ポートランド

メイン州ポートランドに行こう!極上ウニに新鮮ロブスターと最強ビールが集結【東海岸の食い倒れの町】

アメリカに来てウニへの愛が増した。グルメピエロです。

メイン州はロブスターの水揚げ量がアメリカで最も多い州。つまり、新鮮でおいしいロブスターに出会えるわけです。実際、ニューヨークでレストランに行くと「メイン州からおいしいロブスターが入っているよ」的な感じでおすすめされることもしばしば。そんな有名なロブスターはぜひ食べておきたい!さらに、日本人の大好きなウニが食べられます。極上新鮮ウニを食べずにメイン州は語れないでしょう。

ニューヨークから適度な距離にあるので、飛行機での旅行であれば1泊2日で十分楽しめます。さらに、2泊3日に伸ばせば主要ポイントは楽しみ尽くせる街です。そんな素敵な街ポートランドのグルメ、ホテル、観光情報をまるっとお届け。これを見たら後は旅に出たくなるはず!

Portland Maine(メイン州ポートランド)

ポートランドへのアクセス

メイン州はアメリカの最北東端の州です。その最大の都市ポートランドは、ニューヨークからは約500km。車で6時間ほどの距離のところにあります。500kmは東京から大阪間と同じくらいです。グーグルは鬼なのでノンストップなら5時間と出ますが、長距離トラックの運転手でもない限り無理でしょう・・・。旅は計画的に。

行き方は大きく分けて4つです。
① 車 :長距離運転好きな方のみにおすすめ。
② バス:寝てたら朝着く的なやつ。知らない人との旅も問題ない方におすすめ。
③ アムトラック:乗り換えとか結構大変。スピードが出てないのもストレスかな?
④ 飛行機:時間を金で買う。最も効率的な行き方。

グルメピエロ的におすすめは圧倒的に①の車か④の飛行機。車はめちゃくちゃ疲れますが、海鮮など戦利品の持ち帰りに最も適しています。塩水ウニは水分を含むので、飛行機の持ち帰りは不安があります。とはいえ、疲れないし飛行機がベストでしょう。グルメピエロも次は飛行機にしようと思います。飛行機なら飛んでる時間は1時間半くらい。

ポートランドってどんなところ?

ポートランドはメイン州の最大都市です。ニューイングランド地方では、ボストンに次ぐ規模の港を抱えていいます。漁業は主産業で、アメリカ最大の水揚げ量を誇るロブスターや、アメリカでも人気の高まっているウニ、他にもさまざまな魚が食べられます。

漁業と並ぶメイン州の大きな産業が、観光業です。メイン州を訪れる観光客の数は年間540万人。メイン州の人口の16%が観光関連の事業に従事しています。観光が大きな産業を占めていることもあり、街は綺麗で治安もかなり良いです。

ポートランドはコンパクトで歩いて回れるサイズ。レンガ造りの建物や石畳の道、歴史を感じるかわいい街です。

ベストシーズン

ポートランドのベストシーズンは、6月から8月とされています。アメリカ最北東の州でカナダとの国境に面す州でもあり冬はどうしようもなく寒いです。なので一般的な楽しみ方をするのであれば夏がベストなのですが、日本人として外せないのはウニを食べることでしょう。

そう考えると夏はウニのシーズンではないので、まだ少し寒い4月か、寒くなり始める10月あたりがベストとグルメピエロは考えます。ちなみに秋はウニだけじゃなく松茸もゲットできます。一般的なベストシーズンを避けることで観光客とのバッティングも避けられるはず!ウニについては後述します。

平均最高気温平均最低気温
1月-0.4℃(31.2℉)-10.3℃(13.4℉)
2月1.4℃(34.6℉)-8.6℃(16.4℉)
3月5.6℃(42.1℉)-3.9℃(24.9℉)
4月11.8℃(53.3℉)1.5℃(34.7℉)
5月17.5℃(63.5℉)6.7℃(44.2℉)
6月22.8℃(73.2℉)12.0℃(53.6℉)
7月26.0℃(78.8℉)15.2℃(59.4℉)
8月25.3℃(77.7℉)15.2℃(59.4℉)
9月21.0℃(70.0℉)10.1℃(50.3℉)
10月14.8℃(58.7℉)3.8℃(38.9℉)
11月8.8℃(48.0℉)-0.6℃(30.9℉)
12月2.9℃(37.3℉)-6.4℃(20.4℉)

気温はこんな感じ。冬は地獄の寒さ。

グルメピエロ旅マップ

グルメやブルワリー、観光スポットなどをこちらの地図にまとめています!

