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フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)に行く上でかなり重要であり悩ましいのが、ホテル選び。広大な敷地内には公式・提携ホテルが30以上あり、「Early Entry(アーリー・エントリー)」の対象ホテルかどうか、パーク内での交通手段をどうするかなど、考慮すべきポイントがたくさんあるからです。アーリー・エントリーは一般の入場開始時間よりも30分早くパークに入れるという権利ですが、これはパーク内をスムーズに回る上でカギとなってきます。今回はディズニーワールドの公式・提携ホテルの一部を紹介しながら、選び方のヒントをお伝えできればと思います!
目次
アーリー・エントリー
ホテルを選ぶ際に理解しておきたいのが「アーリー・エントリー」という制度。「どんな制度なのか?」「どうやったら対象になるのか?」を紹介します。
アーリー・エントリーとは?
アーリー・エントリーとは、通常のパーク開園時間よりも30分早く入ることができる権利です。対象となるのは、WDWの公式・提携ホテルの宿泊者。宿泊ホテルの予約番号をパークチケットに紐づけることで、アーリー・エントリー対象になります。
「30分早く入れるだけ?」と思うかもしれませんが、これがパーク内の人気アトラクションを効率的にまわる上で大きな差を生みます。実際に行った感想からすると「アーリー・エントリーは絶対必要」だと思いました。つまりは、対象となるホテルに宿泊する必要があるのです。
↓パークチケット購入方法はこちらで紹介しています。
↓アーリー・エントリーをどう活用したかはこちらの記事に書いています。
公式・提携ホテルの宿泊者が対象
アーリーエントリの対象となるのは、公式・提携ホテルの宿泊者!対象ホテルは、22年11月時点で46あります。つまりこの中のどれかに宿泊するべきなのです。最新のリストはこちらから確認できます。
アクセス
ホテルを選ぶ際に確認しておきたいのが、広大なディズニーワールドの敷地内でのパークやホテルへのアクセス。ここではオーランド国際空港からディズニーワールドまで、ディズニーワールド内の交通手段について紹介します。
オーランド国際空港からディズニーワールドまで
オーランド国際空港からディズニーワールドへの交通手段は主に以下の3つ!それぞれ解説していきます。
- シャトルバス
- タクシーやライドシェア(ウーバー・リフト)
- レンタカー
シャトルバス
オーランドの空港からディズニーのホテルまでの公式シャトルは廃止となってしまいました。そのため、いまは民間のバス会社がシャトルバス、直通バスのサービスを提供しています。
オーランド空港からディズニーワールド内のホテルへのシャトルバスを運営しています。乗客のホテルを巡るスタンダードと、自分の泊まるホテルまで直通で連れて行ってくれるエクスプレスがあります。
スタンダード(2022年時点) | 大人 | 子ども(3~9歳) |
片道 | $16 | $13.5 |
往復 | $32 | $27 |
エクスプレスは往復で4人まで$250、1人増えるごとに$55かかります。ここは24時間営業をウリにしています。予約はこちらから。
他にもSunshine Flyer(サンシャイン・フライヤー)というバス会社があります。朝4時から夜の23時まで営業していて、マーズ・コネクトのスタンダードのようにホテルをめぐるサービスを行なっています。予約はこちらから。
タクシーやライドシェア(ウーバー・リフト)
ウーバーなら、シャトルバスのように相乗りをする必要がないものの、価格が大きく変動するのがネックです。片道だけでシャトルバスの往復の値段に匹敵する時もあるので、要注意。
レンタカー
