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ニューオリンズ

ジャズとグルメの街!観る・遊ぶ・食べるが揃う魅惑の「ニューオリンズ」【観光・レストラン・ホテルガイド】

ジャジーな夜を過ごしたい、グルメピエロです。

アメリカ南部の魅惑の街「ルイジアナ州ニューオリンズ」。ジャズ発祥の地とされ、いたるところで音楽が奏でられています。フランスの影響を多分に受けた街並みはとても美しく、歩いているだけで楽しい。さらに、アメリカの中でも独自の進歩を遂げた南部料理が最高に美味しい、グルメな街でもあるのです!沼地で野生動物に触れるアクティビティやスポーツ観戦など「観る・遊ぶ・食べる」三拍子そろった素晴らしい街!

この記事には観光、ホテル、グルメなどニューオリンズを訪れた際にきっと役立つ情報を詰め込みました!

New Orleans(ニューオーリンズ)

ニューオリンズってどんなところ?

ニューオリンズはミシシッピ川の河口付近にあるルイジアナ州の最大都市です。古くは1718年、フランス人が設立したことが始まりです。1763年のパリ条約でフランスからスペインに譲渡。1800年代に入りナポレオンがスペインから取り返すも、財政難となりアメリカに売却したという紆余曲折の歴史を持った都市。もともとフランス人によって設立された背景から街はフランスの影響を多分に受けた作りになっています。

ニューオリンズは多くの土地が海抜0メートル以下にあることが特徴です。もともと人々は沼地の近くに住むことを嫌い、乾いた土地に住んでいたそうです。1800年にはほぼ全ての人が海抜0メートルより高いところに住んでいました。しかし人口が増えすぎた結果、土地が足りなくなり、大量の水を組み上げるシステムを構築して乾いた土地を増やしていきました。

なんだかガンダムでコロニーを作ったみたいな話。「​​宇宙世紀0079。人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀・・・」的なナレーションが頭をよぎります。

1895年には、海抜0メートル以下は5%だったそうですが、いまでは50%以上が海抜0メートル以下になっているそう。こうしたことからニューオリンズはわずかな雨でも水害が発生すると言われていて、ハリケーンは天敵です。

2005年「カトリーナ」の被害は甚大で、8割が冠水したといわれています。グルメピエロが訪れた2021年秋は、8月に発生した「アイダ」の被害が残っていて、ビニールシートで屋根を覆っている家がいたるところにありました。水害が多発したこともあり、お墓を地中に埋めるのではなく陸上に建物を作って埋葬するという独特の文化も発達しました。詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

ニューオリンズの移動手段

ニューオリンズはコンパクトな街で主要スポットは基本的に歩いて回ることができます。少し離れたところに行きたかったら、路面電車やバスなどが発達しているので簡単に移動することができます。

こちらはニューオリンズの路面電車。バスと路面電車、フェリーが24時間乗り放題で$3とめっちゃ安い。「RTAGoMobile.2.0」というスマホアプリでチケットが買えます。

中はこんな感じ。レトロ感がとっても可愛い。窓から入ってくる風がとっても気持ち良い。

アプリはこんな感じ。使い始めると残り時間が表示されます。これを乗り物に乗るときに見せて乗ります。

グルメピエロ旅マップ

今回紹介する主なスポットはこちらにまとめてます!

観光スポット

歩いて楽しい中心街「フレンチクオーター」

フレンチ・クオーターは、ニューオリンズの中心街です。フランス統治時代の名残りがあるエリアなので、とっても雰囲気が良い!

とにかく建物がカラフルで可愛い!歩くだけで楽しい気持ちになれます。

フレンチクオーターの中心にある広場「ジャクソンスクエア」。奥に見えるのが街のシンボル、セントルイス大聖堂です。

結婚式のパレードに遭遇!警察官が交通整理していたので何かのイベントかと思いきや、結婚式の日に街でパラソルを持って踊りながら練り歩く「セカンド・ライン・パレード」というのが、ニューオリンズの伝統なのだと!

