アメリカのワイン産地全て回るのが夢。グルメピエロです。
アメリカのワイン産地というと真っ先に出てくるのがカリフォルニアですが、他にも素晴らしいワイン産地はアメリカ各地にたくさんあります。そんな中でもアメリカで注目されているワイン産地の1つがオレゴン州の「Willamette Valley(ウィラメット・バレー)」です。同州最大の都市ポートランドからも車で1時間程度と近く、周辺の小さな街にはレストランも充実しています。もちろん最高品質のワインも揃っていて、代表的なブドウ品種のピノ・ノワールはフランスのブルゴーニュにも匹敵すると言われています。
グルメピエロのワイナリー巡り第4弾です!ウィラメット・バレーでオススメしたいワイナリーから、周辺レストラン情報まで丸っとお届けします!
目次
Willamette Valley(ウィラメット・バレー)
ウィラメット・バレーってどんなところ?
近年アメリカで注目を集めるワイン産地が西部のオレゴン州です。ワイナリーの数ではカリフォルニア州に次いで2位。生産量はアメリカで4位を誇っています。
そのオレゴン州で、現在急成長中で注目を集めるワインの産地「Willamette Valley(ウィラメット・バレー)」です。オレゴン州の最大の街「ポートランド」からは車で1時間ほどの場所にあります。冷涼な気候でフランスのブルゴーニュと同じ緯度にあることから同じくピノ・ノワールが有名です。ちなみにオレゴンの栽培面積の半分以上がピノだそう。ウィラメット・バレーには250を超えるワイナリーが集まっていて、それぞれが車でさくっと移動できる場所に点在しています。
ちなみに、オレゴンのワイナリーは州の規定で売上高の75%をワインから得ていることが求められています。さらに、ワインの生産量に応じた広さの土地を持っていることをも求められています。このためか、大規模なワイナリーが多い印象です。
↓ニューヨークの可愛い小さなワイナリーがあつまるロングアイランドについてはこちらから。YouTubeのリンクもあるので、ワイナリーの雰囲気などもそこからお楽しみください!
グルメピエロ旅マップ
今回ウィラメット・バレーのワイナリー巡りで立ち寄った場所、これから紹介する場所をこの地図にまとめています!
ワイナリー
絶景でピノの飲み比べ!「ペナー・アッシュ」
そのワイナリーが出しているワインを網羅的に飲むのも良いのですが、テーマを決めた飲み比べをするものワイナリー巡りの楽しみのように思います。そこでオススメしたいのが「Penner Ash Wine Cellars(ペナー・アッシュ・ワインセラーズ)」です。
店員さんが優しく丁寧にいろいろと解説をしてくれます。
このワイナリーでは40ドルで4種類のピノを飲み比べることができます。同じ山で栽培されたものでも畑が高いところにあるか、低いところにあるかで味が違ったり、さまざまな差を見つけ出す楽しさがありました。
さらにさらに、何よりもここはスーパー絶景!丘の上から眺めるワイン畑に、その先に広がる広大な大地と地平線。風に吹かれながら酔っ払っていく瞬間がたまらなく楽しい気分にさせてくれます。
■Penner Ash Wine Cellars(ペナー・アッシュ・ワインセラーズ)
公式サイト:https://www.pennerash.com/
オススメ度:★★★★☆
フランスを感じるワイナリー「ドメーヌ・ドルーアン」
アラウンド・ビュー・ブドウ畑。360度どこを見てもブドウ畑が広がる空間でワインを楽しめるのが、「Domaine Drouhin Oregon(ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン)」です。
「ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン」は、80年代後半にフランス・ブルゴーニュの名ワイナリーの「ドルーアン」がオレゴンに進出して設立したワイナリーです。彼らのテーマは「French Soul ~ Oregon Soil=フランスの魂・オレゴンの土壌」。フランスで培った技術がオレゴンの地での栽培に生かされています。
ドルーアン・オレゴンは数年前にローズ・ロックというワイナリーを取得。現在は2つのラインのワインが展開されていて、飲み比べることができます。この飲み比べが楽しい!
>>Wine.comでドメーヌ・ドルーアンのワインをチェック!
1本ごとの味の飲み比べや雰囲気などはこちらから↓↓↓
■Domaine Drouhin Oregon(ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン)
公式サイト:https://domainedrouhin.com/
オススメ度:★★★☆☆
コスパ抜群のワイン「A to Z」
オレゴン州最大規模のワイナリーが「A to Z Wineworks(AトゥZワインワークス)」。後程紹介するレックス・ヒルも傘下に従えています。低価格ながら、味がしっかりしていて、非常にコスパに優れたワインを製造しています。
ニューヨークのその辺の酒屋やトレージョー・ワインなどでも買えます。このピノは15ドル。安い。10ドル台で同じくこのコスパが出せるのはボーグルくらいかなと思っています。
A to Zが謳っているのがフードフレンドリーなワインです。確かにどれも個性を出しすぎず食事に寄り添っている作りな気がします。家で作れるご飯には限度もあるので、デイリーワインとして選ぶには持ってこいな感じです。
>>Wine.comでA to Z Wineworksのワインをチェック!