観光スポット

人気の観光は灯台巡り?

「食う!」がポートランド最大の目的なので、観るものはけっこう少ない。「ポートランド・観光」で調べると「灯台巡り」と出てきます。それだけ言うなら灯台へ行くしかないでしょう。と言うことで、1番有名な「Fort Williams Park(フォート・ウィリアムス・パーク)」に行ってきました。

ポートランドの街からは車で20分くらいの距離にあります。

この灯台とその周りの土地が公園になったのは2001年と意外に最近のようです。フォート・ウィリアムスはその名の通り、元々は要塞=軍事施設でした。1898年に起こったアメリカとスペインの戦争「米西戦争」に向けて大砲などが設置されたことが、この場所が要塞となった始まり。ただ、その後長く戦闘に使用されることはなく、時代の流れとともに要塞は不要に。1960年に閉鎖されたそうです。そして今は残ったこの広大な土地が公園となっています。

まじでだだっ広い。バーベキュースポットがポツン、ポツンと点在しています。

ここが灯台。うん。灯台だ。

白い灯台。アメリカの歴史に疎いので遠い昔に想いを馳せることもなく、サクッと回って終了。朝の散歩にちょうどいい感じです。

■Fort Williams(フォート・ウィリアムス)
公式サイト:https://fortwilliams.org/
オススメ度:★★★☆☆

お土産に可愛いバッグ

船の帆をリサイクルしてつくっている、鞄メーカーがSea Bags Factory Store(シーバッグス・ファクトリーストア)」。主にメイン州の船から帆を回収しバックに変身させています。

船の帆を使っていることもあり、基本的に水への耐性がつよくビーチバッグなどに適している感じです。

アメリカ的な環境配慮型のお店でその志は素晴らしいのですが、かなり良いお値段でした。

種類豊富でデザインもかわいい!新作続々という感じなので、タイミングよく訪れられたらお気に入りのに出会えるかも?

■Sea Bags Factory Store(シーバッグス・ファクトリーストア)
公式サイト:https://seabags.com/
オススメ度:★★★☆☆

ファーマーズマーケット

地元の野菜やハチミツ、チーズが集まるファーマーズマーケットです。

グルメピエロはチーズとビーツなど野菜を購入。ここで買ったビーツが激うまでここからしばらくグルメピエロ(オス)によるビーツ料理がひたすら続くのであった・・・

夏の期間は水曜日と土曜日の朝7時から昼の1時まで屋外スペースでやっています。冬と夏で開催場所が違います。どこでやっているのかは公式サイトを確認してください。

■Portland Fmarmers’ Market(ポートランド・ファーマーズマーケット)
公式サイト:https://www.portlandmainefarmersmarket.org/
オススメ度:★★★☆☆

ホテル

アクセス抜群の素敵ホテル「ポートランド・ハーバー・ホテル」

Portland Harbor Hotel(ポートランド・ハーバー・ホテル)」。ポートランドの大通り沿いに位置しています。レストランやショップなども歩いてすぐ近くにある!

ロビーも綺麗で、ちゃんとしたホテルです。

ホテルの中にはレストラン「Blue Fin(ブルー・フィン)」もありました!

宿泊したのは「1 Queen Bed, Garden View」という部屋。部屋は十分な広さ!週末に2泊して、1泊あたり税込み$280でした。

バスタブとシャワー別々にあります!これがありがたき幸せ。総合的に満足なホテルでした!

