NY生活

飛行機の預け入れ手荷物が出てこなかった話。ディレイド&ロストバゲージの対処法【旅行トラブル体験記】

旅行にハプニングは付き物。グルメピエロ(メス)です。

小学生の時、家族旅行でヒースロー空港での乗り継ぎ便でスーツケースがロスト・バゲージとなってしまって以来、飛行機の手荷物トラブルには幸い見舞われてきませんでしたが、遂に起きてしまったのです。フロリダ州オーランドからニューヨークまでのデルタ航空便で到着後、手荷物が全く出てこない!オーランドに置き去りにされ、ディレイド・バゲージ(手荷物の遅延)となりました。手荷物を取り戻した方法、怒りを少しでも和らげる航空会社への買い物代請求、そして非常にスローなアメリカの航空会社の対応を少しでも早くさせるコツなどを伝授します(笑)

このコツを活用する日が来ることなく、皆様の手荷物が無くなりませんように。。。

ディレイ・バゲージとは

預け入れ手荷物が出てこない!!

ディレイド・バゲージとなった経緯をまずは説明します。

JFK空港に到着し、手荷物まだかな〜と待つこと30分くらい。近くにいたおじさんが「どうやら荷物が出てこないらしい」と騒ぎ出した。デルタ航空のアプリから「Track my Bag」をチェックしてみると、なんと手荷物がまだオーランドにいるではないか!!!!!

アプリで詳細を確認すると、翌朝の便でニューヨークに着くことになっている・・・。なんで・・・(泣)ロスト・バゲージになったわけではなかったのが、不幸中の幸いでした。

飛行機は夜の便で、デルタ航空の職員はもうカウンターにも誰もいない。どうすることも出来ず、この日は帰るしかありませんでした。

なくなって困る物を預けるな

手元になくなって1番困ったのが、パソコンのアダプター。次の日から仕事で、パソコンの充電は20%くらい。Macなどすぐ手に入りそうなアダプターではなかったので非常に焦りました。幸い会社に行ったら予備があって借りられたので助かりましたが、本当になくなって困るものは預けてはいけないと強く感じました。

あと地味に困ったのが普段使う化粧品。眉毛描けなくて出かけなければいけないのは、かなりのストレス(笑)

スーツケースを取り戻す方法

ディレイド・バゲージが判明してから、スーツケースを取り戻すまでにほぼ2日かかりました。その全容を公開します。

対応激遅!バゲージ・センターに連絡

デルタ航空の場合、まずはバゲージセンターに連絡して「File Reference Number」というものをもらわなければいけません。

本来はこちらのページからディレイ・バゲージ申請が出来るはずなのですが、スマホやパソコンから必要な項目を選べないというサイトの不備があり、オンライン申請が使えず電話するしかないことに。

すぐに電話連絡を試みるも、全く電話がつながりません。この日はもう夜遅かったので諦めて寝ます。翌朝から電話との戦い。1時間半くらい繋ぎっぱなしに。

アプリで手荷物の状況をチェックすると、予定通り朝の便で運ばれているようだ。でもまだ電話は繋がらない。そして、午前10時前に手荷物は到着していた。ここでようやく電話がつながって「File Reference Number」を手に入れます。

そしてとりつぐ電話窓口の人は謝るんだけど、バゲージ・センターの人は絶対に謝らないのなんなんだろう。本当にイラつきます。

届け先の住所やスーツケースの特徴などを聞かれ、ディレイド・バゲージ・レポートが作成されます。あとは「配達業者から何時ごろに到着するか連絡が来るから!」と言われて終了です。

しかし、全く配達される気配がありません。午前10時前には到着しているのに、午後4時まで配達業者への受け渡しが進みませんでした。自分で空港まで取りに行った方が早いと思います。

あらゆる手段で連絡を試みろ

電話は激しくつながりにくいので、あらゆる手段で連絡を取ることをオススメします。まずは正面から電話でバゲージセンターに、ホームページのチャット機能、SMS、ツイッターなどのSNS等々。

特にアメリカでは航空会社に限らず、公にさらされているツイッターでは対応が早いケースがあります。ちなみに以前アイスクリーム屋さんのVenchiで二重請求にあったとき、電話は全くつながらなかったけどインスタグラム経由でクレームいれたらすぐに返金対応してくれました。

2日ぶりにスーツケースと感動の再会

そして、ディレイド・バゲージとなってからほぼ24時間後の午後9時ごろ、配達業者からようやくSMS経由で連絡がきます。夜中到着だと?起きてろってこと??0時過ぎまで起きていたけど、いつくるか全く読めなかったので寝てしまった。ドアマンに預けてくれると信じて・・・。

