フレンチ

ナパバレー|世紀のガッカリ3つ星店。超予約困難の「フレンチ・ランドリー」【2人で総額13万円超】

グルメピエロ(メス)です。

全米で最も予約の取れないレストランと言われているのが、カリフォルニア・ナパバレーにあるミシュラン3つ星店「The French Laundry(ザ・フレンチ・ランドリー)」。「アメリカ料理を変えた」とも言われる有名シェフのトーマス・ケラーが率いていて、2007年から3つ星を維持し続けている超実力店です。そんな憧れのレストランの予約が取れたので、ナパに行ってきました!そして最初に結論を申し上げると、料理にガッカリしてしまいました。大満足のレビューをかけたら、どんなに幸せだっただろう・・・2人で計13万円超のディナーの全貌、とくとご覧あれ・・・。

念を押しておきたいのが、「期待度がめちゃくちゃ高い」「10万円を超える大金を支払っている」という前提があるからこそ、ガッカリしたということです。ちょっと意見が合わないなと思われる方は、気分を害さないためにもここで離脱をオススメします。

The French Laundry(フレンチ・ランドリー)

アクセス

フレンチ・ランドリーがあるのは、ナパバレーのヤントビルというエリア。とっても閑静な場所で、日本で言えば軽井沢のような雰囲気。高級でゆったりとした作りのホテルが多く、高級車しか止まっていない。

フレンチ・ランドリーはこちら!とっても素敵な一軒家スタイル。もっと存在感があるものだと思っていたので、ひっそりと閑静な街に溶け込んでいる感じがすごーく素敵でした。フレンチ・ランドリーの前だけ、黒塗りの車が並んでいたり、正装の人たちが群がっていているのが特徴(笑)

向かい側には、専用の農場が!フレンチ・ランドリーは「Farm to Table(ファーム・トゥ・テーブル)」のレストランで、毎朝食材をこちらの畑から採っているそうです。

看板が、写真撮影スポット。

敷地内に進んでいくと、レストランの象徴となる憧れのブルードアが!こちらのブルードアは、現在のフレンチ・ランドリーの前身となるレストランのドアを残しているそうです。そして店名となるフレンチ・ランドリーは、レストランになる前にフランスのスチームランドリー店だったことから来ています。

このブルードア、トーマス・ケラーがニューヨークに出している三つ星店「Per Se(パー・セー)」にもあるのだと!

おうちのようなレストラン

ブルードアを開けて中に入ると、おうちのような空間が広がっています。これは、トーマス・ケラーが「ゲストを家に招き入れるようなお店にしたい」とのことで、このような空間作りになっているそう。

こじんまりとしたダイニングルームです。二階もありました。

洗濯バサミをモチーフにした、ナプキンホルダー。これ、最後にもらえます!

ソムリエの威圧感がすごい

そして最初に覚える違和感が、ワインを選ぶ際のソムリエの接客

グラスを希望していると伝えているのに、なぜかしきりにボトルを勧めてくる。こういうお店では、ボトルしか頼んではいけないのでしょうか?いや、そんなことないよなぁ、、、と思いつつ、なんだか腑に落ちない。そして、そのソムリエがとにかく怖い(笑)ボトル以外の選択肢を提示してこないのでなかなか決められない私たちにイライラしている様子で、威圧感を感じました。ボトルを頼まない人に用はないのか、その後放置され、アミューズが出てきてしまう。結局別の感じの良いおばさんが応対してくれて、オススメのグラスを出してくれました。そのおばさんはめちゃくちゃ良い人でした。名誉のために一応書いておくと、対応したソムリエはヘッドソムリエの方ではありません。

私たちはコネや権力など全くない一般庶民であり、店にも客を選ぶ権利があるというのは重々承知していますが、それを感じさせない空間作りや接客をするのが三つ星店じゃないの?と思いました。がっかりポイント①はコレです(笑)

ようやくシャンパン到着。青リンゴのような爽やかでキリッとした味わい。

終始しょっぱすぎる料理

テイスティングメニューは1人$350です。

最大のがっかりポイントが肝心の料理。最初から最後まで、「味が濃い」「しょっぱい」という感想が大部分を占めていました。ちなみに、私はかなりの濃い味好きです。では、振り返ります。

