グルメピエロ(オス)です。
インドアでの食事が再開したNY市。先週に引き続き、食欲が爆発しています。日本食の代表格として、寿司の次に挙げられるであろう天ぷら。でもNYにお寿司屋さんが無数にあるのに対して、意外としっかりとした天ぷら専門店は少ないのです。今回はNYローカル、アメリカローカルの食材も生かした和洋折衷な天ぷら店「Secchu Yokota(折衷よこ田)」がとっても美味しかったので紹介します!
目次
Secchu Yokota(折衷よこ田)
アクセス
折衷よこ田はイーストビレッジにある。
近くには我々調べのNYベストラーメンもあり、日本食が比較的に多く集まるエリア。
実は「折衷よこ田」を訪れるのは2度目。1度目を軽く振り返ろう・・・
感動の天ぷら弁当と出会う
このお店を初めてに訪れたのはコロナ禍で先の見えない20年5月ごろ。家から10km近くを自転車で爆走して弁当をピックアップしに行ったのだ。
「ビーフ・リブアイ・カツ弁当($25)」。ステーキ肉をカツにしたような肉厚っぷりで、でもすごく柔らかくてジューシーだった。そして忘れないこの大根おろし。鬼おろしであらい。その歯応えが箸休めにもちょうど良かった。
「えび天丼($18)」。えび天丼と言っておきながらこのボリューミーさ。最高に得した気分だった。
この味を求めて、再び!
ローカル食材を取り入れた天ぷらコース
今回は、1人120ドルのコース。
「折衷」の意味を体感する始まり
折衷よこ田の折衷って何と何のいいとこ取りなんだろ?と思いながら待っているとやってきたのはこちら。
キャベツとオニオンの冷製スープ。イクラが輝いている。
奥から現れたのは、カリフォルニア州サンタバーバラのウニ。出汁のジュレも入っていて、散りばめられたアラレの香ばしさとマッチ。和洋折衷。なんとなく店の方向性がわかってきたぞ。
日本酒の冒険
この店は日本酒のラインナップがかなり豊富。日本酒ソムリエとアドバイザーの方がお店にいて、選りすぐりの日本酒が置いてある。我々も割と飲んできた方と勝手に思っていたが、知らない銘柄がたくさん。悩んでいると「いろいろ試してみますか?」という嬉しい提案が!
3種類を少しづつ飲み比べさせてもらった。
選んだのは真ん中の「アジュール」。キリリとしつつも甘みと深みの複雑さがあった。瓶はどうやらイギリスの有名なデザイナーが作ったものらしい。日本酒は和食のためのものだけじゃないんだよということらしい。なんだかこの店のコンセプトにもあってる気がする。
2ラウンド目も試させてくれました。
目移りする前菜
一度に4種類も前菜プレートが!どれから食べようか目移りしてしまう。
ゴロッと切ったマグロ。下にはふろふき大根があってとてもほっとする味。
カブの葉っぱの部分が少し残るように切ったり、きゅうりの真ん中がくり抜いてあって、食感を大事にさせたりと、細部に宿るこの感じが好きだ。
アメリカローカル食材を天ぷらに
ついに天ぷらが始まる!右から鰹節入りの天汁、炭岩塩、わさび塩、塩ポン酢の鬼おろし。
出た!この鬼おろし!あのカツサンドにも入っていたヤツ!箸休めと言わずこれバケツでください!
九州の車えび。圧倒的な素材のままのうまさ。これ塩すら要らないっすわ・・・。
続いてはグルメピエロ(オス)最大のヒット作。NYローカルのいんげん。
いんげんってこんなに美味しかったけ?NYの野菜ってこんなに美味しかったけ?いろんな?が頭を駆け巡る。人生考え直し。
料理って本当にすごい!一手間でこんなに素材の力が伸びるのか。
続いては山口のマナガツオ。カツオなのに白身?と思ったけどこれは完全に僕たちの勉強不足。全く別の魚なんですね。
諸説あるようですが、カツオのいない瀬戸内海でカツオの旬の初夏に獲れたこの魚をカツオに似ている・真似しているという意味で、真似鰹というんだとか。
脂のノリがちょうどよく、脂っこい料理の多いアメリカの中でほっとする脂の感じ。塩とレモンとをちょっとかけるくらいで抜群のうまさ。
続いては北海道のホタテ。
中はレア。甘みと甘みと食感と口の中が天国だ。
トロッとした食感のあとはホクホクのサツマイモ。あげたことで甘みが凝縮するんだろうか?なんだかスイートポテト食べてるくらいの濃縮感を感じた。
終盤への畳み込みがすごい。次はこちら。ただのシソの天ぷらではありません・・・
たらふくウニを巻き込んでいる!
外サク、中トロの最高の組み合わせ。幸せの組み合わせ。一年分のウニを濃縮して食べたような気分になった。
遅れてやってきた主人公が登場。プリっぷりのタラバ。
思えばタラバの天ぷらなんて食べたことなかったな。なんて贅沢な食べ方なんだろう。レモン塩でさっぱりと素材のうまさを楽しみました。
物語の締め括りに・・・
物語の最後は出汁茶漬け。
表面をカリカリに焼いた焼きおにぎりにヒラメの焼き物。
焼きおにぎりの堅牢な鎧をだし汁が溶かしていく・・・焼きおにぎりの外側のカリ、ふっくらした魚の食感、ほっとする出汁の味。映画で言うなら最後にほっこりエンディングが来る感じ。いろいろあったけどこれがあるからこの話が終われるよね。と言う感じ。
あ、デザートを忘れてた。ここまででかなり満腹。そこへやってくる店員さんの「デザートは別腹ですよね?」の一言。アイスの下に敷かれているのは小豆。ここでも垣間見える和洋折衷。
店員さんは隣の席でも英語で「”separate stomach”あるでしょ?」と聞いてたけど、別腹ってそう言う風に言うのか・・・!?笑
まとめ
店舗詳細
(折衷よこ田)
営業時間:15時・17時半・20時スタートの3回転
定休日:月・火
電話番号:+12127771124
公式サイト:http://www.secchuyokota.com/
予約サイト:https://www.tablecheck.com/shops/secchuyokota/reserve
住所:199 E 3rd St, New York, NY 10009
オススメ度
★☆☆☆☆ 行く価値なし
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 美味しい
★★★★☆ 絶対にまた行きたい
★★★★★ 唯一無二の感動店
※自信を持ってオススメするのが★4以上!
いつぶりに食べただろうかと思う高レベルの天ぷら。細部まで日本らしく、人もよく楽しかった。季節によって違う食材になるだろうし、その度に訪れるのも良いと思う。
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