ナパ・ソノマ

超高級版の軽井沢!ナパバレーの豪華リゾート地「ヤントビル」【グルメ・ワイナリー・ホテルを徹底紹介】

ワインって沼だよね。グルメピエロです。

アメリカで最も有名なワイン産地ナパバレー。世界有数のワイナリーを巡る際、どうせなら最高の場所を拠点にしたい。そんな時にオススメなのが、ナパバレーで最もハイソな街「Yountville(ヤントビル)」です。例えるならば高級版の軽井沢。素敵な落ち着いた街並みに最高級のリゾートホテルがある上、「オーパス・ワン」や「ロバート・モンダヴィ」など超有名ワイナリーへのアクセスも抜群ときています。優雅なワイナリー巡りの旅にするならば、うってつけの場所なのです。

今回のブログでは、ヤントビル周辺でおすすめのグルメからワイナリーホテルやちょっとしたお土産スポットまで徹底網羅しています!これを読んでおけば旅行準備はバッチシです。

Yountville(ヤントビル)

ヤントビルってどんなところ?

ヤントビルはナパバレーのダウンタウンから車で15分程度の距離に位置する高級リゾート地です。

ナパのダウンタウンの北にあり、「オーパス・ワン」や「ロバート・モンダヴィ」などなど名だたるワイナリーが周辺に位置しています。素敵な雰囲気の街が多いナパバレーの中でも、2ランクくらい上の高級感を醸し出す街です。街はミシュラン3つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」を中心に南北に栄えていて、歩道や小さな公園などが綺麗に整えられています。ワインを飲みまくって運動不足になりがちなナパ旅行では、ヤントビルは端から端まで散歩するとちょうど良い大きさの街です。

「それ知ってる!」が集まる街

AVA(American Viticultural Areas)=アメリカ政府が承認したぶどうの栽培地域の一つが、ヤントビルです。ここには高級ワインの「ドミナス・エステート」や、ルイ・ヴィトンなどを抱えるフランスの高級ブランドグループLVMH傘下の「シャンドン」もあります。

グルメピエロが飲んだナパのワインの中でもトップクラスに美味しかった「ドミナス」のワイン。幸せに浸かるようなそんな思いをさせてくれたワインでした。

ヤントビルの北にあるのが、「オーパス・ワン」「ロバート・モンダヴィ」を擁するAVAのオークビル。東にはアメリカワインがフランスワインを打ち破った伝説の試飲会「パリスの審判」で有名になった「スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ」もあるAVA、スタグスリープ・ディストリクトがあります。つまり、ヤントビルという街は、まさにナパの最も有名なワイナリーへのアクセスが抜群の地と言えるのです!!これらのワイナリーにはヤントビルから自転車で訪れることもでき、飲んだくれ旅にはもってこい。

さらに、高級ワイナリーだけでなく高級レストランもヤントビルには集まっています。「フレンチ・ランドリー」を筆頭に、フレンチ・ランドリー系列の店が軒を連ねています。2011年には、人口一人当たりのミシュラン星の獲得数が、世界で最も多い街になったこともあります。

ベストシーズン

ナパバレーのベストシーズンは3〜5月の緑が深まるシーズンと8月〜10月の収穫シーズンとされています。多くの旅行サイトやブログではこう書いていますが、この情報はグルメピエロ的には若干古いと思います。というのも最近では夏に乾燥と熱波による大規模な山火事が発生。風向きや山火事の勢い次第では、ナパバレーも被害の対象となってしまうためです。山火事による直接的な被害がなくても灰が飛んでくることなどから収穫の時期を早めるなど、収穫のタイミングを計算して訪れるのは難しくなってきています。

そのためグルメピエロのおすすめは3〜5月です。
朝はけっこう温度が下がりますが、日中は半袖短パンくらいがちょうどいい気候です。

平均最高気温平均最低気温
3月18℃(64.1°F)5℃(40.2°F)
4月20℃(68.1°F)5℃(41.5°F)
5月23℃(72.6°F)8℃(45.5°F)

アメリカは℉とかマイルとか独自ルールが多すぎて大変・・・
ちなみに華氏℉→摂氏℃は32℉が0℃です。まじで意味不明。ただアメリカ人は自分のルールを押し付けてくるので、頭の中で簡単に換算できるようにしておくといいと思います。

(華氏°Fー32)÷1.8=摂氏℃となります。とりあえず、30を引いて2で割れば大体の気温がわかります。

イメージは超高級版の軽井沢

街を歩くと伝わってくるのは、その落ち着いた雰囲気と醸し出される高級感。軽井沢的な避暑地リゾートに、高級感を上乗せしたような場所です。アメリカで最も予約の取れないとされる「フレンチ・ランドリー」の前には、高級車がガンガン停車します。リゾート地なのに、ドレスやスーツの人たちがぞろぞろと出てくるのは少し異様なほど。そのくらい高級な街!