アメリカで有効な免許証、日本から来る場合は国際免許を持っていることが大前提ですが、圧倒的にオススメです。オーランドにはテーマパークだけで考えてもユニバーサルスタジオやNASAのケネディ・スペース・センター、他にも野生のマナティと一緒に泳ぐようなアクティビティなど楽しい遊びがたくさんあります。そうしたものを楽しむためにもレンタカーが圧倒的に便利。
車道は広いし、同じフロリダでもマイアミのように何度もクラクションを鳴らされるようなことはそうそうありません。パークとホテルの移動も自分で出来るので、アーリーエントリーの中でも先頭集団でパークに入りたい場合には、かなり有利になります。
ディズニーワールド内の交通手段
ディズニーワールド内の交通手段は主に5つ。もしレンタカーを借りる予定がないのであれば、ホテルを選ぶ際にどのような交通手段があるのかは考慮すべきポイントとなります。
- 車
- ゴンドラ
- モノレール
- 水上バス
- シャトルバス
車
パーク内の移動で圧倒的に自由度が高まるのが車での移動。ウーバーやリフトなどもありますが、基本的には自家用車・レンタカーでの移動がおすすめです。その上でポイントとなるのがテーマパークの駐車場。
ディズニーワールドにある4つのテーマパークにはそれぞれ駐車場がついています。どこかの駐車場で代金を払えば、その日は他のパークに移動しても駐車場代を支払う必要はありません。また、ディズニーの公式ホテルに宿泊している人は、パークの駐車場代(スタンダード)が無料になります。※ホテルでは駐車場代がそれぞれかかります。
- スタンダード($25/1日)
- プリファード($45〜50/1日)
※1日2パーク以上で駐車しても、料金は同じ。入り口でレシートを見せる必要あり。公式ホテル宿泊者はスタンダードが無料。
プリファードはパークの入り口により近い場所に停めることができるというもの。朝イチでパークを目指す場合は、スタンダードで問題ないと思います。公式ホテルに泊まっている人がプリファードに停めたい場合は、スタンダードとの差額を支払えばOK。
また、リフトのアプリを通じてミニー・バンというミニーちゃんの柄で彩られた車による送迎サービスも予約できます。こちらは有料です。
ゴンドラ(スカイ・ライナー)
特定のホテルと特定のパークを繋ぐサービスで、2019年に登場した比較的新しいサービスです。無料で乗ることができるのが最大のポイントです。
カリビアン・ビーチ・リゾートのホテルを中心に3つの線が走っています。運行時間はパークが開園の60〜90分前から、閉園の60〜90分後までです。
- ハリウッド・スタジオ←リビエラ→カリビアン・ビーチ
- エプコット←→カリビアン・ビーチ
- アート・オブ・アニメーション/ポップ・センチュリー←→カリビアン・ビーチ
モノレール
モノレールも、もちろん無料です。パークがオープンする30分ほど前から運行が始まり、パーク閉園後1時間は運行しています。3つの線があります。
- トランスポーテーション・アンド・チケットセンターとエプコットの往復線
- トランスポーテーション・アンド・チケットセンターとマジックキングダムの急行線
- トランスポーテーション・アンド・チケットセンターとマジックキングダムの各駅停車線
各駅停車の停車駅
- Contemporary Resort(コンテンポラリー・リゾート)
- Grand Floridian Resort & Spa(グランド・フロリディアン・リゾート&スパ)
- Polynesian Village Resort(ポリネシアン・ビレッジ・リゾート)
- Transportation and Ticket Center(トランスポーテーション・アンド・チケットセンター)
- Magic Kingdom(マジックキングダム)
水上タクシー
路線によってサイズが違いますが、水上ルートでホテルからパークやショッピングモールのディズニー・スプリングスを目指すことができるサービスも無料で提供されています。これがかなり充実しています!