まずは、アミューズにビスケットサンド。おつまみ的な感じで、リッツのチーズサンドをもっともっと濃厚にした味わい。

一緒に出てきたのが、サーモンムースとワッフル。初っ端から塩っけがかなり強いです。お酒が進む味。

「Oysters and Pearls(オイスター&パール)」。こちらはフレンチランドリーの名物メニュー。

キャビアと牡蠣の下には、コクの強い濃厚なカスタードソースが。そして底に潜んでいるのがタピオカ!!キャビアの塩味がしっかりあるのに加えて、このソースにも相当な塩味が。タピオカが入っているのは、食感が楽しくてとっても良かったです。ただ、これお酒がないと結構きついかも?ってくらいの塩っけ。

「Chilled English Pea and Mint Soup(イングリッシュピー&ミントスープ)」。こちらは美味しかったです。イングリッシュピーとジュレ、ネギなどが入った器の中に、ミントスープが注がれます。食感もよく、初夏を感じる爽やかな味わい。

パンはバターの芳醇な香りがして、とっても美味しい。こちらは系列の「Bouchon Bakery(ブション・ベーカリー)」のパンなんだと!ニューヨークにもブション・ベーカリーはありますね。

もうあのソムリエとは決別して、感じの良いおばさんのもとで思う存分グラスワインを選ぶことができました(笑)シャンパンの次は、白〜!

「Sauteed Fillet of Pacific Shima Aji(シマアジのソテー)」。ふんわりふっくらソテーされたシマアジの下には、北京ダックのタレのような濃厚なソース。そして、コールスローのようなシャキシャキ野菜!このソースの主張が強すぎて、北京ダックの味という記憶しかない(笑)

「Alaskan King Crab “Quenelle”(アラスカ産キングクラブのクネル)」。クネルとは、魚などをすりつぶして形づくり、茹でまたは蒸した料理。蟹真丈のフランス版的な。

めちゃくちゃふんわり優しい食感です。畑で採れたというトマトを使った濃厚なソースがかかっていて、下にとうもろこしとパプリカが。これらの甘みがアクセントになります。

「Hand Rolled Ricotta “Agnolotti”(リコッタチーズのアグノロッティ)」(+$125)。

最も失望したのがこの料理。追加料金を支払ってこれか、、、という気持ち。その価値は全くないと思います。

しょっぱさの極み。トリュフが勿体ない。

後からトリュフをかけてくれるこのパスタ料理。まずベースとなるリコッタの詰まったアグノロッティというパスタとコンソメスープがしょっぱすぎる。リコッタチーズを感じる隙がないくらいにしょっぱい。そしてさらに、こんなにふんだんにトリュフが使われているというのに、しょっぱさにかき消されてトリュフの風味を全く感じることができない

ここらへんで、「え?もしかして、フレンチ・ランドリー、やっちまったのか?」とようやく気がつき始める(笑)でも10万円以上の大金を支払い、このためにナパまで来たのだから、まだ信じたくない。人間面白いもので、受け入れがたい事実を前に、良いところを探そうと必死になってくる。

「Applewood Smoked Wolfe Ranch White Quail(ウズラ肉のスモーク)」。こちらは基本のメニュー。これは美味しかった!!!今振り返ると、唯一心から美味しいと思える料理だったのかもしれない。

ウズラ肉は弾力のあるジューシーな味わいで、添えてあるマスタードソースが甘口でまろやか。ウズラの皮と肉の間には、ハーブのような風味の良いソースが忍ばせてあります。サイドのアスパラとビーツも含めて、とっても美味しかった。

「Williams Selyem 2018 Pinot Noir(ウィリアム・セリエム・ピノ・ノワール)」。このナパのピノ、めちゃくちゃ美味しかった!!!いちごのような風味を感じる一方で、くぐもった香りと土っぽさ、でも爽やかさも備えているような。今日のディナーで飲んだベストワイン。

「Charcoal Grilled Japanese Wagyu(和牛の炭火焼)」(+$100)。こちらも追加料金で選んだメイン。

これは、添えてあるじゃがいもの餃子風がとっても美味しかった。和牛は柔らかくて美味しいのだけど、また濃い味系のソースが、和牛の甘みをかき消しているのが、これまた気になる。

「Herb Roasted Elysian Fields Farm Lamb(ラム肉のロースト)」。こちらは基本のメイン。

ラムは臭みがなくてとっても食べやすい。その上には、ゴートチーズのラビオリ。特にキャラメリゼされた玉ねぎがとっても美味しかった。形が残るギリギリまでローストしたような感じで、甘さが際立つ。グルメピエロ(オス)的にはこの玉ねぎが1番美味しかったらしい・・・

こちらの赤は、優しくてシルキー。タバコや樽の香りも。

「Gougere(グジェール)」。グジェールは、フランス料理でチーズを混ぜたシューのこと。デザート前の〆的な感じで出てきたのかな?

