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オーランド

アポロにスペースシャトル!宇宙が1番近いNASAのテーマパーク「ケネディ・スペース・センター」

宇宙キター!!グルメピエロです。

ディズニー・ワールドやユニバーサル・スタジオなど、テーマパークがひしめくフロリダ州オーランドを訪れた際にぜひ行っておきたいのがNASAの「Kennedy Space Center Visitor Complex(ケネディ・スペース・センター・ビジター・コンプレックス)」。人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ11号スペースシャトルなど、数々のロケットが飛び立った地を見学できるテーマパークです。実際の機体や施設を間近に見られるほか、予定があえばロケットの打ち上げ自体も見ることも出来ちゃいます。

Kennedy Space Center Visitor Complex(ケネディ・スペース・センター・ビジター・コンプレックス)

ケネディ・スペース・センターとは

「Kennedy Space Center Visitor Complex(ケネディ・スペース・センター・ビジター・コンプレックス)」(以下、KSCVC)は、NASA(アメリカ航空宇宙局)のロケット組立工場や発射台、開発基地などがある「ケネディ・スペース・センター」の広大な敷地内の、宇宙をモチーフとしたテーマパークです。

人を宇宙へ・月へと送ったアポロ計画やスペースシャトル計画など、さまざまな宇宙開拓の歴史に触れることができます。テキサス州ヒューストンにあるジョンソン・スペース・センターと並ぶアメリカの宇宙開発の要所ということもあり、現在でも頻繁に打ち上げが行われていて、パーク内の施設から観ることもできます。

アクセス

KSCVCは、厳密にいうとオーランドではなく、オーランドの東側のケープカナベラルという海側の地域にあります。オーランド空港からは車で大体50分ほどの距離。ほぼほぼ一本道で、スピードが出てしまうのですが、グルメピエロが訪れた時は警察が多く何台か捕まっているのを見ました。気をつけてください。

目の前には、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏の宇宙開発企業ブルーオリジンがあります。さらに、以下で紹介するテーマパークのバスツアーでは、イーロン・マスク氏のスペースXの発射台も遠くに小さく見えます。

このテーマパークを訪れると、NASAの施設だけでなく、今時代を変えようと動いている企業たちの姿も見ることが出来ます。

ブルーオリジンは普通に道路で目の前まで行けるので、記念撮影も出来ちゃいます。この旅行でかなりテンション上がった瞬間です。建物は車の工場だったり、アマゾンの倉庫でしか見たことのないサイズ。この大きさから、何が行われてるのか想像するだけでワクワクしてしまいます。

チケット価格

入場料は大人$57、子ども$47です(22年春時点)。チケット買う時は「結構高いな・・・」と思ったけど、中に入って納得。その価値は大いにあります。こちらから、日付指定チケットを事前に買っておくとスムーズです。

また、別途追加料金が必要になる体験も事前申し込みがベター。宇宙飛行士トレーニング体験や、宇宙飛行士と話せる体験などで追加料金がかかります。

ロケット打ち上げ見学

ケネディ・スペース・センターでは、定期的にロケットの打ち上げも行われていて、その様子を見学することが出来ます。見学場所は発射台から8.7キロの距離にある「Banana Creek Launch Viewing Area(バナナ・クリーク・ローンチ・ビューイング・エリア)」と11.4キロの距離にある「Atlantis North Lawn(アトランティス・ノース・ローン)」の2カ所。より近くで観れるバナナ・クリークは入場料の他にチケット料金が別途$20かかります。購入はこちらから。

肝心のロケットの打ち上げ予定はこちらから確認できます。結構定期的に打ち上げているので、予定があえば間近で見ることができるかも!?

主要アトラクション

ヒーローズ&レジェンズ

正面入り口を入って左手すぐにある大きな建物が「Heroes & Legends(ヒーローズ&レジェンズ)」。アメリカの宇宙飛行士たちを讃えるいわば殿堂博物館です。宇宙飛行士たちのゆかりの品などが展示ているほか、宇宙カプセルなどがあります。

ロケット・ガーデン

ヒーロー&レジェンズの隣にあり、入り口を入ったところからでもかなり目を引きます。ロケットがニョキニョキと生えているエリアが「Rocket Garden(ロケット・ガーデン)」です。

レプリカだと思うでしょ?左から2番目の「MERCURY-ATLAS(マーキュリー・アトラス)」以外は全て本物!!