こちらは「Disney’s Saratoga Springs Resort & Spa(ディズニーズ・サラトガ・スプリングス・リゾート&スパ)」内にある水上バスの停留所。
マジックキングダム行きは下記のホテルから水上タクシーが出ています。
- グランド・フロリディアン・リゾート&スパ/ヴィラ
- ポリネシアン・ビレッジ・リゾート/ヴィラ&バンガロー
- フォートウィルダネス・リゾート&キャンプグラウンド
- ウィルダネス・ロッジ/ボルダー・リッジ&コッパー・クリーク・ヴィラ
- トランスポーテーション・アンド・チケットセンター
エプコットとハリウッドスタジオに向かう水上タクシーが出ているのは下記のホテルから。
- ボードウォーク・ヴィラ
- ビーチクラブ・リゾート
- ヨットクラブ・リゾート
- スワン・リゾート・ホテル
- ドルフィン・リゾート・ホテル
ショッピングモールのディズニー・スプリングスに行く水上タクシーが出ているのは下記のホテルから。
- オールド・キーウェスト・リゾート
- サラトガ・スプリングス・リゾート・アンド・スパ
- ポート・オリーンズ・リゾート(リバーサイド)
- ポート・オリーンズ・リゾート(フレンチクオーター)
バス
ホテルとテーマパーク、ホテルとディズニースプリングスを繋ぐバスも無料で運行しています。ただ、パーク間の移動に使うにはかなり時間がかかります。例えば、アニマルキングダムからハリウッド・スタジオまでは45分と、かなりの時間を要します。またバスの待ち時間もあるので、計画的な運用をお勧めします。代替手段があるのであれば、基本的にそちらをお勧めします。バスは最終手段。
バスは無数にルートがあるので、公式アプリからの検索が早いです。上の写真のような感じで検索できます。
ディズニー公式ホテル
ディズニーワールドの敷地内や周辺には、公式ホテルと提携ホテル、そして一般のホテルが存在します。
公式ホテルは4つのパークと距離も近く、モノレールやゴンドラなどパーク内の交通手段も使いやすい立地なのが特徴。もちろん公式なので、ホテルの世界観もディズニー!そんな公式ホテルは、全部で20以上あります。
公式ホテルマップ
赤い印が、4つのパーク。詳しくは後述しますが、ホテルは3つのランクに分かれていて、そのランク別に色を変えています。
ご覧のように公式ホテルは、各パークとの距離が近いエリアに点在しています。ディズニーワールド内はかなり広大です。例えば、人気ホテル「アニマル・キングダム・ロッジ」からマジックキングダム・パークまでは車で20分かかります。ホテルを選ぶ際には「目的のパークに近い、または交通手段が整っているホテルかどうか」も考慮すると良いでしょう。
メリット&デメリット
基本的に、予算があるなら公式ホテルに泊まるのがベスト!ただ、人気のホテルはかなり前もって予約しないと取れません。
またアメリカ・カナダ在住者の場合、公式ホテルに宿泊するとマジックバンドが事前購入でき、大体定価の10〜15ドル引きに。事前に自宅に届きます。
3つのランクに分類
ディズニー公式ホテルは、3つのランクに分かれています。松竹梅で言うところの松が「Deluxe(デラックス)」、竹が「Moderate(モデレート)」、梅が「Value(バリュー)」です。
ランク | 主なホテル |
デラックス | アニマル・キングダム・ロッジ、コンテンポラリー・リゾート、ヨット・クラブ |
モデレート | カリビアン・ビーチ・リゾート、コロナド・スプリングス |
バリュー | アート・オブ・アニメーション・リゾート、ポップ・センチュリー・リゾート |
ディズニーワールド的にはオフピークと言われる2月の週末で、3ランク別に価格を検索してみました(22年11月下旬時点)。価格も概ねランク通り。バリューはやはり人気なのか、すでに埋まっているところも多い。
ちなみに、ランク別にも特典があったりしますのでホームページなどの情報は要チェック。例えばデラックスホテルの宿泊者は特定の日を対象に、パークのアーリー・エントリーに加えて、閉園後の延長滞在が可能に!なんと、閉園後の深夜1時までいられる日もあるのです。これは大きい!詳しくはこちらから。
有名ログハウスがモチーフ「ウィルダネス・ロッジ」
公式ホテルの中で実際に宿泊したのが、デラックスに分類される「Wilderness Lodge(ウィルダネス・ロッジ)」。イエローストーンなどの国立公園にある有名ログハウスをモチーフにしていて、公式ホテルとあって世界観ばっちりな圧巻の作りです。
部屋も施設もレストランも充実!マジックキングダム・パークのエリアにあり、ホテルの敷地内からパークまでフェリーも出ています。そして、マジックキングダムの花火もホテルから見れます!
