MENU
マンハッタン

ステーキハウス超えも!ニューヨークのお肉屋さん6選【熟成肉から和牛まで!スペシャルな日にお家ステーキ】

ステーキハウスは、雰囲気を楽しむところ。グルメピエロ(オス)です。

インフレによりステーキハウスのメニュー価格もどんどん値上がりしていますが、「それでも美味しいステーキが食べたい!」というあなた、朗報です。ニューヨークではステーキハウスを超えるステーキを、家で安く楽しめることができるのです。その方法とは、美味しいお肉屋さんのお肉を手に入れて焼く!自分で焼くのは難しいと思ってしまいますが、ポイントさえ押さえれば簡単。今回はニューヨークでオススメのお肉屋さんに加えて、美味しいステーキの焼き方も紹介します。クリスマスやお正月など、スペシャルな日にステーキハウス超えのステーキを自宅で食べるのはいかがでしょうか?

ニューヨークのお肉屋さん

肉の部位の呼称

アメリカと日本では、肉の部位の名前が違います。今回は、アメリカ表記で肉の部位を説明していきます。そして、絵の下手さは勘弁してください、これは牛です(笑)右側の写真は牛の肉を輪切りにした断面図です。

ステーキハウスに行くとメニューにデカデカと書かれているのが、Porterhouse(ポーターハウス)。人間で言えば、背中のあたりから腰にかけての部分。ショートロインとサーロインを含むのがポーターハウスです。

ポーターハウスは絵右で説明した通り。T字の骨を中心にストリップ(日本のサーロイン)とテンダーロイン(日本のヒレ/フィレ)が付いています。また、Tボーンステーキとポーターハウスの違いは、テンダーロインのサイズ。Tボーンの方がテンダーロインが小さいです。

お肉屋さんでも同様にポーターハウスやリブなどを注文することができます。ニューヨークの肉屋は自らエイジングと呼ばれる熟成もおこなっているところがあるので、好みの熟成の仕方をしている店に出会うことができれば、もはやステーキ屋いらずなのです。

ステーキハウスの価格推移

日米ポーターハウス2人前の価格比較(21年1月時点→22年2月時点)
店名日本(税込)ニューヨーク
ベンジャミン・ステーキハウス1万6千円 →2万1780円$114 →$120.95
ウルフギャング・ステーキハウス1万6千円 →2万2千円$95.9 →$131.9
ピータールーガー・ステーキハウス2万2千円 →2万9千円$123.9 →$129.9

ステーキハウスの価格は、インフレによりどんどん上がっています。こちらはウォッチしているポーターハウス価格の推移

アメリカのインフレは、ステーキにもガツンと反映されています。ステーキハウスも容赦無くあげていくので、「自分でやった方がいいんじゃない?」と思うようになりました。

↓もちろんお店で食べるステーキは美味しいし、雰囲気が楽しい!

ステーキの美味しい焼き方

ステーキを美味しく焼くのは難しくないの?と思ってしまいますが、ポイントを抑えれば簡単!我が家では、後ほど登場する1番お気に入りのお肉屋さんで教えてもらった焼き方で焼いています。

では、こちらの熟成リブアイの焼き方を紹介!

基本の焼き方(リブアイ編)
  1. オリーブオイルを全面に絡ませて、表面にこれでもか!というくらいの塩・コショウ。
  2. フライパンを煙が出るくらい熱する(500°F=260°Cほど)
  3. 肉の表面を3分、裏面を3分焼く
  4. フライパンごと、400°F(204°C)に熱したオーブンに8分ほど入れる
  5. オーブンをオフにして10分寝かせる(オーブンは開けない)

こちらは香り高い熟成リブアイを焼く際の、基本の焼き方。熟成肉ではない、または熟成期間の短い肉を焼くときには、バター・ニンニク・ローズマリーも使用しています。その際は、手順③で材料を投入し、ニンニクとローズマリーの香りがついた溶けたバターをお肉にかけながら焼いていきます。

また厚さが薄めの肉の場合、オーブンに入れる時間を短くするなどして調整します。

焼き上がりはこんな感じ!

お肉屋さんマップ

今回紹介するお肉屋さんは、こちら!美味しいお肉のために、ブルックリンまで足を伸ばすことも。

お肉屋さん7選

星付きレストランにも卸す「ピチニーニ・ブロス」

マンハッタンのヘルズキッチンで1922年から続く肉屋が「Piccinini Bros(ピチニーニ・ブロス)」。2020年に新型コロナによってマンハッタンのレストランビジネスが壊滅するまでは、卸売業者として営業していました。いまは、店での販売を始めていて、配送もやっています。

ピチニーニは、ミシュラン2つ星レストラン「ダニエル」や「ブルーヒル」にお肉を卸しているほか、シェイクシャックなどを展開するユニオン・スクエア・ホスピタリティ・グループのお店「グラマシー・タバーン」にも卸しているそうです。確かにこの店のバーガーはうまい!