ジャズを聴きに「プリザベーション・ホール」

ニューオーリンズと言えばジャズ!フレンチクオーターには多くのジャズホールがあり、街を歩くと音楽が聞こえてきます。グルメピエロが訪れたのは「Preservation Hall(プリザベーション・ホール)」という歴史ある場所。

入り口から良い雰囲気が出ています。

ライブ奏者からほんの数メートルの距離で観ることができます。昔のままの姿の場所で体験するライブは最高!

↓チケット予約などの詳しい情報はこちらの記事をチェック!

Preservation Hall(プリザベーション・ホール)
公式サイト:https://www.preservationhall.com/
オススメ度:★★★★☆

バンクシー作品

イギリスを拠点として活動する覆面”アーティスト”、バンクシーの路上アートがニューオーリンズにあります。傘をさした少女が有名でしょうか。この他にも10以上あるとされています。元々あったとされる場所をいくつか巡りましたが、多くが消されています。

巡っておいてなんですが、グルメピエロ(オス)はこうした”路上アート”は反対派。落書きはどこまでいってもダメゼッタイ。

ワニを探しに「スワンプツアー」

ニューオリンズは街の半分以上が海抜ゼロメートル以下。あたりも沼地で囲まれています。その沼地にはアリゲーターやアライグマなど独特の生態系が広がっていて、ボートで沼地を進む「スワンプツアー」が人気です。街にバスで迎えにも来てくれるので、レンタカーがなくても大丈夫!

今回参加したツアー会社はCajun Encounters Tour(ケイジャン・エンカウンター・ツアー)」。こんな感じの船で沼地を進みます。

すると、アリゲーターが現れました!野生のアリゲーターは結構ビビる。

アクセスや所要時間、料金など詳しい情報はこちらの記事をチェック↓↓

Cajun Encounters Tour(ケイジャン・エンカウンター・ツアー)
公式サイト:https://www.cajunencounters.com/
オススメ度:★★★★☆

↓雰囲気はYouTubeでも見ることができるので、こちらもよろしくお願いします。

スポーツを観よう!

ニューオリンズに行ったら行っておきたいのがプロスポーツの観戦です!NFLにNBA、ラグビーなどさまざまなスポーツチームが揃っています。アメリカは地方の方がスポーツ熱が高いので、現地でその熱に触れることをオススメします。

NFL セインツ

ニューオーリンズで絶対に見たいスポーツチームはNFL「ニューオリンズ・セインツ」です。スーパーボウルで優勝(2009年)経験もある名門チームで、人気は物凄いです。グルメピエロが拠点を置くニューヨークにもジャイアンツとジェッツの2チームがありますが、熱量は全然違います。

「生活を彩るためのスポーツ」と「生活の中心にあるスポーツ」、そのくらい大きく違う気がします。

2020年のスーパーボウル覇者「タンパベイ・バッカニアーズ」との試合とあって、スタジアムはコロナ禍とは思えないほどの賑わい。グルメピエロは3階席で1人$70ほどでした。スタジアムはドームなので、雨でも楽しめるところがナイス。

恒例のノイズ合戦。大声を出してどれくらいの音量を出せたかが巨大スクリーンに表示されます。これ、敵チームは本当に嫌だと思う。ファンを巻き込む環境づくりのうまさは日本のスポーツチームもどうにか真似して欲しいといつも思う。

3階席からの眺めはこんな感じ。選手小さくしか見えないけど、雰囲気はわかるのでよし。

この缶ビール、$12とか$14とかした。アメリカでスポーツ観戦するときは、食べ物の値段なんて気にしてはいけない。グルメピエロは2本も飲んでしまった・・・(笑)

ニューオリンズで絶対に食べておきたい「Poboy(ポーボイ)」($11.75)。鬼高っ!ただのホットドックやないかい!肉はアリゲーターの肉です。クセはそれほどなく食べやすい。

