コロラド州デンバー｜アメリカで最も売れてるクラフトビール「ブルームーン」【おしゃれな醸造所で飲み比べ】

グレープフルーツムーンは名曲。グルメピエロ（オス）です。

クラフトビールの激戦地コロラド州デンバー。この町で誕生し、アメリカで最も売れているクラフトビールが「ブルームーン」です。そんな日本でもすでにおなじみとなった、さわやかで香り豊かなビールを飲みにブルワリーまで行ってきました。「Blue Moon Brewing Company（ブルームーン・ブリューイング・カンパニー）」はとてもおしゃれで開放的で、人とワイワイやるのに持ってこいの場所。また、醸造過程が見学できるほか、その時折々の特別なビールを楽しむことができます。

Blue Moon Brewing Company（ブルームーン・ブリューイング・カンパニー）

アクセス

ブルームーンの醸造所はデンバーのダウンタウンから車で10分程度の距離。周りにはたくさんのブルワリーがあります。

デンバーは自転車でどこでもいける街なので、もちろんここにもしっかりと自転車の駐輪場がありました。

ブルームーンはアメリカ初のクラフトビール醸造所が併設されたデンバーの野球場クアーズフィールドで誕生しました。創業者のキース・ヴィラさんという方が、ベルギーの伝統的な小麦を使った製法をベースに作ったのがブルームーン。オレンジやコリアンダーの香りが入ったこのビールを飲んだ人が、この味についてブルームンのよう、つまり「奇跡のようだ」といったことでこの名前が付いたそうです。アメリカ人って誇張表現すごいですよね。グルメピエ子は、よくキューテスト・ベイビーと呼ばれています。

ブルームーンは、クアーズやミラーなどのブランドを持つモルソン・クアーズ傘下のクラフトビール会社です。ちなみに、日本での販売権を持っているのは「えんやーーーまーるー」のフレーズで耳に残っている日本酒「まる」を販売している白鶴。

店に入って目につくのは目の前で一際目立つブルームーン。大気中の塵の影響などで本当に稀に見える現象のようですね。知らなかった。

店内で一際目を引くのがこの筒状のブース。コンクリの配管ですかね？席になっています。残念ながらここには座れず。

もちろんクラフトビールのブルワリーならではの、醸造スペースもあり、見学することが出来ます。

アメリカで最も売れるクラフトビール

ブルームーンといえばこれをみなさん想像すると思います。というか日本でもニューヨークでもこの定番のベルジャン・ホワイトしか多分見たことはないと思います。他には何を作っているんだろう？

と思ってブルワリーを訪れるとたくさんの種類が！この日はなんと24種類ものビールが飲める状態でした。

飲み比べのフライトを注文するための用紙があり、４種類を選んで書き込みます。この日は８種類を飲み比べ。ちなみに、フードメニューもかなり充実していたので、ランチがてらいくのもオススメです。

まずは変わり種を注文（リストは左から）

• Strawberry Moon（ストロベリームーン）
  香りも味もジューシーでイチゴ感もちょうどいい感じです。見た目が黄色にも関わらずイチゴというこのギャップも面白い。
• Blueberry Moon（ブルーベリームーン）
  ブルーベリー感はむしろ見た目よりも控えめ。
• Mexican Chocolate（メキシカンチョコレート）
  甘さはありませんが、濃厚なチョコレートが奥にいる感じです。
• Cherry Imperial（チェリーインペリアル）
  めっちゃ樽感があります。にも関わらず甘さがあるので飲みにくい・・・

結構強めなキャラクターながらどれも品がよく纏まっている感じがします。

続いては王道を（写真左から）

• Pilsner（ピルスナー）
  とても飲みやすい。適度な香りや苦味がバランスがいいです。
• Craft Lager（クラフトラガー）
  キリリとしていてクリスプ。とても爽やかで暑い日に飲みたいビール。
• Pale Ale（ペールエール）
  少し欲が出た気がします。キリッとしているけど、酸味がいやらしい。なんか懐かしい駄菓子のような味わい。
• Hazy IPA（ヘイジーIPA）
  グレープフルーツの皮のような酸味と苦味。コクは抑え目で飲みやすい。

王道系はどれも形にはなっているものの、次も飲みたいかと言われれば・・・？

まとめ

お会計

楽しく飲み比べ。フライトは選ぶものによりますが$14〜16くらい。

店舗詳細

オススメ度

★☆☆☆☆　行く価値なし
★★☆☆☆　微妙
★★★☆☆　美味しい
★★★★☆　絶対にまた行きたい
★★★★★　唯一無二の感動店

※自信を持ってオススメするのが★４以上！

ニューヨークのブルックリンブルワリーや、シカゴのグースアイランドなどなどアメリカを代表するブルワリーのため、クラフトビール好きであればデンバーを訪れた際に行っておいた方が良いと思います。ただ、めちゃくちゃ尖がった面白いビールが体験できるかというとそうではなく、前時代的なクラフトビール感はいなめません。

↓ニューヨークもブルワリーの聖地！こちらで一挙にまとめています。

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