスから片道4時間
ここでは、フェニックス発のルートをご紹介します。フェニックスを出発し、まずは車で2時間半ほどの距離にあるルート66上の有名な都市フラッグスタッフを目指します。
フェニックスから北へ向かう道路はあまり混まずスムーズに進みました。車線も広く法定速度も速めに設定されているのでストレス無く運転できます。
個人的にストレスを感じるアメリカの道路はニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミです・・・クラクションが鳴り止まないし・・・
ルート66の街①フラッグスタッフ
フラッグスタッフは、コロラド高原に属していて結構な高地。標高2000メートルくらいあります。ということで、ダッシュすると思ったより息切れするので注意。
そんなフラッグスタッフで訪れたレストランが「Josephine’s Modern American Bistro(ジョセフィーンズ・モダン・アメリカン・ビストロ)」。
「Champagne Salad(シャンパン・サラダ)」($13.5)。ナッツとみかんとチーズのアクセントがとっても良い、美味しいサラダでした!
「The Flagstaff Burger(ザ・フラッグスタッフ・バーガー)」($16)。シンプルに美味しいバーガーでした。
グリーンカレー風のスープ。これがめっちゃ当たり。少し辛さもありつつ、旨味がしっかりあって美味しい。具もたくさんごろっと入ってる。
お手頃価格。お昼には丁度いい感じです。
■Josephine’s Modern American Bistro(ジョセフィーンズ・モダン・アメリカン・ビストロ)
公式サイト:https://www.josephinesrestaurant.com/
オススメ度:★★★☆☆
ちなみに、フラッグスタッフは、映画「フォレスト・ガンプ」のシーンの1部を撮影した場所でもあるそうです。そんなところを探す寄り道も楽しそう。
ルート66の街②ウィリアムズ
フラッグスタッフからルート66を使って西へ向かいます。向かった先は「Williams(ウィリアムズ)」。
素朴なゲートがお出迎え。
街に入ると、デカいルート66看板が置いてあります。ここは写真スポット!!
山火事の危険性を伝えるキャラクター「Smokey Bear(スモーキー・ベア)」の置物もいます。
こちらがウィリアムスのビジターセンターです。結構小さいですが、ルート66のウィリアムズグッズが売っています。
中は資料館的な作り(タダ)。
昔の街並みを再現したジオラマも飾ってあります。
あれ、あのジオラマのままのところがある!実はこれ、お土産屋さんです。
ルート66グッズがたくさん!少し時代遅れかな?と思うようなグッズもたくさんあるんですが、逆にそれが良い感じ?
グランドキャニオンの見どころ
フェニックスから寄り道をしつつもついに到着!
各国立公園のところにあるこの入り口のモニュメントは一応押さえておきたい写真スポットですね。
国立公園の入り口っていつも渋滞する。ネットでもチケット買えるので準備すると良いでしょう。
ビジターセンターで情報収集
おそらく1番人気の眺望スポット「マーサー・ポイント」近くにあるビジターセンターにやってきました。ですが、こちらはコロナの影響で臨時休業中。その代わりに外にしっかりと情報があります。
ちなみに営業しているビジターセンターは、グランドキャニオン到着の手前にあるタサヤンという街にありました。お土産などを購入したい場合はこちらを利用すると良いかもしれません!
近くのマップがあります。ここが拠点なので、ここから通える距離のところがマップに記されています。シャトルバスが出ているので、それで行き来もすることができます。
11月訪問時の天気です。日中はジャケットがあれば丁度良い感じですが、日が暮れるとかなり寒いので舐めてはいけません。グルメピエロは半ズボンで訪れてしまい結構後悔(笑)
注意点はトレッキングについてです!グランドキャニオンを訪れたなら「下まで行ってみたい!」と思ってしまいがちですが、かなり難しいトレッキングなので注意です。北側のノース・リムに向かおうと思うと1日がかりですので、しっかりとした準備が必要です。
なんて素敵な企画なんだ!星空を見るのは楽しそう。これは行きたい!
1番人気の眺望「マーサーポイント」
1番人気と思われるグランドキャニオンの眺望スポットが「Mather Point(マーサーポイント)」です。たくさんの人が集まっていました。
写真じゃ全く伝わりません!!!!
これぞ、現地に行かないと分からない。ここに到着して目に入ってきた絶景に、唖然としました。壮大すぎて。あまりの大絶景に、歓喜の声をあげて熱心に祈り始めるおばさんもいるほど。でも正直その気持ちも分からなくないくらいの絶景でした。
ここは、マーサーポイントから見える「Yavapai Point(ヤヴァパイ・ポイント)」。どのくらい景色の見え方に違いがあるのかは不明(笑)
スリル満点「ヤキ・ポイント」
みるだけじゃなくて、ちょっとスリルを味わいたい人にオススメなのが、マーサーポイントから車で10分の距離にある「Yaki Point(ヤキ・ポイント)」。
すぐそこが断崖絶壁のちょっとした道を歩きながら、この岩の先までいけるのです。めちゃくちゃ怖かった。
夕日鑑賞にも「デザート・ビュー」
夕日鑑賞にもおすすめのポイントが東側にある「Desert View(デザート・ビュー)」、グランドキャニオンの東入り口からすぐの場所にあります。
デザート・ビュー・ウォッチタワーというのがあるのですが、これは到着した頃にはやっていませんでした。奥に進むと、眺望ポイントが。
このエリアは、西側から太陽が綺麗に差し込みます。夕日を長く見ることができるため夕日を見に多くの人が来ていました。この柵越しのところは早いもの順なので、夕日の写真がしっかり撮りたい人は日の入り時間の1時間くらい前に着くことをオススメします。
美しい夕日と雰囲気を映像でも↓
グランドキャニオンで見る夕日がただただ最高に美しい。アメリカの良いところってやっぱこの壮大な自然だと思う。#アメリカ生活 #夕日 #グランドキャニオン pic.twitter.com/0V3bYcLrBD
— グルメピエロ@NY🇺🇸 (@gourmetpierrot) December 25, 2021
夕日と絶景はとても神秘的。
グランドキャニオンが真っ赤に染まります。
刻々と姿を変えていきます。美しい。
夕日が沈みきるまでいました。寒かったけど、ずっと見ていられた!!!
まとめ
グランドキャニオン国立公園
(グランドキャニオン国立公園)
営業時間:24時間営業(ノースリムは冬季休業)
入園料:車1台あたり$35
オススメ度
★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!
期待を超えてくる大絶景!!壮大な自然を全身で感じることができます。一生に一度は見ておきたいかもしれない。ただひたすら壮大な景色が広がっているので、たくさんのポイントを周る必要性をあまり感じなかった。ハイキングをしなければ、周るのに時間はかからないかも。
グルメピエロが感じた注意点。冬はかなり寒く、こんなエリアですが雪は結構降ります。グルメピエロは1度真冬の訪問をこれで諦めています。そして冬の南側は日の陰りがかなり早いので、夕日時間は結構短いです。ノースリムは冬季休業しています。
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