出典:ケネディ・スペース・センターの公式ブログ

展示されている主なロケット

  • 「Juno I (ジュノーI)」:1958年にアメリカ初の人工衛星「エクスプローラー1号」を打ち上げた際に使われたロケットです。
  • 「Mercury-Redstone(マーキュリー・レッドストーン)」:アメリカ初の有人宇宙飛行を行うために開発されたロケット。人が乗る前はチンパンジーのハムくんを乗せて飛んでいます。
  • 「Saturn IB(サターンIB)」:アメリカのアポロ計画で使用されたロケット。この中で1番大きくて、寝かされています。

ザ・アポロ/サターンVセンター(バスツアー)

NASAに来たらマストなのが、バスツアーで行く「The Apollo/Saturn V Center(ザ・アポロ/サターンVセンター)」。バスで片道10分くらいの距離にある別館にはアポロ号にまつわる展示やシアターなどがあります。所要時間は1時間半程度で、入場料に含まれています。

バス乗り場からバスに乗り込みます。結構並ぶけど、どんどんバスがやってきます。行きも帰りもバスの発車ペースは変わらないと思うのですが、帰りの方がかなり待った気がしました。

バスの中では説明ビデオが流れます。「このバスツアーのミッションは安全を守り、帰ってくること」みたいなこと言ってて「遠足は帰るまでが遠足」をかっこよく言った感じでアメリカのこういうところいいなと思いました(笑)

このドデカい建物は「Vehicle Assembly Building(スペースシャトル組み立て棟)」です。スペースシャトルのための建物だったということもあり、とにかくサイズに驚きます。側面にあるアメリカ国旗はアメリカ最大で、この建物のは約139メートルと世界最大。扉が開くまでに45分もかかるそうです。

確かにこの扉が、耳をすませばの雫みたいに「やな奴!」の勢いで閉めたら大変なことになりそう、時間がかかる理由もわかる(笑)

バスツアーで到着した先がアポロ計画の歴史に触れることができる建物です。

中に入ると、アポロ計画で使われた史上最大のロケット「Saturn V(サターンV)」に圧倒されます。こちらももちろん本物です。長さ111メートルという超巨大なロケットの下をあるくのですが、上を見すぎて首が疲れるし、人も多くでぶつかるし大変です。でも見上げてしまいます。

サターンVは1967年から72年まで使われたロケットで、13機あったもののアメリカに残っている実機は3台しかないという貴重なものです。

当時の世界の新聞記事も展示されています。日本の毎日新聞も!

この建物内には、アポロ11号の月面着陸を再現した短いショーもあるほか、宇宙にまつわるさまざまな展示がされています。

月面着陸をおこなったアポロ14号の指令船です。

【無駄な豆知識のコーナー】
明治の「アポロ」チョコの形は、もちろんこの宇宙船アポロをモチーフにしたそう。ただ、名前の登録はお菓子のアポロの方が月面着陸よりも先だったらしい。名前の由来は太陽神アポロン。
そしてアポロの形をベースに進化系として考案されたのが「きのこの山」なんだって。驚きが止まらないね。

宇宙服の変遷がわかる展示や、月の石を見ることもできます。同じ建物の中の少し離れたところには触れる月の石があります↓

漫画「20世紀少年」でしか知らなかった月の石。大阪万博で見るために長蛇の列を作ったあれですね、「人類の進歩と調和」。触っても世界は変わらなかったな・・・(笑)触られすぎて滑らかだったからか、川辺にある石とすり替えられてても何もわかんない感じです。

建物に入って右側のドアからでた広場的場所は、ロケット打ち上げの見学スペース「バナナ・クリーク・ローンチ・ビューイング・エリア」です。めちゃくちゃ望遠で拡大して撮ったのがスペースXの打ち上げ台(らしい)。詳しく知りたい方は現場でスタッフの人に聞き直してみてください。

スペース・シャトル・アトランティス(打ち上げ体験)

そびえ立つスペースシャトルが目印の「Space Shuttle Atlantis(スペース・シャトル・アトランティス)」。ここもマストで訪れるべき!

