アリゾナ州フェニックス｜外観しょぼいが侮るな「ケバブ・グリル・アンド・ゴー」【NYタイムズのベスト50】

「ここ本当に美味しいの？」みたいな外見の店好き。グルメピエロ（オス）です。

アリゾナ州フェニックスにあるケバブ屋「Kabob Grill N Go（ケバブ・グリル・アンド・ゴー）」。繁華街から離れ、外観はいつ出来ても、潰れても分からないような特徴のないレストランなのですが、この店を侮るなかれ。実はここ、ニューヨーク・タイムズが選ぶ2022年のベストレストラン50に入る実力店なのです！香ばしい香りがしっかりと乗った肉は絶品。フェニックスを訪れたら、ぜひ訪問を！

1 Kabob Grill N Go（ケバブ・グリル・アンド・ゴー）
- 1.1 アクセス
- 1.2 デカさとうまさに驚き！
2 まとめ

Kabob Grill N Go（ケバブ・グリル・アンド・ゴー）

アクセス

ケバブ・グリル・アンド・ゴーは、フェニックス空港から北に10分ほどの距離にあります。セドナやグランドキャニオンなど、フェニックスを拠点に北を目指す際にここに立ち寄り、力をつけてから北上するのもいいかもしれません。

外観はこんな感じ。「本当にここで大丈夫？」と不安な気持ちのままお店に到着。隣は銃の販売店で、その隣にはやっているんだか潰れたんだか分からないような中華レストランがありました。

駐車場は店の前には２台分、店の裏側にもあるようです。ニューヨーク・タイムズはよくこんな辺鄙な場所にあるお店を見つけたなと感嘆。このリストには、ニューヨークからはブルックリンのおしゃれ中華のボニーズや、クイーンズのタイ料理ザブザブなどが選ばれています。

店は本当に小さくて、席が４つ。外には一応テーブル席がありましたが、テイクアウトが基本のお店のようです。このお店こんな小さいにも関わらず、フェニックスの住人にかなり愛されているみたい。

店に客がやってきたかと思うと「数日店やってなかったけど、体調でも崩したか？」と店主に聞きにくるだけの人も。しっかり地元に密着でやっているようだ。店主は「ヘイブラザー」が口癖のようで、みんなにブラザーと声をかけてた。陽気なおじさんだった。

肉屋のショーケースの中に串に刺さった肉がずらり。なかなか見ない光景だ。

デカさとうまさに驚き！

料理のラインナップはシンプルです。ビーフ、ポーク、チキン。先ほどの串に刺さっていた肉をじっくり焼き上げるようだ。

注文したのは奥側の肉「Chicken Thigh（鶏もも）」のセット（$21.99）と、手前の肉「Pork Rib（ポークリブ）」の単品（$14.99）。ポークリブにはグリルされたトマトやベルペッパーはついてきました。下にはご飯が敷き詰められています。

サラダとソースはそれぞれ頼むと追加料金がかかるのですが、サービスでくれた。ラッキー！そして、ペプシコーラもくれた。ラッキー！（笑）

サラダは、トマトときゅうりをダイス状に切り、シャキシャキ爽やか感のある味。ソースはヨーグルトベースのものと、ハーブのたくさん入ったチュミチュリソース。

こちらがポークリブ。骨がくっついているので、手で持って食べることをオススメします。上品になんて食べるのは、やめてバクついてみましょう。そうすると、広がる広がる香ばしい香り。肉のジューシーさとコーティングされたスパイスの具合が絶妙。肉にいろんなスパイスが染み込んで味が多重構造になってる。うまい！！一見、「焦がしすぎじゃない？」と思うけど、この焦げ目がちょうど良い香ばしさを生んでいる。

こちらがチキン。タンドリーチキンとはまた違った、でも方向性としては近いようなそんなスパイスでコーティングされた肉。これだけこんがり焼かれているのに柔らかくてジューシーさが保たれている不思議。見た目が黄色いから少しからそうに見えるけど、辛くはなくコク＆深みのある味。

一緒に出てきた焼きトマトのとろける感がすごい！きっと普通のトマトなんだろうけど、これだけ甘味が出るのか！ってくらいに良く焼けている。肉がそれぞれパンチがあるので、ベルペッパーで口直し。ご飯に染み込んだタレがうまくて、米も止まらない！ただ、めっちゃ量があるので、同じ量を食べるなら３人から４人でちょうどいいと思います。我々は持ち帰りました。