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セントラルコースト

カリフォルニア州パソロブレス|溺愛ワイナリーで、ここでしか飲めないワインを!「オースティン・ホープ」

オビ=ワン・ケノービ、ユー・アー・マイ・オンリー・ホープ。グルメピエロ(オス)です。

カリフォルニア州のワイン所は、有名なナパやソノマだけではありません。近年、知名度を上げている産地がパソ・ロブレスという地域。その地域の名前を押し上げたワインの一つが、グルメピエロが溺愛する「オースティン・ホープ」というワインです。ニューヨークなど主要地の酒屋でも手に入る”ちょっと特別な日”に飲むワインです。そのワインを作っているのが「ホープ・ファミリー・ワインズ」。とても素敵なワイナリーでは、そこだけでしか飲むことのできない数々のワインを試飲することができます!

Hope Family Wines(ホープ・ファミリー・ワインズ)

アクセス

ホープ・ファミリー・ワインズのワイナリーがあるのは、パソ・ロブレスのダウンタウンから車で8分ほどの距離。辺りには小さなワイナリーがたくさんあります。

ホープ・ファミリーはまだパソ・ロブレスの知名度がほとんどなかった30年前からこの場所で、ワイン作りを始めました。カベルネ・ソービニオンや、GSMブレンドを形作るグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなどを栽培しています。

門を通過すると、すぐに三つの納屋が現れます。

到着するとすぐにワインで出迎えてくれます。この日のウェルカムワインはソービニオン・ブラン。爽やかな酸味がキリッと晴れた青空と強い日差しの日との相性が抜群です。ちなみに、このワインは、ここでしか飲めないもの。これを持って席が準備できるまで少し納屋の中を見てまわります。

建物の中は醸造施設や、テイスティングルームになっています。オシャレ。この開放感とおしゃれさ、人を招く・魅せる建物としてシンプルながらちゃんとカラーを出しているのが素晴らしいです。そうこうしていると席の準備ができたということで、いざ席へ。

最上位ワインはワイナリーだけ

アウトドア席はブースになっていてセミプライベート空間になっています!ワイナリーを前にした、とても開放感のある席です。目の前の大きな木をキツツキが忙しなく動き回る姿も見えます。子ども連れNGのワイナリーもありますが、こちらは快く迎え入れてくれました。

机の上にはこの日のテイスティングメニューやここでしか買えないワインリストが書かれた紙が置いてあります。表紙には先程の納屋の写真が。なるほど、こう撮るとオシャレさが演出できるのか。

こちらがこの日のテイスティングメニューです。先程のワインとは別に6種類のワインが書かれています。テイスティング料金は1人あたり$25、とってもお得な気がする!

ワイナリーによっては食事を提供しているところもありますが、このワイナリーでは、おつまみセット($35)が提供されています。一緒にパンもついてくるので、結構ボリューミーです。

まずは左から、「AUSTIN HOPE Rose 2022(オースティン・ホープ・ロゼ 2022)」。とてもドライで爽やかで、こちらも先程のソービニオン・ブラン同様にとてもリフレッシュ感があり、この場所でのスタートのワインとして最高です。

続いては右の「Pinot Noir 2021(ピノ・ノワール 2021)」。このワインは、パソ・ロブレス地域で育てたブドウを使っていないそうです。ピノ・ノワールに適した栽培地はここよりももう少し沿岸に近く、涼しい地域なのだそう。ここから少し離れたモントレーに近い地域で育ているようです。

ピノですが、オースティンのスタイルで重めな作り。チェリーっぽさがあります。最後に抜けていく感じはサラサラとしています。

左は「Mourverdre 2021(ムールヴェードル 2021)」。ラベルはオーナーの娘が書いた作品「ワイルド・ビンヤード・ビースト」だそうです。ワイナリーの人はこのワインをチョコっぽいと表現していましたが、グルメピエロ的にはなんとなく焼き芋っぽい感じを受けました。コクのある甘さがあります。

右はフラグシップの「Cabernet Sauvignon 2021(カベルネ・ソービニオン 2021)」。オースティンホープのこのワインは、パソ・ロブレスにある11のマイクロクライメイト(地形の影響で狭い地域の中で、微妙に気候が変わること)のうち、9ヶ所からブドウを仕入れてて合わせているのだそう。ふくよかで、それでいて力強い場面もあるグルメピエロ大好きなワイン。このワインがパソ・ロブレス地域の名前を押し上げることに一役買ったとも言われています。

このフラグシップワインは、グルメピエロ愛用のWine.comを初め、街のワインショップなどでも多く流通しています。フラグシップ以外は、このワイナリーか自社サイトからの購入以外で飲むことができないそうです。

今回最大のヒットだったのが「Petite Sirah Lagrein 2021(プチシラー・ラグレイン 2021)」。気に入り過ぎたので、これを買ってニューヨークへ発送しました。パソフロブレスで栽培している、ラグレインという北イタリアのブドウ品種を使っているそうです。ワイナリーの人曰く、このブドウは世界で100エーカー程度しか栽培されていないんだそう。

フラグシップのカベルネ・ソービニオンよりもさらにジューシーで果実味をすごく感じます。うまい、うまい、うま〜い!

最後は「Trena Blan de Blancs(トレナ・ブランドブラン)」。白ブドウから作った白のスパークリングです。最後を泡で爽やかに締める。いい終わり方〜と思ったのですが、さらにいいことが。

ワイナリーの人から「もう1ラウンドいく?」との嬉しいお声がけ。一番好きだった「プチシラーとラグレイン」のワインをもう一杯ずついただきました。そしてそして、さらにさらに嬉しいことが。

最初に「今日は何かのお祝いで旅行?」と聞かれたので、「誕生日なんです」と伝えていたところ、、、、「誕生日に来てくれてありがとう」と気前よく、ニューヨークへ発送した「プチシラー・ラグレイン」を一本いただきました。カッコ良すぎる。ワイナリーの人はとてもフレンドリーだけど丁寧な人でした。本当に嬉しい。

まとめ

店舗詳細

Hope Family Wines
(ホープ・ファミリー・ワインズ)


営業時間:10:00~17:00(ワインテイスティングの最終枠は15:30~)

電話番号:+18052384112

公式サイト:https://hopefamilywines.com/

予約サイト:https://hopefamilywines.com/visit-2/

住所:1585 Live Oak Rd, Paso Robles, CA 93446

オススメ度

★★★★★

★☆☆☆☆ 行く価値なし
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 美味しい
★★★★☆ 絶対にまた行きたい
★★★★★ 唯一無二の感動店

※自信を持ってオススメするのが★4以上!

ワインの味、雰囲気、ホスピタリティのどれもとても素晴らしく、ここでしか味わえないワインにたくさん出会えたことがとても良い体験となりました。まだなかなか知られていない地域のワイナリーであることと、少し行きにくいパソ・ロブレスという地域ですが、この辺りを通った際には是非訪問をお勧めします。

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