■Portland Harbor Hotel(ポートランド・ハーバー・ホテル)
公式サイト:https://www.portlandharborhotel.com/
オススメ度:★★★☆☆

グルメ

最高のウニ天国「ISFトレーディング」

メイン州ポートランドに行ったら訪問必須なのがISF Trading(ISFトレーディング)」。メイン産のウニを、直接購入できるのです!!ここは日本人が経営していて、築地にもおろしているのだと!ウニが手に入るシーズンは秋〜春までなので、事前に販売しているのかを確認することをお勧めします。

こちらが価格表。ウニ以外の海鮮も充実しています。買ってすぐ食べたい人のために、2階にはサトウのご飯と醤油が用意されていて、即席ウニ丼を食べることも可能!

塩水ウニと板ウニ

一番人気の「塩水ウニ(右)」($20)と「板ウニ(左)」($18)を購入!塩水ウニは甘味がたっぷりあって、プリッとしたウニの食感も引き立つ。工場の人によると、当日朝にパックしたばかりのものだった!

↓ISFトレーディングへの詳しい辿り着き方や、工場内の様子はこちらの記事で書いています!

■ISF Trading(ISFトレーディング)
公式サイト:https://www.seaurchinmaine.com/
オススメ度:★★★★

雲丹のお寿司を食べに「与作」

ポートランドの海鮮に酔いしれたので、どうしてもスシが食べたくなりました。ということで、お寿司屋さん「YOSAKU(与作)」に。この名前と看板の光り方に一抹の不安を抱えつつもスシ欲に勝てずに訪れました。

別のお店に行った後の締め的な立ち位置だったので、少しだけ注文。幸いスシは1貫から注文できました。その肝心な味は・・・

ウニはやっぱり最高にうまい!のですが、シャリが・・・硬い。ネタの良さをシャリが殺しているような感じ。地方でスシだったらまあ許せる気もしますが・・・海鮮は美味しいだけに、うーん残念。

■Yosaku(与作)
公式サイト:http://www.yosakumaine.com/
オススメ度:★★☆☆☆

No.1ロブスターロール「ザ・ハイローラー・ロブスター」

地元民と話すたびに、「まだ行っていないの!?」と責められるくらい人気のロブスターロール店が「The Highroller Lobster Co.(ザ・ハイローラー・ロブスター)」。最終日にやっといけました。すごくポップなデザインのお店で可愛い!

「Lobster Roll(ロブスターロール)」($28)に、名物という「Lobster Cheese Crisp Taco(ロブスター・チーズ・クリスプ・タコス)」$28)を注文!

ロブスタータコスは、カリカリチーズタコスとプリプリロブスターの2つの食感が楽しめる!!しかも、ライムマヨを選んだからか、この見た目からは想像できないさっぱり感が良い。

↓詳しいお店の記事はこちらから!

■The Highroller Lobster Co.(ザ・ハイローラー・ロブスター)
公式サイト:http://highrollerlobster.com/
オススメ度:★★★★☆

港沿いのシーフード店「スケールズ」

港沿いのシーフードレストラン「Scales(スケールズ)」。お店に入ってすぐは、お魚屋さんにきたかのような活気のある雰囲気。夜は暗くて何も見えませんが、昼間は大きな窓から港を望めるでしょう。

「Oysters half dozen(牡蠣6個)」($15.50)。3種類の牡蠣を2個ずつ!3種類の違いを楽しみつつも、結局は全部美味しかった(笑)

「Seafood Stew(シーフード・シチュー)」($37)。そしてシチューというか、これパスタソース!?ってくらいに濃厚。魚介の旨味が染み込みまくりで、パンをつけて食べるとまた絶品。

「Scales Warm Buttered Lobster Roll(ロブスター・ロール)」(市場価格、この日は$34)。濃厚バターが塗られたサクサクふわふわの食パンみたいなバンズに、バターの効いたロブスターが挟まっていて、美味しい!

↓詳しいお店の記事はこちら!

■Scales(スケールズ)
公式サイト:http://www.scalesrestaurant.com/
オススメ度:★★★☆☆

ベストレストラン「イーブンタイド・オイスター」

ポートランドで総合的に一番美味しいと思ったレストランが「Eventide Oyster Co.(イーブンタイド・オイスター)」。アジア寄りのシーフード料理が楽しめます!

