紅葉狩りの「狩り」ってなに?グルメピエロです。
「紅葉を見にいこうよう」なんて冗談はさておき、東海岸で紅葉を見に行く第1候補となるのがバーモント州です。ニューヨークからのアクセスもよく、なかなか行く機会がない州なので、どうせなら紅葉を機に向かうのはいかがでしょうか?山が、森が、色付く季節は最高でまるで山が燃えているかのように赤く染まっています。そんなバーモント州から、最大都市「バーリントン」や紅葉の街「ストウ」の観光スポット・グルメ・おみやげ情報などをまるっとお届けします。
ちなみに紅葉狩りの「狩り」は貴族が紅葉を眺めることを狩りに例えたことが始まりだそうです。
目次
バーモント州
バーモント州ってどんなところ?
バーモント州はアメリカ北東部のニューイングランド地方にある州で、北側はカナダとの国境に面しています。アメリカではワイオミング州についで、2番目に人口が少ない州で自然あふれる場所です。春と夏はハイキング、秋は紅葉狩り、冬はスキーと一年を通じて自然で楽しむことができます。
美しい景観を守ることなどを目的に巨大な看板の設置も禁止しています。これはマジで日本も見習って欲しい。バーモント州の他にアラスカ、ハワイ、そしてグルメピエロ一押しの食どころメインもこの取り組みを実施しています。
バーモント州はアメリカに14番目に加わった州で、オリジナルの13州と違い、一時期はバーモント共和国という独立国でした。国として存在したのは、10年ちょっとと短いですが、新世界の国で最初に奴隷制度の廃止を取り入れるなど進んだ思想の国でもあったようです。
日本人がバーモントで想像するのは、ハウスのバーモントカレーだと思います。バーモントに有名なカレーはありません(これ試験にでるぞー)。ハウスは、バーモント州に民間療法として伝わる「りんご酢×はちみつ」のバーモント健康法にちなんでバーモントカレーという名前を付けたのだそう。というわけで、カレーを探しても無駄なのであります。
美味しい名産たくさん!
バーモント州には、美味しい名産がたくさんあります!一番有名なのは、なんといってもメープルシロップ。アメリカ全体の35%をバーモント州産が占めているそう。他にも、チーズやリンゴなどがあります。ドライブしていると、農場がたくさんあるので、立ち寄って名産を買ってみてはいかがでしょうか?
お土産に最適「ダキン・ファーム」
バーモントの名産を求めて立ち寄ったのが、「Dakin Farm(ダキン・ファーム)」。バーリントンに向かって北上する道の途中にありました。
店内は、バーモント州の名産で溢れています。
メープルシロップも、こんなにたくさん!種類が色々あってよくわからなかったのですが、とりあえず買った。アメリカでは南部料理「チキン&ワッフル」にメープルシロップをドバドバかけますが、そうした文化を支えるのがバーモント州なのですね。
↓あまじょっぱいの最高峰、大好物チキン&ワッフルのお店たち。
こんなにたくさんのチーズも!!中でもチェダーチーズが名物とのこと。ここではおつまみスティックチーズを買って帰りました。濃厚で美味しかった。
■Dakin Farm(ダキン・ファーム)
公式サイト:http://www.dakinfarm.com/
オススメ度:★★★☆☆
グルメピエロ旅マップ
今回はニューヨーク州の「Lake George(レイク・ジョージ)」を拠点にして(後日書きます)、1日でバーリントンとストウを中心に回りました!紹介するスポットをこちらにまとめています!