遠くに西海岸ぽい山肌のみえる山と、雲ひとつない青空が気持ちいい。

街中はとても綺麗に整備されています。おそらくシーズン毎に植え替えたりしているのではなかろうか?ちょっとした公園の花がとっても綺麗でした。こうしたスポットがいたるところにあるので、歩いてて楽しいです。

ナパバレーの中でもヤントビルと同様にワイナリーへのアクセスが良く、もう少しカジュアルな街「セントヘレナ」のまとめ記事は、こちらを参考にしてください!!

グルメピエロ旅マップ

ヤントビル周辺で訪れた場所をGoogleマップでまとめました!ワイナリーはこの他にも、とても数日では行ききれないほど有名どころが集結しています。

ホテル

ヤントビルのホテルは、広大な敷地を持つ超豪華なリゾートホテルが主流。お値段はナパバレーの中で最も高いです。1泊$500〜というリッチな価格帯で、1泊$1000ドル超えもザラ。

超豪華リゾート「ノース・ブロック・ホテル」

超高級な街ヤントビルで、今回泊まったホテルは「North Block Hotel(ノース・ブロック・ホテル)」。ヤントビルの他のホテルに比べればお値段が安く、かつ豪華さも兼ね備えていたので、ここに決めた!!

正面に止まっているは、ホテル宿泊者がタダで使える電動自転車。これがあるというのも、決め手となった。

ホテルの敷地内に入ると・・・こんな雰囲気!!素敵すぎませんか!?お部屋がサイドの建物に点在している感じです。リゾートホテル感が満載。

お部屋は広いです!ベランダもついていて、外でワインもあけました(笑)こちらのお部屋に週末2泊して、ズバリ1泊$500!!お高いけど、1年以上引きこもりだったし良いですよね!?

「死体!?!?!?」ではありません・・・。なんとこのホテル、床暖が入っているのです。気持ち良すぎて床に寝そべるグルメピエロ(オス)。

洗面所も広々のホテル。

超豪華なバスタブもついていた。深いお風呂最高。(自宅は浅くて浸かる気にならない風呂なので・・・)

プールも完備。訪れたタイミングは割と高齢の方が多く、貸し切りでした(笑)

電動自転車を乗り回してワイナリー巡り。有名ワイナリーが集まる大通りには自転車専用レーンもあったので、走りやすかったです。

ホテルにはレストランもあり、ルームサービスで頼むことも可能!このピザ、普通に美味しかった。

ちなみに、コロナ前はヤントビルにあるこちらのミシュラン1つ星レストラン「Bouchon(ブション)」(こちらもフレンチランドリー系列)もルームサービスしていたとのこと。そのうち再開するかも。

ノース・ブロック・ホテル、高いけど値段に見合った設備とサービス、満足度のあるホテルで、とってもオススメです!

■North Block Hotel(ノース・ブロック・ホテル)
公式サイト:www.northblockhotel.com
オススメ度:★★★★☆

ワイナリー

アメリカNo.1ワイン「オーパス・ワン」

アメリカで最も有名なワインと言えば、Opus One(オーパス・ワン)でしょう。ロバート・モンダヴィとフランスの有名ワイナリー「シャトー・ムートン・ロートシルト」を持つフィリップ・ド・ロートシルト男爵が手を組んだことで生まれた夢のワイナリー。

美術館のような美しい出立に、最高のホスピタリティを兼ね備えています。ワインの味は言わずもがな、完璧。最高の体験を提供してくれます。

125ドルでオーパス・ワンの歴代のビンテージ3種類の飲み比べ体験ができます。詳しくはブログから!!

>>Wine.comでオーパスワンのワインをチェック!

楽しい体験を動画でも!!

