2番目だって凄いんだぜ?グルメピエロ(オス)です。
アメリカのワイン産地といえば?という質問にほぼ全ての人がナパ・バレーと答えると思います。その影に隠れがちながら、隠れているからこそ魅力的な場所がお隣の「Sonoma(ソノマ)」。ナパのような超高級ワイナリーというよりも、親しみがありつつ、それでいて個性的なワイナリーが多数存在。そんなソノマのおすすめワイナリー6選を一挙に紹介します!
目次
ソノマってどんなところ?
アクセス
ソノマは、カリフォルニア州の北部、サンフランシスコ国際空港から車で北へ1時間ほど走った場所にあります。
ソノマ郡は、アメリカワイン山地のメッカであるナパ郡のお隣に位置する郡です。
ソノマ郡の入り口であるペタルーマや最大の街であるサンタ・ローザなどを拠点にソノマを楽しむのがオススメです。ちなみにペタルーマは毎年、世界一醜い犬コンテストという謎の行事をやっているかと思えば、地域内に新しいガゾリンスタンドの新設を禁じてEV普及を進めたりと変なんだか真面目なんだか分からない街でもあります。
アメリカワインの2大巨頭「ナパ&ソノマ」
ナパ郡の隣に位置するソノマ郡には、19のAVA(American Viticultural Area)と呼ばれるアメリカ政府が認定したブドウの栽培地域があります。ナパのお隣だからといって、いっしょくたにするなかれ!
このエリアでは、山一つ、川一つ跨いだだけでも細かに気候が変わります。それなのにナパと一緒にするなんて!例えば、育てているブドウの構成を見るだけでもその差がわかります。ナパで生産されるブドウのおよそ半分がカベルネ・ソービニオン、2番目に多いのは、1割程度でシャルドネです。一方ソノマではシャルドネが一番多く、次に多いのはピノ・ノワールです。
ソノマは、ナパよりも広い地域のため、環境もさまざま。出来るワインもさまざま。有名なAVAとしては、冷涼かつ霧がちで、高品質なピノ・ノワールに定評のあるロシアンリバーバレーや、より温暖でカベルネ・ソーヴィニヨンに定評のあるアレキサンダー・バレーなどが有名です。
ナパ・バレーについて、詳しくはこちらから↓
個性派ワイナリー6選
名監督のワイン「ラスティック・アット・フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー」
「ゴッドファーザー」シリーズや「地獄の黙示録」など、映画史に残る名作の数々を撮ったフランシスフォード・コッポラ監督の所有するワイナリーが「Rustic at Francis Ford Coppola Winery(ラスティック・アット・フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー)」。
コッポラ氏はとてもワイン付きで知られ、ナパには超高級ラインの「Inglenook(イングルヌック)」もありますね。こちらも是非是非訪れてほしい最高のワイナリーです。そんな最高級とは違い、魅力ある雰囲気ながらオープンな雰囲気なのが、こちらのワイナリーです。
映画史に燦然と輝く偉大な記録も展示されています。ちょっとした博物館より博物館。もちろんワイン好きだって楽しめます。
ワインテイスティングに加えて、こちらではちゃんとしたランチも食べられます。食事、ワイン、映画。最高かよ。
ワイン好き、映画好きともに楽しめる素晴らしい空間へ、いざ!
■Rustic at Francis Ford Coppola Winery(ラスティック・アット・フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー)
公式サイト:https://www.francisfordcoppolawinery.com/dine-at-the-winery
オススメ度:★★★★☆
庭園が素敵な洞窟ワイナリー「ベラ・ヴィンヤーズ&ワイン・ケーブ」
お城のようなワイナリーに、庭園のようなワリナリーとソノマには沢山の種類のワイナリーがありますが、その中でも場所に大きな特徴を持つワイナリーが「Bella Vineyards & Wine Cave(ベラ・ヴィンヤーズ&ワイン・ケーブ)」。ケーブという名前からもわかる通り、洞窟のワイナリーなのです!
こちらが洞窟の入り口!