中に入ると、長蛇の列が出来ています。展示施設だと思っていたので、なぜこんなに列が出来ているのかわからなかったのですが、展示施設に入る前にプレゼンテーションがあるのです。そのために並ぶ必要あり!

そして、このプレゼンテーションが、この日一番の感動でした!!ネタバレになるので詳細は控えますが、アメリカのこうした演出の巧さを実感します。

展示施設に入ると、出迎えてくれるのが本物のスペース・シャトル・アトランティス!

1985年から2011年まで飛行していたスペースシャトルです。

スペースシャトルの数々の成功だけでなく、失敗の歴史も知ることが出来ます。10回目の飛行で空中爆発してしまったチャレンジャー号の破片やクルーの遺品なども展示されています。

そしてここの目玉となるのが「Shuttle Launch Experience(打ち上げ体験)」。これがまた結構並びます。残念ながら時間がなくて体験できなかったのですが、是非とも体験すべきアトラクションだと思います。

ジャーニー・トゥ・マーズ

今NASAが力を入れている火星探査について展示されている「Journey To Mars(ジャーニー・トゥ・マーズ)」。1番大きなお土産店の目の前にあるので、買い物ついでにサクッと行くのがいいかもしれません。公式でも所要時間は30分と短く設定されています。

宇宙飛行士トレーニング体験

「Astronaut Training Experience(宇宙飛行士トレーニング体験)」入園料とは別に$175(税別)がかかる特別アトラクションです。これ自体の所要時間が4~5時間とこれだけでパーク体験が終わるので、これに参加する場合は2日くらいパークに来る必要がありそうですね。

このトレーニングは火星を目指すというものです。重力が少ない状態で機器を操るシミュレーターや、火星の上を進む装置を操作したり、VR機器を使って火星の上を歩いたりするそうです。微重力の体験や、装置の操縦などはそれぞれ$30で体験することもできるようです。

ゲートウェイ(22年オープン予定)

2022年にオープン予定の新施設が「Gateway(ゲートウェイ)」。NASAやパートナー企業の先端技術について展示するとのこと。ボーイングやスペースXの展示があるそうです!

グルメ&お土産

グルメ

KSCVCで1番大きなレストランが「Orbit Cafe(オービット・カフェ)」。午後の遅い時間に行ったのですが、かなり混んでいて注文するのに20分以上は並びました。中は広いので、席はすぐに見つかります。

テーマパーク飯にしてはうまい!!「Chicken Tenders($8.99)」「Mushroom Swiss Beef Burger(マッシュルーム・スイス・ビーフ・バーガー)」($8.99)。どちらも想像より良かったです。

お土産

世界最大と謳う宇宙お土産店がパークの中心にあります。NASAグッズだけでなく、スペースXやブルーオリジンなど宇宙関連企業のグッズも売られています。

子どもの宇宙服など可愛いグッズから、大人向けのガチグッズまで様々なものが売られていて、ここだけでかなり楽しい時間が過ごせます。正直、ディズニーワールドよりも全然お土産が充実していた。

まとめ

パーク詳細

Kennedy Space Center Visitor Complex
(ケネディ・スペース・センター・ビジター・コンプレックス)


営業時間:9:00-17:00

電話番号:+18554334210

公式サイト:https://www.kennedyspacecenter.com/

チケット予約:https://www.kennedyspacecenter.com/info/tickets

住所:Space Commerce Way, Merritt Island, FL 32953

オススメ度

★★★★☆

★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!

想像していたよりもずっと充実していて、楽しいです。グルメピエロはオーランド到着日にKSCVC行く予定を組んだため、到着したのは昼過ぎ。バスツアーとスペースシャトルアトランティスなどメイン所を見るにはちょうど良いと言えばちょうど良かったですが、打ち上げ体験などもフルで楽しむためには午前中から行く必要がありそう。

ケネディ・スペース・センターの体験を映像でも!

もちろんオーランドへ行ったなら「A long time ago in a galaxy far, far away」な宇宙の旅にはでますよね?ディズニーハリウッドスタジオについてはこちらから↓

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