A to Z の高級版「レックス・ヒル」
先程紹介したA to Zに買収されたワイナリーが「Rex Hill(レックス・ヒル)」です。低価格のA to Zに対し、割と価格の高いワインを作っています。
ワイナリー自体はA to Zと同じ場所にある。
綺麗なワイナリー・ビューを楽しむというよりも、よく言えばワインとそれを一緒に飲む人との時間を大切にするという感じでしょうか?なので、ここじゃなきゃ!感は少し薄いです。ということでグルメピエロもここでの飲み比べはやめてワインを買って帰ることにしました。
ワイナリーで飲み比べが出来るのはレックス・ヒルのワインだけで、A to Zはテイスティングはしていません。
A to Zのワインも売っています。
ウィラメット・バレーの2018年のピノ。価格はハーフボトルで1本20ドル。チェリーの香りが結構ドスっときます。酸味は結構強く、余韻として樽の香りが長く残ります。ペナー・アッシュやドルーアンの物よりも結構重めという感じでした。
■Rex Hill(レックス・ヒル)
公式サイト:http://www.rexhill.com/
予約サイト:https://www.exploretock.com/rexhill/
オススメ度:評価なし
グルメ
ワイナリー巡りの合間に、グルメを求めて立ち寄ったのが「Newberg(ニューバーグ)」。こじんまりとしていて可愛い街。美味しそうなレストランや、おしゃれなお店も多いです。
小さな街の絶品イタリアン「ローズマリーノ」
ワイナリー巡りの合間のランチに立ち寄ったのが「Rosmarino Osteria Italiana(ローズマリーノ・オステリア・イタリアーナ)」。予約をして行ったけど、予約なしでも入れそうな雰囲気でした。裏手に大きめの無料の駐車場あります。
ローズマリーノという店名の通り、これから出てくる料理にはローズマリーがふんだんに使われています!ローズマリーが苦手な人はこちらのお店は避けた方が良いでしょう(笑)
壁一面にはワイン、奥にはテラス席もありました!
メニューはこんな感じです。お馴染みのパスタが並ぶ、オーソドックスなイタリアン!
「Soup of the Day(本日のスープ)」($8)。ひよこ豆のスープでした。店名でも主張しているように、こちらのお店はローズマリー推し。ローズマリーの香りが強めに香って、ひよこ豆は滑らかで濃厚な仕上がりに。全体的に深みを感じる上質なスープ。今後の料理にも期待が持てそうだ。
「Asparagi e Farro(アスパラガスとファッロのサラダ)」($10)。ローストアスパラガスは程良い火の通りで、シャキッとした食感が残る。その下には葉っぱに、古代麦のファッロ。雑穀米のようなつぶつぶ食感を楽しみつつ、甘味の強いバルサミコ酢が全体をまとめてくれる。これまた完成度の高いサラダだ。
↓NYグラマシー・タバーンでも、ファッロがサラダに登場!これも最高に美味しかったので、ファッロはサラダに入れていくべき。キヌアよりも大粒なので、食感が際立っていい気がする。
「Amatriciana(アマトリチャーナ)」($16)。アメリカに来てから初めて食べた、アマトリチャーナ。日本では定番だけど、ニューヨークにいるとパスタの種類が豊富すぎて見かけないメニューの一つ。
太めのパスタがモッチモチ!!!!モチモチ具合がばっちりで、この食感を求めて食べ進んでしまった。このトマトソースもスパイシーさがちょうど良くて、美味しかった。
この小さな街のイタリアンとしては、レベルがめちゃくちゃ高い!しかも、これで全部で$30くらいと安い。やはりワイン産地には美味しいものが集まるのだろうか。ちなみに、このすぐ近くにある「The Painted Lady(ザ・ペインテッド・レディ)」は、オレゴン州で1、2を争うレストランです。超予約困難のため、今回は行くことが叶いませんでした。。。
■Rosmarino Osteria Italiana(ローズマリーノ・オステリア・イタリアーナ)
公式サイト:https://www.osteriarosmarino.com/
予約サイト:https://www.opentable.com/r/rosmarino-osteria-italiana-newberg
オススメ度:★★★★☆
カフェで一休み「シー・シー・モーター・コーヒー」
この看板に惹かれて入店!!!!!ガソリンスタンド風に、ビール価格が表示されている。「See See Motor Coffee Co.(シー・シー・モーター・コーヒー・カンパニー)」です。
なんだか、バイクマニアによるバイクマニアのためのお店のようだ。
カフェラテを注文。かなり酸味の強いタイプの豆を使っていたようで、ソイミルクを選んだのですがあんまり相性良くなかった(笑)残念。
■See See Motor Coffee Co.(シー・シー・モーター・コーヒー・カンパニー)
公式サイト:http://www.seeseemotorcycles.com/
オススメ度:★★★☆☆
アメリカで一番有名なワイン産地ナパバレーも良いですが、西海岸を少し北上してウィラメット・バレーまで足を運んではいかがでしょうか?
オレゴン州のウィラメット・バレーは「ピノ・ノワール」という品種が有名な産地ですが、真逆のニューヨークでは「リースリング」という白ブドウの品種が有名なフィンガーレイクスがある!ウィラメット・バレー同様にかなりレベルの高いワイナリーが集まっているので、ワイナリー巡りにとってもオススメ!!
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