ようこそ洞窟ワイナリーへ!ここにいくつか部屋があるので、そこで飲むことができます。中は少しひんやり。
ワイナリーの丘を散歩できたり、外でも飲めたり、人も良かったりと楽しい体験ができます。
詳しい雰囲気はこちらから↓
■Bella Vineyards & Wine Caves(ベラ・ビンヤーズ&ワイン・ケーブ)
公式サイト:https://www.bellawinery.com/
オススメ度:★★★☆☆
女性醸造家の名ピノ・ノワール「メリー・エドワーズ」
女性ワインメーカーのパイオニアが手がけた著名ワイナリーがソノマにあります。それが「Merry Edwards Winery(メリー・エドワーズ・ワイナリー)」です。このワイナリーと言えば、ピノ・ノワール。
ピノの飲み比べ!違う地域であったり、違う生産者のブドウを使っていたりとその繊細な違いを感じた飲み比べが楽しいのです。
とびっきりのピノが他にも!詳しくはこちらから↓
■Merry Edwards Winery(メリー・エドワーズ・ワイナリー)
公式サイト:https://merryedwards.com/
オススメ度:★★★☆☆
歴史あるジンファンデル「セゲシオ・ファミリー・ヴィンヤード」
アメリカワインの歴史そのものと言っても過言ではないほど、初期の時代から続いているのが「Seghesio Family Vineyards(セゲシオ・ファミリー・ヴィンヤード)」。ソノマにあるヒールズバーグという小さな街の中にあり、ホテルから歩いていけるというのも大きなメリット。
創業1895年のこのワイナリーの最大の特徴はジンファンデルです。
こちらもジンファンデルで飲み比べる楽しさ。飲み比べることでわかる違いとか、どっちの方が好みだなとか自分でも気づくのが面白い。
アメリカワインの歴史と歩んで120年以上、詳しくはこちらから↓
■Seghesio Family Vineyards(セゲシオ・ファミリー・ヴィンヤード)
公式サイト:https://www.seghesio.com/visit/
オススメ度:★★★☆☆
美しいガーデンでペアリング「ブリコルール・ヴィンヤーズ」
ワイナリー巡りをしているときに、意外と選択肢が少ないのが、ランチ。各ワイナリーがそれぞれ離れているので選ぶの難しいんですよね。そんな時にオススメなのが「Bricoleur Vineyards(ブリコルール・ヴィンヤーズ)」。このワイナリー、ワインテイスティングと食事とのペアリングの両方が楽しめるので、小腹も満たせてしまうのです。
各ワインに合わせて、それぞれ食事も出てきます。しかも、ピザをその場で作っているので追加の食事も注文可能。ワイナリー事情をよくわかって設計されています。
そして、このワイナリーの特徴が美しいガーデンです。とても広い敷地が綺麗に整備されていて、ワイン片手に散歩するのも楽しい。
ワインに食事をガーデンで!
■Bricoleur Vineyards(ブリコルール・ヴィンヤーズ)
公式サイト:https://www.bricoleurvineyards.com/
オススメ度:★★★☆☆
アメリカワインの地位を高めた「リッジ・ヴィンヤード」
グルメピエロがナパ・バレーワイナリー巡り中に、ナパを離れてどうしても行きたかったワイナリーがソノマにはあります。それが「Ridge Vineyards(リッジ・ヴィンヤード)」。アメリカワインを見る目が変わるきっかけとなったワイン品評会「パリスの審判」、その赤ワインの部で5位に入ったワインを作ったことでも知られるワイナリーです。アメリカワインの力を世界に知らしめた、いわば世界の歴史を変えたアメリカワイナリーの一つでもあるのです。
ブドウ畑の真横で飲むことができます。めっちゃ綺麗。
このワイナリーでは、お手頃価格のワインから高級ワインまで幅広いワインを作っています。ワイナリーで飲むいいところは、お手頃価格で最高級ワインも飲むことができること!さらに、最高級ワイン「モンテベロ」を構成する、一部のブドウだけで作ったワインを楽しめるなど、さまざまな楽しみ方があるのも嬉しい。
漫画「神の雫」にも出てるワイナリーなんですぜ↓
■Ridge Vineyards(リッジ・ヴィンヤード)
公式サイト:https://www.ridgewine.com/
オススメ度:★★★★☆
まとめ
オススメ度
★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!
お隣のナパバレーと比べると、知名度のあるワイナリーは少ないものの、それぞれ光る個性があります。ただ一貫して言えるのは、ナパよりも圧倒的に親しみやすい点です。どのワイナリーも長く滞在することもウェルカムだし、だらだらのんびりとお酒を楽しめます。どうせならナパと両方に行ってみて、違いを楽しむのもいいかもしれません。
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