ポーボイについては、この後登場するグルメ「パークウェイ・ベーカリー」のところで書いていますので、後ほどお楽しみください。

「チーズナチョス」、こちらも値段忘れましたが鬼高です。でも食べたいから食べちゃう。これは見た目通りにうまい。そしてビールが進む。

NFLの伝説的な選手トム・ブレイディも見れたことだし、激アツの試合展開も見れたし、と最高の観戦体験でした。ニューヨークでアメフト見るよりも地元チームが勝つ確率あるし、地方で見るのはオススメです。

NBA ペリカンズ

ニューオリンズに本拠地を構える有名スポーツチームはもう1つ。それがNBA「ニューオリンズ・ペリカンズ」です。旧名は「ニューオリンズ・ホーネッツ」ハリケーンカトリーナの影響で一時オクラホマ州オクラホマシティに移転。その後チーム名をペリカンズへと変更しています。

ペリカンズの本拠地「スムージー・キング・センター」はセインツの本拠地の真裏にあります。アメリカの地方都市では、スポーツチームの本拠地を一箇所に固める街の再開発が結構あります。コロラド州のデンバーなんかが有名です。こうして集まっているとアクセスがし易いので良いですね。

グルメ

ベニエの名店「カフェ・ドゥ・モンド」

ルイジアナ州公式ドーナツで、粉砂糖をまぶした四角い揚げドーナツのベニエ。食べるなら、1862年創業の老舗Cafe Du Monde(カフェ・デュ・モンド)」のベニエが最も有名です。朝から大行列!

ベニエはサクッとしていて、粉砂糖の甘みが加わります。いわゆる想像できる味ですが、やっぱり美味しい!

Cafe Du Monde(カフェ・デュ・モンド)
公式サイト:http://parkwaypoorboys.com/
オススメ度:★★★☆☆

ポーボーイの大人気店「パークウェイ・ベーカリー」

ルイジアナ州の伝統的なサンドイッチ「ポーボイ」を食べるならオススメなのがParkway Bakery & Tavern(パークウェイ・ベーカリー&タバーン)」。超人気店なので並びます。

「James Brown(ジェームズ・ブラウン)」(スモール$8.99)。小エビのフライに、BBQ肉、トマトやレタスが挟んであり、スパイシーなマヨソースで味付けされています。特にこの小エビフライ、衣に味がついているのがとっても美味しい!!!

Parkway Bakery & Tavern(パークウェイ・ベーカリー&タバーン)
公式サイト:http://parkwaypoorboys.com/
オススメ度:★★★☆☆

人気ブランチ店「アチャファラヤ」

王道南部料理が楽しめる超人気のブランチ店がAtchafalaya(アチャファラヤ)」。予約しても待たされるお店です(笑)

「Chicken & Andouille Gumbo(チキン&アンドゥイユのガンボ)」($10)。アンドゥイユは豚肉のソーセージ。豆ベースのスープにはスパイスがほんのり、オクラのとろみも感じます。

「Lowcountry Shrimp & Grits(ロウカントリー・シュリンプ&グリッツ)」($28)。このグリッツ、とても美味しかった!!トマトがスモークされていて、ソーセージに海老など具沢山。バーベキューシュリンプ&グリッツという感じの力強い味わい!

Atchafalaya(アチャファラヤ)
公式サイト:https://www.atchafalayarestaurant.com/
オススメ度:★★★☆☆

シビレが美味い「ドリス・メトロポリタン」

フレンチクオーターの中心地にあるのが、コスタリカ発という異色のステーキハウスDoris Metropolitan(ドリス・メトロポリタン)」

出てきたサービスのパンにテンションが上がる!!!!パン3種に、バターも3種ついてきた。どれも美味しかったけど、手前の玉ねぎとフェタチーズ入りのパンが神。

「Sweetbreads(シビレ)」($16)。牛の胸腺や膵臓という部位を、特製ソースと絡めて食べる前菜的な一品。店員からの一言「このソースはさっきのパンにつけるのよ!」。シビレはぷりっぷり。少しレバーっぽさもあり、とろける食感!