中にはゴートチーズとトリュフのフォンデュが。濃厚で味が濃くて、これまたワインが進む味だけど、この濃い味付けにもう飽きている。

誕生日祝いであると伝えたら、火柱付きのケーキを出してくれました!火柱は30cmくらい上がってた!(笑)

最後に、大量のデザート(笑)食べきれないほどの種類と量。デザートバイキング並みなんですが。

マカロンにキャラメルにドーナツも。全部持ち帰りたかった・・・けど、そんなことしてる人周りにいないし、頼む勇気がなかったです(笑)

お待ちかねのチョコレートタイム。これ、全部選んでも良いらしい!!!食べきれないと言いつつ、食い意地を張って1人3種類ずつ選びました。右端のやつ、錦鯉みたいな柄で気になった(笑)

錦鯉ゲット。チョコレートは全部美味しかったです。

キッチン見学ツアー

ディナーを終えると、キッチンを見学させてくれます。

活気あふれるキッチンです。

トーマス・ケラーさんはいない模様。

とにかくたくさんの人が働いている!!そりゃ値段も張るだろうな、という感じ。キッチンの中で記念撮影もさせてもらえました。

あと、最後にお土産がもらえます。中身はクッキーとチョコレート、そして洗濯バサミをモチーフにしたナプキンホルダーでした。このおみやクッキーがめちゃくちゃ美味しかった!!

まとめ

お会計

そして、注目のお会計は・・・(怖)

2人でワイン3杯ずつ頼んで、チップ込み$1250(1人$625)!!!!!予約時にコースの基本料金は前払いしているので、現地では差額分を支払います。

日本円にして、14万円近く(1ドル110円換算)。余裕で人生最高額だわ。ちなみにフレンチ・ランドリーは、サービス込みの値段なのでチップは不要です。

サイン付き(誰のサインかわからない笑)のメニュー表もくれます。

店舗詳細・予約方法

ここまで書いておいてなんですが、全米一予約が取れないと言われるフレンチ・ランドリーの予約を取りたい方のために予約方法も。

現在は1日に翌月分の予約を解放していて、下記の予約サイトから予約します。例えば、次に解放される8月の予約は7月1日の東部時間12時に解放されるとのこと。予約開始から1分以内に完売する勢いなので、我々は3台の端末を駆使して予約しました。ちなみにスマホでは全くアクセスできず、パソコンだけが繋がりました。同じWi-Fiに繋がっていたはずですが。

The French Laundry
(ザ・フレンチ・ランドリー)


営業時間:16:00-20:15

定休日:なし

電話番号:+17079442380

公式サイト:http://www.thomaskeller.com/tfl

予約サイト:https://www.exploretock.com/tfl/(1日に翌月分の予約開放)

住所:6640 Washington St, Yountville, CA 94599

オススメ度

☆☆☆☆

★☆☆☆☆ 行く価値なし
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 美味しい
★★★★☆ 絶対にまた行きたい
★★★★★ 唯一無二の感動店

※自信を持ってオススメするのが★4以上!

受け入れたくもないですが、正直ガッカリの極みでした。思い返せばピークは、フレンチ・ランドリーの前に到着して「なんて素敵な一軒家レストランなんだ」と感動した時だった。「Farm to Table」のレストランなのに、素材の味を活かしておらず、というか素材の味をかき消すほどのしょっぱさ、味の濃さ、一辺倒な味付け。アメリカ料理の地位を高めたという功績は讃えられるべきものと思いますが、もはや味付けは時代遅れになってしまっているのでは?とさえ感じました。ニューヨークで食べてきた星付きレストランの方が、よっぽど美味しいと思います。

一方で、とにかく素敵な場所にあって素敵な雰囲気のレストランではあるし、超有名店ですので、経験として行くのは大いにありだと思います!(そう、自分にも言い聞かせている。。。さよなら13万円)

↓高い期待を悠々と超えてきた、最高のナパワイン。

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