■Opus One(オーパス・ワン)
公式サイト:http://www.opusonewinery.com/
オススメ度:★★★★★

映画界の巨匠が四半世紀かけて再興したワイナリー「イングルヌック」

アカデミー賞映画監督のフランシス・フォード・コッポラが別荘を探していたことから始まったワイナリーがInglenook(イングルヌック)」。コッポラが四半世紀以上の時間をかけてアメリカトップクラスのワイナリーへと導きました。コッポラの持つ「コッポラ・ワイナリー」とはまた別のラインで、高級ワインを主に扱っています。

さすがコッポラ。映画のように細部まで作り込まれた世界がすばらしいです。

「2018 Edizione Pennino Zinfandel」($48)。スパイスもありつつ、バランスが良い感じ。優しく滑らかなベリーの味わいです。このワインは、母方の祖父フランシスコ・ペニーノの名前から来ています。ラベルは、ペニーノ氏が1905年にナポリからニューヨークに移住した後に始めたレコード会社のロゴを複製したもの。

>>Wine.comでイングルヌックのワインをチェック!

■Inglenook(イングルヌック)
公式サイト:http://inglenook.com/
オススメ度:★★★★★

グルメピエロも投資した?「パイン・リッジ」

山間にある小さくて可愛いワイナリーPine Ridge Vineyards(パイン・リッジ・ヴィンヤーズ)」。ワイナリーでは、一般的に売られているワインとは全く違うラインナップを提供しています。パキッとした、分かりやすい味のワインが多いいアメリカですが、ここでしか買えないワインたちはとっても大人で複雑、渋い俳優のような味わい深い感じでした。

パイン・リッジの敷地内には、所々にケーブ(洞窟)があって、それぞれに名前がついています。そこでワインを熟成中!!

「Estate Wine Tasting(エステート・ワイン・テイスティング)」($55)。最初にウェルカム・スパークルングもいただきました。他にもいろいろ試させてくれて・・・グルメピエロはなんとこのワイナリーへの投資を決めるのでした!!!詳しくはブログで!!

>>Wine.comでパイン・リッジのワインをチェック!

■Pine Ridge Vineyards(パイン・リッジ・ヴィンヤーズ)
公式サイト:https://www.pineridgevineyards.com/
オススメ度:★★★★☆

カリフォルニアワインの父「ロバート・モンダヴィ」

言わずと知れたアメリカを代表するワイナリーRobert Mondavi Winery(ロバート・モンダヴィ・ワイナリー)」。創業者はロバート・モンダヴィ、カリフォルニアワインの父と呼ばれる人物です。世界中のトップワインたちと肩を並べるワインをカリフォルニアで造るという理念を持つワイナリーです。モンダヴィは先ほど出てきたオーパス・ワンの創設にも携わっています。

この建物、見覚えのある人も結構多いのでは?グルメピエロはココも予約が取れなかったので目の前で記念写真のみとしましたが、訪れた人はみんな最高だった!といいます。次回は絶対に訪れようと思っています。

モンダヴィのワインはとにかくコスパが良い。しかも飲みやすいのでガブガブ飲んでしまう。パーティーとかに持ってくと味も安定しているし、安いし最高です。

>>Wine.comでロバート・モンダヴィのワインをチェック!

■Robert Mondavi Winery(ロバート・モンダヴィ・ワイナリー)
公式サイト:www.robertmondaviwinery.com

歩いてたのしいメガワイナリー「スタグス・リープ」

Stags’ Leap Winery(スタッグス・リープ・ワイナリー)」はパリスの審判でフランスワインを打ち破り1位となった「スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ」とは別のワイナリーですが、同じ地域に拠点を構えています。かなり大規模なワイナリーで、道路から敷地内に入り建物にたどり着くまでに10分弱かかります。

めちゃくちゃ人気なので要予約です。グルメピエロは残念ながら予約が取れなかったので、メインの建物までいって散策してみました。

ここのワインはお肉にとっても合うので好きです。

カラフル!!ワイナリーの前はとっても綺麗。散歩するだけでも楽しい感じです。

石造りの建物がかっこいい。ここでのテイスティング体験は楽しそうだなー。

>>Wine.comでスタグス・リープ・ワイナリーのワインをチェック!