↓ウィルダネス・ロッジの詳細な宿泊レポートはこちらから!
動物が見れる人気ホテル「アニマル・キングダム・ロッジ」
公式ホテルの中でも、人気の一つがデラックスに分類される「Animal Kingdom Lodge(アニマル・キングダム・ロッジ)」です。敷地内にサファリがあり、客室から動物が見られる部屋もあるのが特徴です。
ホテルは豪華なロッジになっていて、雰囲気はめちゃくちゃ良いです!!価格(特にサファリビューの客室)は高くなりますが、その価値はあるのでは。
↓アニマル・キングダム・ロッジの詳細はこちらから!
ディズニー提携ホテル
大手ホテルなどが運営するホテルのうち、いくつかがディズニーワールドの提携ホテルに指定されています。こちらのホテルも公式ホテルと同様に、アーリー・エントリーの対象になります!公式ホテルに比べると予約が取りやすく、価格が安いものも多いです。
提携ホテルマップ
提携ホテルは公式よりも、少し離れた場所にあるホテルが多いです。ボネット・クリークという大手ホテル系列が集まるエリアや、サラトガ・スプリングス周辺に点在しています。
マリオットやヒルトンなど大手ホテルチェーン系列も多く、「ホリデイ・イン」や「ベスト・ウェスタン」などのお手頃ホテルから、「フォーシーズンズ」や「ウォルドルフ・アストリア」などの高級ホテルまで揃っています。どれもアーリー・エントリの対象!
ちなみにマリオット系列の「スワン・リゾート」や「ドルフィン・リゾート」は、「Select Deluxe Hotel」という特別枠にも指定されていて、前述したパークの延長滞在の対象にもなります。ハリウッド・スタジオやエプコットへも徒歩でいける距離なのでディズニー感もあり、穴場的!
メリット&デメリット
ディズニーワールドの場合、1泊しかしないという人は稀だし、チケット代だけでもかなり高額なのでホテル価格はできるのなら抑えたいところ。そういう意味でも、提携ホテルに宿泊するメリットは大きいです。
交通手段については、ゴンドラやモノレールは使えなくても、ホテルからは大抵各パークを繋ぐバスが出ています。
宿泊した提携ホテル「シグニア・バイ・ヒルトン」
色々迷った末にグルメピエロが宿泊したのは、提携ホテルでヒルトン系列の「Signia by Hilton Orlando Bonnet Creek(シグニア・バイ・ヒルトン・オーランド・ボネット・クリーク)」。ボネット・クリーク・リゾートという、提携ホテルが集まるエリアにあるホテルです。
今回はレンタカーを借りたので使いませんでしたが、ホテルからは各パークまでのバスも出ています。
ここは提携ホテルということもあり、当時の価格はアニマル・キングダム・ロッジの半額くらい。そして、このボネット・クリークというエリアはディズニーワールドの敷地内にあるので、パークへのアクセスも比較的良い。何より、提携ホテルなのでアーリーエントリーの対象にもなるというのが決め手となった。ホテルはかなり大きくて、巨大な流れるプールがついています。
部屋は至って普通の作りですが、綺麗で広かったです!ご覧のように普通のヒルトンホテルの雰囲気で、ディズニー感はありません(笑)ただ、価格や立地などを総合すると大満足でした!
最後に
グルメピエロもディズニーワールドのホテル選びはかなり迷いました。アーリーエントリー対象でありながら出費を抑えられる提携ホテルで、尚且つきちんとしたホテルであるということを優先して選びました。
その際に知りたかった情報を詰め込んだつもりなので、この情報がお役に立てば嬉しいです。公式・提携ホテルを予約したらアーリー・エントリーを有効にするために、ディズニーワールドのアプリからチケットにホテル情報を紐づけるのを忘れずに!
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