お店ではその日のスペシャルというようなものもありますし、卸し業者でもあるので大抵なんでもあります!

■Piccinini Bros(ピチニーニ・ブロス)
公式サイト:https://piccininibros.com/
オススメ度:★★★☆☆

手軽な街のお肉屋さん「エスポージト・ミート・マーケット」

「Esposito Meat Market(エスポジート・ミート・マーケット)」は、ヘルズキッチンで1932年に誕生した肉屋。いわゆる街のお肉屋さんのイメージがこの中のお店では一番しっくりくると思います。

ポートオーソリティーの目の前という立地もあり、値段が他の店よりも気持ち安いのがいいところ。

■Esposito Meat Market(エスポジート・ミート・マーケット)
公式サイト:http://espositomeatmarket.com/
オススメ度:★★★☆☆

日本のお肉屋さん「ジャパン・プレミアム・ビーフ」

マンハッタンのノーホーで日本の美味しいお肉を買うことができるお店「Japan Premium Beaf(ジャパン・プレミアム・ビーフ)」。画家のバスキアが最後に住んでいたアパートの隣にお店を構えています。2009年オープンと歴史は意外とながい。

和牛や和州牛などが食べられるほか、アメリカではあまり食べることのできないサシの入ったお肉を買うことができるのが魅力。和牛のステーキ肉だけじゃなく、すき焼き用、しゃぶしゃぶ用など、その場で好きな薄さにスライスしてくれます。

■Japan Premium Beef(ジャパン・プレミアム・ビーフ)
公式サイト:https://japanpremiumbeef.com/
オススメ度:★★★☆☆

小さな愛され肉屋「フローレンス・プライムミート」

ワシントンスクエアパークから徒歩2分。マンハッタンのグリニッジビレッジでひっそりと営んでいるのが「Florenece Prime Meat Market(フローレンス・プライム・ミート・マーケット)」です。1936年創業で、昔ながらのやり方で今も営業しています。この時代に公式ウェブサイトもありません。でもその感じがいいんです。

この肉屋に目をつけたきっかけは、サンクスギビングの前に小さなお店から長蛇の列が伸びていたから!しかも、通い慣れた地元民みたいな人たちが並んでいたので、ここは美味しいのではないかと思ったのです。

店内はこんな感じで、通路は1人のスペースしかありません。街のお肉屋さんって感じ。

お肉を注文すると、その場でカットしてくれます。電鋸的な機械じゃなくて、人の手でカットされるところを見れるのもなんだかうれしい。他のお店だと一度裏に持っていかれちゃうから、こういうシーンは迫力があって楽しい。

この日はドライエイジのポーターハウスを注文。「2人で食べるからちょっと小ぶりで」と頼んだら少し小ぶりすぎたかな?笑

このお肉がすごく美味しかった!!!他のお肉屋さんの熟成肉と比べても、肉の旨味が凝縮した濃い味わい。ここはNo.2に認定!!!

■Florence Prime Meat Market(フローレンス・プライム・ミート・マーケット)
公式サイト:https://www.instagram.com/florenceprimemeat/?hl=en
オススメ度:★★★★☆

意識高い肉屋「ザ・ミート・フック」

「The Meat Hoo(ミート・フック)」は、ブルックリンにある少し意識の高い肉屋です。環境への負荷を考えたり、コロナで露呈したサプライチェーンの脆さから、どうやって輪を小さくしてローカルでやっていけるかなど考えています。ブルックリン的というか「おいしければいいじゃん」という文脈から、「おいしいを持続するためには何が必要?」みたいな考えを持っているお店です。

自分達でポップアップのお店を出したり、他のお店とコラボするなど肉をどうやって扱うかの部分もちゃんと手がけています。ブルックリンの人気ブルワリーの「スリーズ・ブリューイング」とコラボしてたこともありました。

■The Meat Hook(ザ・ミート・フック)
公式サイト:https://www.themeathook.com/
オススメ度:★★★☆☆

自宅ステーキ革命「デラピエトラス」

ダウンタウンブルックリンにある熟成肉店「Dellapietras(デラピエトラス)」がグルメピエロ的No.1。自宅で最高のステーキを食べるために事あるごとに足を伸ばす、一番お気に入りのお肉屋さんです。店員さんも皆フレンドリーで、たまに行くと「また来たね!」と覚えていてくれます。

ここで必ず買うのが、店員さんのオススメでもある「20-30 Days Ribsteak(20〜30日間熟成リブステーキ)」。焼き方を教わり、その通りに焼いたらびっくり。「もうステーキハウス行かなくてもいいや」と思ってしまう美味しさです。

↓ステーキの詳しい焼き方はこちらにも!

Dellapietras(デラピエトラス)
公式サイト:https://dellapietras.com/
オススメ度:★★★★★

↓大変励みになりますので、以下のバナーをポチッとクリックしてくださると嬉しいです!ランキングチェックもここから〜

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村

カテゴリー