■Stags’ Leap Winery(スタグス・リープ・ワイナリー)
公式サイト:www.stagsleap.com

グルメ

ヤントビルは、著名シェフであるトーマス・ケラーのミシュラン3つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」の街です。というのも、ヤントビルはトーマス・ケラーのレストランだらけ!!小さな街なのに、パン屋からフライドチキン店まで、4店もあります。今回はそのうちの3店に行きました。

世紀のガッカリ3つ星店「フレンチ・ランドリー」

ナパバレー旅行の目玉だったのが、「The French Laundry(フレンチ・ランドリー)」。アメリカでトップクラスの予約困難店で、一度行ってみたいと兼ねてから思っていたので、ここの予約が取れたからこそナパ行きを決めたのです。

テイスティングメニューは1人$350。詳しくは以下のブログに惨状を詳しく書いていますが、本当に料理がしょっぱいし一辺倒な味付け。3つ星と思えない。そして、ワインやら追加料金のメニューを頼んだりしていたら、2人で合計$1250(13万円超)まで膨らみました。その価値はない。

最後に、キッチンツアーをしてくれます。すごくたくさんの人が働いていた。我々が13万円超を犠牲にしたフレンチ・ランドリーのドキュメントは以下から、是非ご覧ください・・・!

朝ごはんにオススメ「ブーション・ベーカリー」

朝ごはんにオススメなのが、先ほど紹介した世紀のガッカリ3つ星レストラン「フレンチ・ランドリー」系列のパン屋「Bouchon Bakery(ブション・ベーカリー)」。ここは、ニューヨークにもありますね!朝から大行列です。

魅力的なパンやスイーツがたくさん。

目移りがすごい。

朝ごはんは、こちら!ホテルのプールサイドでいただきました。おかずパンやサンドイッチ、巨大なマカロンなど、どれも美味しかった。

■Bouchon Bakery(ブーション・ベーカリー)
公式サイト:https://www.thomaskeller.com/bouchonbakeryyountville
オススメ度:★★★☆☆

星付き系列のフライドチキン「アド・ホック」

こちらも「フレンチ・ランドリー」系列のレストランAd Hoc(アド・ホック)」!というとダメなんじゃない?とお思いかもしれませんが、こちらは普通に美味しいです。というか最初からココに行くべきだった(笑)

「Small Bucket of Fried Chicken(フライドチキン・スモール)」($30)。ザクザクごろもがたっぷりついています。大きいフライドチキンが6〜8個も!デブまっしぐらだぜ!

先ほど紹介したホテルにはベランダがあって、外で夜風に当たりながらワイナリーで買ったばかりのワインとチキンをいただきました。

■Ad Hoc(アド・ホック)
公式サイト:https://www.thomaskeller.com/adhoc
オススメ度:★★★☆☆

お土産スポット

小さなモール「Vマーケットプレイス」

ヤントビルはお店がとっても少ないので、吸い込まれるように入ったのが「V Marketplace(Vマーケットプレイス)」。リゾートホテルの敷地内にある、小さなモールです。

ワインショップや、ギャラリー、チョコレート屋さんなどが入っています!お土産の調達によさそうなスポット。ギャラリーには、ワイナリーの素敵な絵がたくさんあって、日本人と思しき方が描いているものもありました。

こちらがチョコレート屋さん「Kollar Chocolates(コラー・チョコレーツ)」。アイスクリームも売っていて、おやつに食べた。

このリゾートホテルの敷地もまたすごく広い。素敵な空間が広がっていて、まったり休憩するのもよし!

V Marketplace(Vマーケットプレイス)
公式サイト:https://www.theestateyountville.com/marketplace/
オススメ度:★★★☆☆

ワインを売るガソスタ「ケリーズ・フィリング・ステーション」

Kelly’s Filling Station & Wine Shop(ケリーズ・フィリング・ステーション&ワインショップ)」。こちらは先ほど紹介したホテルの隣に位置するガソリンスタンド併設のショップです。ガソリンスタンドなのにワインを堂々と売ってるあたりワインの国だなーと感じさせられます。

「Iced Coco Latte(アイス・ココラテ)」(4.5ドル)、Cocoってなんだろう?って思って店員さんに聞いたらココナッツでした。頼んでみるとめっちゃうまい!

アメリカではラテに使う”ミルク”は牛やソイだけでなくいろいろあります。オートやカシューナッツ、アーモンド、そしてココナッツなどなど。ココナッツは砂糖がなくても十分な甘味とあの独特の香りがあるので少し南国チックなラテになります。照りつける太陽のも元飲むにはもってこいな感じでした。

Kelly’s Filling Station & Wine Shop(ケリーズ・フィリング・ステーション&ワインショップ)
公式サイト:https://www.thomaskeller.com/adhoc
オススメ度:★★★☆☆

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