【閉店】NYグルメ｜麻布十番からニューヨーク上陸！江戸時代から続く老舗そば「更科堀井」【肝心のそばが・・・】

食でのミスが一番凹む。グルメピエロ（オス）です。

すしや焼肉、天ぷら、ラーメンなど多様な日本の食を楽しむことができるニューヨークですが、意外となかったのが、本格的なそば屋！そんな中、江戸時代から続く麻布十番の老舗そば屋「総本家更科堀井」がNYに上陸しました。マンハッタンはミッドタウンの有名店ひしめくグルメ通りに店を構えているのですが、先に感想を書くと・・・「めっちゃガッカリ」。なぜそうなってしまったのか？肝心のそばが・・・と、ため息連発。では、本編へ。

1 更科堀井ニューヨーク
2 まとめ

更科堀井ニューヨーク

更科堀井とは？

更科堀井は江戸時代は1789年から続く超老舗で、麻布十番に本店を構えています。更科は、そばの実の芯の部分だけを使ってそば殻や甘皮が混じらない白いそばのこと。喉越しがよいのが特徴なんだそう。更科は、「藪」「砂場」に並ぶそば御三家の１つです。

アクセス

更科堀井は、マンハッタンのミッドタウン「イースト20ストリート」というニューヨークでも指折りのグルメ通りに出店しています。この通りにはミシュラン星付きアメリカンの「グラマシー・タバーン」やイタリアンの「レズドーラ」、ロシア料理の「マリバンナ」など、有名店だらけ。

どのお店も週末は予約なしにふらっと入るのは簡単ではありません。しかし、更科堀井は違ったのです。オープン時に話題になってから行きたいなと思いつつ、行っていなかったので、ふらっと立ち寄ってみたら一番のりではないか。そしていつまでたってもガラガラ・・・大丈夫か（笑）

ここで思いました。やってしまったかもしれないな？

ニューヨークは発信力のある人が多く、情報収集力が高い人が多く住んでいる街だと思います。だから美味しければ、人気店はすぐに予約が取れなくなるし、空いている店は永遠に空いてる。お店がオープンしてすぐは色んな人が取り上げていたが、そういえばいつの間にかあまり話を聞かなくなっていました。

あの時気づいてたら・・・プロポーズ大作戦の山Pのごとく後悔しまくり、三上博史さん現れて時間を巻き戻してくれないかな・・・笑

そば屋なんだから・・・

今回はランチに訪問。テイスティングメニューが$55でありました。単品で頼むよりも値段的にはお得そうだったので、これを注文することに。

最初に小鉢として出的なのは「だし巻き卵と茶碗蒸し」。これをちょびちょびとつまみながら日本酒飲むの最高だな〜と良い滑り出しの予感です。

この日のカルパッチョはサーモンでした。日本の大衆居酒屋のコースで出てくる感じ。なんというか、可もなく不可もなく。

こちらは「冷たいキノコそばと野菜の天ぷら」。

グルメピエロ（オス）は「鴨南蛮そばとかき揚げ天ぷら」を注文。かき揚げでかい！なんてめちゃくちゃはしゃいだりしていました。

まず、天ぷらはサクサクに仕上げっていて、とても美味しかったです。これをつまみに酒を飲んで終わらせておけばなんて良かったことでしょう。しかし、ここはそば屋。そばを食べずには帰れません。

そして肝心のそば。さぁ食べようと箸で掬い上げると、ブチブチと切れてしまうではないか。どういうこと？？？切れないようにそーっと持ち上げて食べると、喉越しは全くなく、ふにゃふにゃ。この蕎麦食べて喜ぶのは、歯がない錦鯉の長谷川さんくらいだろう。これが江戸時代から続く老舗の本来の味なのでしょうか？麻布十番の更科堀井に行ったことはありませんが、これと同じものを出しているとは到底思えません。ちなみに鴨肉は硬くて、これは長谷川さん食べられない。

本家の評価を下げるようなものを出すくらいなら、NY進出はするべきではなかったと思います。ニューヨーカーに日本のそば老舗の味がこれだと思われるのは非常に残念。現地のオペレーションの問題でしょうか？だとしたら、教育不足だし、そのようなオペレーションで問題なしだと判断した更科堀井本体にも問題がある気がします。食べやすくするためのローカライズではない品質不足。とても残念でした。