Doris Metropolitan(ドリス・メトロポリタン)
公式サイト:https://dorismetropolitan.com/
オススメ度:★★★☆☆

南部料理を堪能「ガブリエル・レストラン」

南部料理をたっぷり堪能できるレストランがGabrielle Restaurant(ガブリエル・レストラン)」。週3日、夜しかやっていません!

「BBQ Shrimp Pie(BBQシュリンプ・パイ)」($14)。ニューオリンズスタイルのBBQシュリンプの下には、スイートポテト、パイ生地、そしてソース。全てがマッチしていて、一緒に食べると謎の神融合をみせるのです!これはマスト注文!

「Chef’s Gumbo(シェフのガンボ)」($13)。ガンボのベースとなる豆を、味と舌触りで感じます。ガンボってこの色味に反して結構味がないように思えるのですが、それが逆に癖になる感じ?(笑)

Gabrielle Restaurant(ガブリエル・レストラン)
公式サイト:http://www.gabriellerestaurant.com/
オススメ度:★★★☆☆

ベストレストラン!「GWフィンズ」

ニューオリンズで1番美味しかったレストランがGW Fins(GWフィンズ)」です。No.1メニューが続出で、ここは絶対行くべし!予約は余裕を持ってしましょう。

パン代りに出てくる南部名物ビスケット。これが驚異の美味しさです。絶妙な甘さとカリカリ感があり、No.1ビスケットだ。

「Lobster Dumplings(ロブスター・タンプリング)」($12)。餡のロブスターの食感に、ロブスターのお出汁、そして濃厚なクリームソースにもロブスターの旨味が滲み出ている。皮はプリップリ!中華も含めて、これまで食べた餃子の中でNo.1。

GW Fins(GWフィンズ)
公式サイト:http://gwfins.com/
オススメ度:★★★★☆

ホテル

ヒルトン系列の大型ホテル「ザ・ルーズベルト・ホテル」

今回宿泊したのは、ヒルトン系列の「The Roosevelt New Orleans(ザ・ルーズベルト・ニューオリンズ)」です。どうしても会員特典を使いたくて、ヒルトンに。

ホテルはかなり大規模で、豪華絢爛!レストランにバー、売店、プール、スパなどなんでも揃っています。アクセスもとても良かったです!

部屋はこんな感じで、至って普通でした。デラックス・ルームで、1泊$480(税・サービス込)でした。ポイント活用などで実際にこの料金払ってはいないのですが、割高に感じた。

窓からの景色はこんな感じ。

お風呂広い!カーテンスペースのこの広さから推測するに、これは浴槽があるな!

ないんか〜い!なぜこの形式で浴槽がないんだ・・・そしてこのサイズが絶妙に使いにくかった。

あと衝撃だったのが、ホテルに置いてある水がまずかったこと。まずいペットボトルの水って飲んだことなかったから、ショックだった(笑)

>>Booking.comでザ・ルーズベルト・ニューオリンズをチェック!

The Roosevelt New Orleans(ザ・ルーズベルト・ニューオリンズ)
公式サイト:https://www.hilton.com/en/hotels/msyrhwa-the-roosevelt-new-orleans/
オススメ度:★★★☆☆

まとめ

オススメ度

★★★★★

★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!

とっても充実した旅行ぶりからもお分かりいただけるように、ニューオリンズは超オススメです!スワンプツアーなどのアクティビティもあり、ジャズライブやスポーツも楽しめて、ご飯も美味しくて、街の雰囲気も楽しい。週末にサクッと行ける手軽さもオススメポイントです!

↓南部飯をメインに楽しみたい方にオススメなのが、ジョージアとチャールストン!

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