旅行計画にはワインの産地入れがち。グルメピエロ(オス)です。
西海岸に入り、中西部のイエローストーンを目指す旅。旅の序盤の最大の目的地はアメリカでワインの生産量4位をほこるオレゴン州。その中でも人気のワイン産地のウィラメット・バレーを訪れました。
ウィラメット・バレーはワインの歴史としては短いものの、近年急速に成長しているオレゴンのワイン産地です。もちろん飲みたいのは特産品ピノ・ノワールです。ピノと言えば、フランス・ブルゴーニュが思い浮かびますが、冷涼な気候を生かしたオレゴンのピノはかなり秀逸。ブルゴーニュに匹敵すると言われています。今回訪れたのは「Penner Ash Wine Cellars(ペナー・アッシュ・ワインセラーズ)」です。丘の上にあるワイナリーからの景色は素晴らしく、そこで提供されるピノ・ノワール飲み比べは最高の体験です。働く人たちもフレンドリーでいい人と、ワイナリーめぐりで訪れるにはとてもおすすめなワイナリーです。
目次
Penner Ash Wine Cellars(ペナー・アッシュ・ワインセラーズ)
ペナー・アッシュってどんなワイナリー?
オレゴン州のワインづくりは、1960年頃にスタートしました。ワイン産地としてはかなり歴史の浅い場所です。そんなニューカマーの中でもペナー・アッシュの登場はかなり最近になってから。1998年に夫婦でワイナリーを設立。その後ピノ・ノワールを中心に製造し注目を集めました。オバマ元大統領時代には、中国の習近平国家主席を招いての晩餐会でも提供されたそうで、その実力は折り紙付きです。
アクセス
ペナー・アッシュはポートランドから1時間弱の距離にあります。またの機会に改めて紹介しようと思いますが、ポートランドの街への滞在はお勧めしません(21年夏時点)。新型コロナ以降の暴動の影響で街の機能が大幅におちているため、観光の拠点には向かないためです。なので、ウィラメット・バレー内のホテルや宿泊地付きのワイナリーに滞在することをお勧めします。
ワイナリーは丘の上にあります。サイズ感は割と小さい部類に入ると思います。
建物の内部はシンプルで可愛いです。
訪れたタイミングは収穫前のため、まだ内部は稼働していませんでしたが、建物内でワインの製造を見ることも出来る構造になっています。
絶景を独り占めしながらピノ飲み比べ
絶景に酔いしれる
ワイナリーの建物の脇を通り、屋外の席へ向かいます。
建物の横にも席が構えられています。客が対面しているのが・・・この景色!!
地平線がどこまでも続く、めっちゃ気持ち良い景色。風が適度に吹き、太陽も心地いい。日本やニューヨークではなかなかみられない、壮大な景色です。
そして、客に用意される席がこれ。最高やないかーい!!風の音を聞き、自然を感じながら酔っ払っていく瞬間が人生で一番好きなのですが、まさにそれを体験させてくれる場所です。
グルメピエロのブログで以前紹介した、ニューヨークの絶景ワイナリー「バウンダリー・ブレイクス」を彷彿とさせるような景色でした。そちらもぜひよろしくお願いいたします。リンク内には雰囲気がわかるYouTube動画もありますのでぜひ!!
ワイン畑に近づけば・・・
実っております。もう少しかな?おいしいワインに変貌してください!
ピノ・ノワール飲み比べ
今回最も楽しみにしているのが、ピノ・ノワールのみで構成される飲み比べメニューです。
今回はピノ・ノワール4種飲み比べ(1人40ドル)!ウェルカム・ワインとしてヴィオニエの白も出ました。ヴィオニエはあまり飲んだことはなかったのですが、絶滅寸前まで栽培されなくなっていた希少品種なのですね。華やかでさわやかな味わいでした。
Dundee Hillsで栽培されているピノが2つ。Maresh Vineyardのものと、Bella Vida Vineyardのピノ(1本ともに65ドル)。2017年のビンテージで、同じ場所の栽培と条件は同じわけですが、まずこの飲み比べがとても面白かったです。
Maresh の方が丘の下側、Bella Vidaの上側にワイン畑が位置しています。太陽を多く浴びる上側のBella Vidaの方が明るい味わいでした。同じ場所でも、ワインは条件でこれほど変わるのか!と面白さを再確認させてくれる体験です。
Zena Crown Vineyardのピノ(1本72ドル)。この先数日間にわたって数千キロ移動するのに、旅の初日なのにこれ買いました(笑)。理由は簡単。だって美味しかったから。
イチゴっぽさと、他にも小さい赤い果実の味やスパイス、ほのかに土っぽさもあります。エオラ・アミティ・ヒルズAVA(American Viticultural Areas=アメリカ政府が承認したぶどうの栽培地域)で育ったブドウをつかっています。海からの涼しい風が入るため夏でも冷涼な気候に保たれるのが特徴だそう。
Pas De Nom(1本125ドル)。いわゆるフラグシップワインです。ワイン名は、フランス語で「名前のない」という意味。各畑で作っているブドウから、毎年配合を変えてその年、その年の味を作っているそうです。
5杯飲んで、ほろ酔い加減が最高です。風も気持ちい。
まとめ
ワイナリー詳細・予約
(ペナー・アッシュ・ワインセラーズ)
営業時間:11:00-17:00
定休日:なし
電話番号:+15035545545
公式サイト:https://www.pennerash.com/
予約サイト:https://www.exploretock.com/pennerash/
住所:15771 NE Ribbon Ridge Rd, Newberg, OR 97132
オススメ度
★☆☆☆☆ 行く価値なし
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 美味しい
★★★★☆ 絶対にまた行きたい
★★★★★ 唯一無二の感動店
※自信を持ってオススメするのが★4以上!
最高の景色でした。ワインももちろん最高です。オレゴン州ということでなかなか訪れにくいですが、ワイナリー巡りをするのであればぜひともリストに入れていただきたいワイナリーです。単一品種を飲み比べられる体験は最高です。めちゃくちゃ人もよかったので、いろんな話も聞けました。ちなみに・・・
ワイナリーの人に、ポートランドの美味しいお店を教えてもらいました!こんなメモまで作ってくれて、なんていいところなのでしょう。ポートランドはタイ料理がうまいという情報も、ここで教えてもらった。今度紹介するので、乞うご期待!
アメリカのワイナリー巡りといえば、やはりカリフォルニアのナパは外せません。こちらもよろしくお願いいたします!!
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