しかし、翌朝起きてもスーツケースは到着していませんでした。今度はこの配達業者に電話連絡。電話口で「配達担当者がドアマンに預けなかったようだ、やれやれ」的な感じで、再配達手続きをしてもらう。

実に45時間後、ようやくスーツケースが手元に戻ってきました。感動の再会。

航空会社が負担!買い物に出かけよう

ディレイド・バゲージで3つ+αの補償

ディレイ・バゲージとなった場合、デルタ航空では以下の補償を受けることができます。他の航空会社も似たような措置があるのではないでしょうか。

  1. ボーナスマイル加算(Bags On Time
  2. 預け入れ手荷物代の返金(Delayed Bag Fee Rebate
  3. 必需品の購入費用請求(Out of Pocket Expense Claim
  4. クレジットカードの保険(支払ったカードで要チェック)

それぞれ隈なく申請しましょう。申請期限があるので注意です。

ボーナスマイルは2500マイル加算されました。でもよく読むと、飛行機のドアが開いてから手荷物が出てくるまで20分以上かかっただけで2500マイル加算してくれるらしい。これまでもあったろうに。。。手荷物代の返金は支払った場合に対象となります。

デルタ航空以外だと、クレジットカードの保険でカバーされるケースがあります。「遅延1日ごとに●ドル補償」という形でカバーされることがあるので、要チェックです。

必需品なら請求可能

特に、フル活用すべきなのは必需品の購入とその費用請求です。煩雑な手続きを終えたら、買い物に出かけて怒りを沈めましょう。

グルメピエロはCVSやユニクロ、アップル、セフォラ、ポロラルフローレンまで買い物しました(笑)必需品だと認められるようなものならOKという文言を信じて。

買ったものはこちら。

  • 歯ブラシ
  • 歯磨き粉
  • アイブロウ
  • シャンプー
  • 下着類
  • iPhone充電ケーブル

総額$260くらいです。怒りに任せてここぞとばかりに買ってやりました。シャンプーはOLAPLEX、ディオールのアイブロウペンシル、グルメピエロ(オス)はポロラルフローレンでパンツ、日本製の歯ブラシなどなど、普通に代替品となるものではなく、良いグレードの物を買いました(笑)

マストなのは、レシートを保存すること!!!

レシートを提出して請求

さて、買い物を終えたら肝心の請求をしましょう。

デルタ航空の場合、「Baggage Online Claim Form」から「Out of Pocket Expense Claim」を選択して申請します。

こんな感じで買ったものとその値段を入力していきます。

レシートはスマホで写真を撮ったり、スクリーンショットなどをアップロードしたら、提出完了!30日以内にレビューされるとのこと。

航空会社との戦いを少しでも早く終わらせる方法

1ヶ月以上対応なく怒り爆発

さて、30日が経過するも、アウト・オブ・ポケット・エクスペンスは全くレビューされる気配はありません。SMSで聞いたところ、バゲージ・センターの担当者は謝りもせず「あと14日はかかる」との返事。もうすでに指定された30日以上経過していますが?と言ったら、「クレーム処理がたまっているから」と。

この対応に怒り爆発。「DOTにクレーム入れる」と言って、やり取りを終えました。

最終兵器!米運輸局にチクろう

DOTとは、「U.S. Department of Transportation(米運輸局)」のこと。ディレイド・バゲージのことを調べているとき、「DOTにクレームを入れると脅すか実際に入れることで対応が早くなる」との情報をみて気になっていましたが、ついにここで発動させました。

航空会社関連のクレーム申請はこちらから。クレーム申請した結果・・・

一瞬で支払われた。なんだったんだこの30日間。ちなみに、この4ヶ月後にもデルタからお詫びの印として$50のバウチャーをもらいました。

教訓

この旅行トラブルから得た教訓は、3つ。

  1. 本当になくなって困るものは、預けない
  2. 補償は全て受けるべし
  3. 強く主張し続けることが対アメリカ企業では必要

ディレイド・バゲージでもこんなに大変なのに、ロスト・バゲージになったらと思うと恐ろしい。今後のために、エアタグでロスト・バゲージ対策しておこうと決意しました。また、日本では不必要なくらいに、しつこく主張し続けないといけないのが疲れます。皆様、どうか心を強くお持ちください。

トラブル発生前の旅行自体は最高に楽しかった!WDWアニマルキングダムの攻略法を書いています。こちらもよろしくお願いします↓↓

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