「Eventide Brown Butter Lobster Roll(ブラウンバター・ロブスター・ロール)」($17)。こちらは温かい名物ロブスターロール。焦がしバターにロブスターが絡まっていて、少し醤油も入っているような?かなり小さいのでぺろり。

「Maine Lobster Stew(メイン・ロブスター・シチュー)」($17)。こちら、なんとグリーンカレー風味のロブスタースープ!!これが大大ヒット。ココナッツがほんのり効いてて、まろやか&濃厚。

「Green Salad(グリーンサラダ)」($10)。ドレッシングは、ビネガーベースの海苔ドレ。そして、上に乗ってるにんじんはおなます風味。とっても日本的です。これが本当美味しかった!

↓詳しいお店の記事はこちら!

■Eventide Oyster Co.(イーブンタイド・オイスター)
公式サイト:http://www.eventideoysterco.com/
オススメ度:★★★★☆

地元野菜が美味しい「イーヴォ・キッチン・バー」

地元の野菜を美味しく食べられるレストランが「Evo Kitchen + Bar(イーヴォ・キッチン・バー)」

名物「Chickpea Fries(ひよこ豆フライ)」($14)。ピリ辛なんだけど、クセになるメキシコ的な味付け。外はホクホク、中はとろ〜り濃厚です。ひよこ豆って、こんなに濃厚な味わいだっけ?

「Cavatelli(カヴァテッリ)」($21)。旨味の聞いたクリームソースがベース。塩っけがしっかりあって、グリーンピースの青さもアクセントになっています。

↓詳しいお店の記事はこちらから!

■Evo Kitchen + Bar(イーヴォ・キッチン・バー)
公式サイト:http://www.evoportland.com/
オススメ度:★★★☆☆

スイーツ

ジャガイモ使ってる「ホーリー・ドーナツ」

ポートランドのスイーツといえば、ドーナツ!The Holy Donut(ホーリー・ドーナツ)」が有名です。

メイン州産のじゃがいもを使ったマッシュポテトを、生地に使っているとのこと。ドーナツの種類豊富です。

手前から「Chocolate Sea Salt(塩チョコレート)」(一番人気)、「Fresh Lemon(フレッシュ・レモン)」(従業員の一番人気)、「Old Fashion(オールド・ファッション)」

素材感がすごい。「じゃがいもの味だ!」という分かりやすさはないのだけど、じゃがいもの甘みを感じられて美味しかったです。

The Holy Donut(ホーリー・ドーナツ)
公式サイト:http://www.theholydonut.com/
オススメ度:★★★☆☆

クルーラーが人気「ハイファイ・ドーナツ」

もう一つの有名なドーナツ店がHifi Donuts(ハイファイ・ドーナツ)」です。ドーナツ店は早朝からやっているので、朝イチで行けるのが良い!

「Chocolate Orange(チョコレート・オレンジ)」。灯台に行きがてら、ドーナツを買いました。これ、オレンジピールが練り込んであって、硬めのチョコレートドーナツ。甘すぎず、美味しかった!

Hifi Donuts(ハイファイ・ドーナツ)
公式サイト:http://www.hifidonuts.com/
オススメ度:★★★☆☆

ブルワリー

ロブスターやウニだけじゃなく、ビールもポートランドの一押しグルメです。人口およそ4200人に対して1つのブルワリーがあり、全米の主要300都市の中で最も多いんだとか。

そんな尿酸値が上がりがちなクラフトビール激戦の街なわけですが、その魅力はなんといっても歩いてブルワリーを巡れるところです。

ニューイングランドスタイルのIPAから、さらにホップを聞かせて力強く聞かせたトリプル・IPAまで。ビールの進化を体験できる。ニューヨーク的な洗練された味とは違う、ビールへの挑戦を体感しにぜひ!

ポートランドにある9つのブルワリーのビールを飲み比べていました!!20種類以上のビールが登場!東海岸屈指のその味について詳しくはこちらから↓↓↓

↓ポートランドに匹敵するグルメの街が、南部サウスカロライナ州チャールストン。こちらもニューヨークから飛行機だと近いのでオススメです!

ポートランドは東だけでなく、西にもあります。色々あったオレゴン州のポートランドの”いま”がどうなっているかも含めてぜひご覧ください。

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