Burlington(バーリントン)
アクセス
バーモント州最大都市が「Burlington(バーリントン)」。シャンプレーン湖に面しており、夏は避暑地としても有名。名門バーモント大学があるため、学生の多い大学の街でもあります。
ニューヨークのマンハッタンから車で行こうとすると、片道5時間半かかります。ということで、今回はバーリントンから車で2時間ちょっとの距離にある、ニューヨーク州のレイク・ジョージを拠点にしました。
観光スポット
メイン通り「チャーチ・ストリート」
「Church Street Marketplace(チャーチ・ストリート・マーケットプレイス)」はバーモント州最大の都市バーリントンの目抜き通りです。
洋服屋やレストランなどが集まり、人が多く訪れる場所ですが、おそらくバーモントを訪れる中で立ち寄ってもグッとは来ないと思います。というのも、バーモントを訪れる目的は自然であることと、もっと良い街がアメリカにたくさんあるので、訪れる優先度はあまり高くないかもしれません。
大平原の農場「シェルバーン・ファーム」
「Shelburne Farms(シェルバーン・ファーム)」は持続可能性や農業などについてを教えることを目的としたNPOが運営しています。1400エーカー=プーさんの森14個分=約5.5キロ平方キロメートルの敷地にチーズ工場、パン屋、プチ牧場など様々なものが入っています。
とにかく広くピクニックをするのに最適で子連れの客が多く訪れていました。遠くに見えるのがメインの建物です。入り口の駐車場からここまで歩くこと15分くらいの距離です。ドラクエでしかみないぞこの距離感。
🎊『ドラゴンクエスト35周年記念特番』まで、あと1日🎊
— ドラゴンクエスト宣伝担当 (@DQ_PR) May 26, 2021
本日は、シリーズの原点『ドラゴンクエスト』の思い出を #DQ35th のハッシュタグを付けて聞かせてください✨
冒険はここから始まりました🎉🎉
DQ35周年特設サイト:https://t.co/lTm0OZSDML pic.twitter.com/FsmvHebGv7
まさにこの画像のイメージ。ドラクエの世界って結構リアルなんだなとか思った。
めっちゃしっかりしてる。この農園はもともとヨーロッパからの入植者によって作られたもので代々引き継いだそうですが、1984年になってNPOに寄贈したそうです。
もう一つこの農園に来て思い出したのが「約束のネバーランド」。楽園のような孤児院で何不自由なく素晴らしい生活を送っていたが、主人公たちはある日突然世界の真実を知りその現実と戦うことに・・・的な物語なのですが、雰囲気ががそっくりというか作者の方はヨーロッパやアメリカのこういった場所をよく取材されているのだなとすごく感動しました。本来の楽しみ方ができていないとのツッコミはもちろんなのですが、楽しみ方は人それぞれと言うことで!(笑)
パン屋さんは地味に充実してる。ここまで買いに来るシステムなので、サクッとこの農園立ち寄る的なことはできませんが、普通にうまい。
オリーブの入ったパン。漬けたオリーブのしょっぱさがパンの甘さを引き立てて無限ループに入りそう。
チーズもつくっています。係の人がどうやってチーズができるのかその過程を教えてくれます。
動物もいます。
羊。こっち見るな(笑)。メェ〜!!
コロナの影響で現在は閉鎖されていますが、敷地内にはホテルもあります!2022年再開予定です。ここ、泊まりたい〜〜〜!!!
■Shelburne Farms(シェルバーン・ファーム)
公式サイト:http://www.shelburnefarms.org/
オススメ度:★★★★☆
グルメ
薄生地ピザ「アメリカン・フラットブレッド」
今回、お昼ご飯に立ち寄ったのが「American Flatbread Burlington Hearth(アメリカン・フラットブレッド・バーリントン・ハース)」。フラットブレッドはその名の通り平らに伸ばしたパンですが、世界のどの文化にも存在するパンらしい。「ピザとの違いは?」というと、ピザはフラットブレッドの一種なのだと!
立派な釜がお店の中心にあります。
「Maple Lemonade(メープル・レモネード)」($4)と「Apple Cider(アップルサイダー)」($3)。どちらもバーモント名物が入ったドリンク!
