NYグルメ｜名店ピータールーガーのステーキは“レア”で食べよ。焼き加減を徹底比較！

ニューヨークでステーキと言えば、真っ先に名前が挙がるのが「Peter Luger Steak House（ピータールーガー・ステーキハウス）」だろう。ブルックリンにある1887年創業の超老舗で、ニューヨーク初のステーキハウスとされている。赤身肉ブームが来てる日本にも進出が決定。2021年10月14日に東京・恵比寿にオープンすることになった。

ニューヨークに来るとみんな行くお店で、私は在住2年ですでに4回行った。4回ピータールーガーのステーキを食べる中で、気づいたことがある。

ここのステーキを食べるなら「レア」だ！！

日本にも進出するニューヨークの味を肉加減を比較しながら徹底検証します。

1 Peter Luger Steak House（ピータールーガー・ステーキハウス）
2 まとめ
- 2.1 店舗詳細
- 2.2 オススメ度
3 NYのステーキハウスランキング

Peter Luger Steak House（ピータールーガー・ステーキハウス）

超人気店、最近は酷評も・・・

超人気＆老舗店として、ニューヨークのステーキハウスで絶対的な地位を築いてきたピータールーガー。だが、最近は酷評も目立っていた。

昨年秋に話題となったのが、NYタイムズ紙の有名なレストラン批評家ピート・ウェルズ氏が出したピータールーガーの批評。これまで２つ星（とても良い）の評価だったのに、星ゼロ（悪い）に転落した。

支払いを済ませた後、騙されたという揺るぎない感覚が残る
ピート・ウェルズ氏の記事よりhttps://www.nytimes.com/2019/10/29/dining/peter-luger-review-pete-wells.html

ええ！？そこまで言う！？！？（笑）

さらに、ニューヨークの2022年ミシュランガイドでは１つ星から陥落しました。

まぁ観光地みたいなものだから、気を取り直して行きましょう。

アクセス

ピータールーガーがあるのは、ブルックリンのオシャレ地区「Williamsburg（ウィリアムズバーグ）」。美味しい店がたくさんある。

駅からは結構距離がある。Marcy Av駅から歩いていると、「ピータールーガー」と大きく書かれた建物が見えてくる。

最初ここがお店かと思った。けど違うので注意。ここは事務所で、向かいにお店がある。

料理

では１〜4回目の訪問まで、時系列に説明しよう。

第１回（2019年）

初訪問は、日本から遊びに来ていたお友達と。

「Jumbo Cocktail Shrimp（カクテルシュリンプ）」（＄市場価格）。前菜に注文。大きなプリプリの海老をケチャップに付けて。

「Steak for 2（ステーキ２人前）」（$109.9）。肝心の焼き加減は、レアが苦手な人がいたのでミディアムで注文した。食べた感想は、美味しいんだけど、なんか硬い？噛みきれないお肉が目立つ。まぁNY来て初めてのステーキだったので、こんなものか、と思う。

「Apple Strudel（アップルパイ）」（＄12.95）を頼んだら、見てくださいこれ。

すんごいクリームがついてきた（笑）ザ・アメリカ！！

第２回

職場の人たちと行く。注文時に上司が一言。

上司

ここはレアが美味いんだよ！！！

わたし

へ〜

ステーキの焼き加減は、これまで反射的にミディアムレアかミディアムを頼んできた私。レアなど一度も頼んだことがなかった。力説されていたので、みんなで従う。

レアのステーキ来る。食べる。（写真を撮りそびれた・・・）

わたし

！？！？ウマ！！！！！！

初めてのレア体験、衝撃。

前回、なんか硬いな〜と思ったのはなんのその。お肉は柔らかく、肉の旨味も詰まっていて、最高に美味しい。レア、なんで今まで試してこなかったんだろ・・・ありがとう、上司！！！（笑）

第３回(2020年秋）

そしてまた、ピータールーガーを訪れる機会が。

今回は、実験的にレアとミディアムレアを注文してみた。

手前がレア、奥がミディアムレア。（お肉に刺さってる牛の色で見分けるらしい）

レアでも、結構焼き目がついている。

断面を比べると一目瞭然。右がレア、左がミディアムレア。

ここで初めてミディアムレアを食べるが、ミディアムレアでもやっぱり硬さと噛みちぎれなさが気になる。

断然レア！！レアの勝利！！！！

4回目（2021年夏）

「Steak for 3（ステーキ3人前）」を注文。一皿にこれだけお肉がどかっと乗ると迫力がありますね。サイドの量にもよりますが、成人４人であればこの量は食べてしまうと思います。

今回気になったのが、ピータールーガーの価格です。

ステーキ２人前の値段が123.90ドルとなっていました。2019年の訪問時は109.90ドルだったので12%の値上げ。コロナ後の人手不足や賃金上昇、コロナからの回復で消費者の需要が爆発しているとはいえ上げすぎな気がする。もちろん４人とかで食べればサイドや酒を飲んでも100ドルいかなかったので他のジャンルのレストランよりも安上がりではあるものの、この味でこの金額というのには少し満足できなくなってきた。

今回は、ステーキ以外にベーコンも注文。ステーキ屋のベーコンって食べ応えがあって好き。と思っていたら・・・