家から遠く離れても、なんとかやっていける。グルメピエロ（オス）です。
ボストンに少し変わったラーメン屋があります。「Yume Wo Katare（夢を語れ）」とその名の通り、夢を語ることのできるラーメン屋です。ラーメンを食べて、その後に少し自分のやりたいことを見つめ直す。そんな異様な体験ができます。ラーメンはガッツリ重い、いわゆる二郎系。学生の街ボストンに根付いた、行列のできる人気店でした。
Yume Wo Katare（夢を語れ）
アクセス
「夢を語れ」はハーバード大学の北側に位置しています。駐車場はなく、隣にあるスーパーやカフェなどが集まったところの駐車場に停めるか、バスや電車で行くといいでしょう。
開店してすぐに行列ができるほど並んでいました。お店の前にあるQRコードを読み込んで食べる前に決済をします。メニューは2つで、チャーシュー多めかノーマルかだけ！学生の街なことと、ガッツリな二郎系と言うこともあり客はほぼ100%若者。
お店に入る前にこのお店のコンセプトを伝えられます。「ラーメンを食べて、最後に夢を語る。夢を語らなければこのお店はただのラーメン屋と同じになってしまいます」とのこと。
グルメピエロ（オス）は正直、自己啓発とか自己改革とかを売りにしたビジネスはあんまり好きじゃありません。うまく言葉に出来ないけど、内面を売りにしたシステムって商品の本質がぼやけてしまうと思うんです（昔付き合っていた彼女に、「私、ピー●ボートに乗って自分を見つけるの」と言われてフラれたことも大きな理由か・・・笑）。
ただ、実際に体験してみると、アメリカ人の気質とこのシステムがめちゃくちゃマッチしていた！日本じゃ中々出来ない客参加型というか、客の感情をエンターテイメントに昇華させる感じが面白い。前言撤回！
店の作りも面白くて、全員が同じ方向を向いて食べます。なんだか学校の教室を思い出す。そして、食べた後に店員に「夢をかたりますか？」と聞かれ、立ち上がって夢を語り、他の客はその話を一緒に聞きます。
立ち上がって夢を語る瞬間、他の客はそれをしっかり聞きます。そして拍手をしたり応援したり、共感したり。アメリカ人の気質がそうさせるのでしょう、夢を語った後、その場が一つになるような感覚を覚えます。そして、少し自分のやりたいことを見つめ直します。
言うなれば、こんな感じ。分かりにくいか・・・（笑）
デリシャスガーリックの二郎系ラーメン
ラーメンは、チャーシューの枚数で値段が異なります。こちらの５枚入りは＄19。
コロナだからか、もともとなのかはわかりませんが、食フェスとかであるようなプラスチックの器で出て来ます。席に着いた時に店員から「デリシャスガーリックかけますか？」と聞かれます。帰り道の、翌日の息の臭さなんて忘れてしまえ！今はマスクも付けるし、いいでしょ！
器をはみ出す、チャーシュ！厚切りなんだけど、ホロホロと崩れていく柔らかさです。このチャーシューがめっちゃ美味しい。
食べ応えのある太麺です。ニンニクとスープとが絡んでいい感じ。ただ、この麺がスープをどんどん吸っていくので、食べても食べても量が減らない。コンセプトも含めて、若者向けという感じです。スープにもう少し、パンチなのかコクなのか厚みを持たせて欲しかったなと思いました。
まとめ
店舗詳細
（夢を語れ）
営業時間：水〜土 16:00-21:00
日曜日 11:30-15:00
定休日：月・火
電話番号：(617) 714-4008
公式サイト：https://www.facebook.com/YumeWoKatare/
住所：1923 Massachusetts Ave, Cambridge, MA 02140
オススメ度
★☆☆☆☆ 行く価値なし
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 美味しい
★★★★☆ 絶対にまた行きたい
★★★★★ 唯一無二の感動店
※自信を持ってオススメするのが★４以上！
ラーメン単体だったら、お店側も言っているように普通の美味しいラーメン止まりです。本家二郎のくせになるあの感じほど、作り込まれたパワフルさはありません。ただ、体験も含めると特別なお店だなと感じます。デリシャスガーリックをたっぷり乗せて食べて元気いっぱいになった後に、夢を語る。帰りは少し気持ちがいいです。
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