ちなみに「アップルサイダーなのに、なんで炭酸が入ってないんだ?」とずっと思っていたのですが、日本で炭酸の意味がある「サイダー」、アメリカやカナダでは「果汁」を指すのだと!つまりは、「リンゴ果汁ジュース」ということらしい。
ここは、ハーフ&ハーフで注文できました!!!嬉しい!!一番人気という「New Vermont Sausage(ニューバーモント・ソーセージ)」と「Cheese and Herb(チーズ&ハーブ)」を、スモールサイズのハーフ&ハーフ($13.38)で注文。
薄生地のフラットブレッドは、カリカリでとっても美味しい!半分はソーセージとマッシュルームの旨味いっぱい、半分は濃厚チーズとハーブの香りがとっても良かったです。
■American Flatbread Burlington Hearth(アメリカン・フラットブレッド・バーリントン・ハース)
公式サイト:https://americanflatbread.com/locations/burlington-vt/
オススメ度:★★★☆☆
Stowe(ストウ)
アクセス
「Stowe(ストウ)」はバーリントンから車で1時間弱の距離にある山間の街です。秋は絵に描いたような綺麗な紅葉を見ることができ、スキーリゾートが多いため冬はスキーで賑わいます。
紅葉スポット
「スマッグラーズ・ノッチ」
「Smugglers’ Notch(スマグラーズ・ノッチ)」はストウの街の少し北側にある紅葉スポットです。ストウに拠点を構えて紅葉を見にくのに最適です。グルメピエロは滞在時間が短かったため、ストーの北側からスマグラーズ・ノッチを超えてストーに入るルートを選びました。道は細く、場所によっては対向車と譲り合いながらすれ違うような場所もあります。
紅葉がめっちゃ綺麗。
バーモント州に紅葉を見に行ってきた。あいにくの天気だったけど、紅葉は最高に綺麗だった!#アメリカ生活 #紅葉狩り pic.twitter.com/Jk6z7oqMn4
— グルメピエロ@NY🇺🇸 (@gourmetpierrot) October 20, 2021
スマッグラーズ・ノッチの雰囲気はこんな感じです。時期は21年の10月半ば、生憎の天気でしたがそれでもめちゃくちゃ綺麗。
スマッグラーズ・ノッチを南下すると、開けた紅葉スポットに出ます。ストウの街のほんのすぐ手前の場所です。多くの人が紅葉を楽しもうと集まっていて、道路には路駐の車がたくさんありました。
森が燃えている。美しい。
「ストウ・マウンテン・リゾート」
スマグラーズ・ノッチから南下して、ストウを目指す途中に通りかかったのが「Stowe Mountain Lodge(ストウ・マウンテン・ロッジ)」です。ロープウェイが通っていて、スキーリゾートになっています。暗くてわかりにくいですが、とっても良い雰囲気の場所でした。バーモント州に泊まるなら、こういうところが良いなぁ〜
天気が良かったら、ロープウェイ乗りたかった。上から望む紅葉は、大絶景!!!
グルメ
人気No.1ブルワリー「アルケミスト」
クラフトビール愛好家たちによるビール評価サイトでバーモント州最高のビールとして挙げられているのが「The Alchemist(アルケミスト)」です。グルメピエロのインスタにも登場したことのある最高にイカしたビールです。
ニューヨークでもたまーに手に入るのですが、4本セットが20ドル超だったりします。それでもなかなか手に入らないから買ってしまうのですが、現地であれば4本セットで14ドルほどとかなり安い。インスタ投稿時には、間違ってグラスに注いでしまい、ビール愛好家の方からお叱りもいただいたのですが、このビールは缶で直接飲むのがルールです。
ということで、アルケミストブルワリーでは、缶で直接いただきました。いや、これが正解。重すぎないダブルIPAで香りもホップの苦味もとってもバランスがとれてて、マジで最高。
ブルワリーの周りが大きな庭?的な感じになっていてそこがビアガーデンとなっています。お菓子やご飯の持ち込みが可能でピクニック気分が味わえます。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
■The Alchemist(アルケミスト)
公式サイト:https://alchemistbeer.com/
オススメ度:★★★★☆
チョコレート屋さん「ラッフィング・ムーン・チョコレーツ」
ストウにある可愛いチョコレート屋さん「Laughing Moon Chocolates(ラッフィング・ムーン・チョコレーツ)」。
好きな味を選びました!ぜーんぶとっても美味しかったですが、おすすめはソルトキャラメルエスプレッソ!!!!
■Laughing Moon Chocolates(ラッフィング・ムーン・チョコレーツ)
公式サイト:http://www.laughingmoonchocolates.com/
オススメ度:★★★☆☆
りんごドーナツ「コールド・ホロウ・サイダー・ミル」
バーモント州名物、アップルサイダーを求めてやってきたのが「Cold Hollow Cider Mill(コールド・ホロウ・サイダー・ミル)」。お土産も充実していて、大賑わいでした。
アップルサイダーをホットでも飲めます!
そして、お目当てはこれ!!!ドーナツ!!!
ここの名物サイダードーナツは、1個確か75セント!!!ほんのりリンゴが香る、素朴なドーナツ。ふわふわです。
■Cold Hollow Cider Mill(コールド・ホロウ・サイダー・ミル)
公式サイト:https://www.coldhollow.com/
オススメ度:★★★☆☆
最後に、バーモント州の紅葉は専用のサイトから確認することができます。タイミングを見計らってみてください。
肌寒い気候の中で紅葉を見るよりもグルメが大事!という花より団子な方はこちらをどうぞ!ぜひ食い倒れしてください。
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