オースティン

【テキサス州オースティンのBBQ名店9選】3時間待ちの長行列店からネットフリックスで人気の店まで!

テキサス州オースティンのソウルフードといえばBBQ!テキサススタイルのBBQは、塩と胡椒のシンプルな味付けながら、スモーキーな香りと職人の技術でびっくりするほど柔らかく、どの地域のBBQとも異なる肉へのアプローチをみせます。数時間並ぶ長蛇の列を作る店がごろごろとあり、オースティンを訪れた際には、BBQを食べずには帰れないのです。そんなBBQ激戦地で絶対に訪れておきたい名店9選を紹介します!!食べたらあなたも肉の虜になること間違いなし!

テキサススタイルBBQとは?

テキサスBBQはシンプル・イズ・ベスト

川原で肉を焼くのがBBQではありません。アメリカ人にとってのBBQは日本人にとってのラーメンのような、ご当地で特色のあるソウルフード。その中でもテキサススタイルBBQはもっともシンプル且つ肉の旨味を引き出すのに長けているといえます。

アメリカには、BBQの4大スタイルがあります。軽く特徴を触れていきます。

  • カロライナスタイル   
    豚を時間をかけて丸焼きにし、さまざまな部位を一色単にしたプルドポークが特徴。ビネガーベースのソースをかけることが一般的。
  • カンザスシティースタイル
    さまざまなタイプの肉にドライ・ラブ(シーズニング)をかけて焼き、トマトベースのソースをかけるのが特徴。
  • メンフィススタイル
    豚のリブや肩の部分にドライ・ラブをかけて時間をかけてじっくりと焼く。ドライ派とウェット派に分かれ、ウェット派は調理中にソースをたっぷりとつけていく。ヒッコリーの木を使って香りをつけるのが一般的。
  • テキサススタイル
    テキサスは広いので、さらにBBQスタイルが細分化されるのですが、ここではセントラル・テキサススタイルと呼ばれるものをテキサススタイルとします。塩胡椒のみのシンプルなラブをかけた肉を時間をかけて火を通していきます。ブリスケットと呼ばれる前足肩の硬い肉をいかに美味しく柔らかく、食べやすくするかがピットマスターの腕の見せ所。味付けとスモークによる香りの付け方で店のカラーを出しています。

オースティンBBQマップ

今回紹介するBBQはこちらの地図上でも確認できます!

オースティン

伝説のブリスケット「フランクリンBBQ」

名店ひしめくテキサス州オースティンのBBQを語るときに、外すことができないのが「Franklin Barbecue(フランクリン・バーベキュー)」です。2009年の開店当初からカルト的な人気を誇り、いまでも開店前に3時間の行列は当たり前の名店。

フランクリンは先ほど紹介したブリスケットの調理で革命を起こしたと言われています。ブリスケットは基本的に硬く、このお肉をどのように調理するかがピットマスターの腕の見せ所であり、多くのBBQ屋がこぞって武器とする部位。フランクリンのブリスケットは、革命を起こしたと言われるほどトロトロで、ホロホロな神ブリスケット!!

ブリスケットは写真の右上、ソースの下にあるお肉。このブリスケットが口の中で一撃で溶けます。無駄な脂は落ちていて、口の中が脂っこいという感覚はありません。そして肉の味の凝縮具合が最高!!

↓訪問時には何時から並べばいいのか?その辺りから詳しく書いています↓

■Franklin Barbecue(フランクリン・バーベキュー)
公式サイト:https://franklinbbq.com/
オススメ度:★★★★☆

突如現れた実力派の新星「インターステラーBBQ」

2019年に創業にもかかわらず、信頼と実績のテキサスマンスリー誌が選ぶ2021年のテキサス州のベストBBQ50で2位にランクイン!オースティンの中心街からは少し離れている場所にあるのですが、それでも多くのグルメブログなども推すお店。それが「Interstellar BBQ(インターステラーBBQ)」です。もともとオースティンの高級レストランで働いていた経験が活かされたことで、これほど急速な人気を得ることに繋がったとテキサスマンスリー誌は分析しています。

「愛のないブリスケットはまずい!」テリー・ブラックス

オースティンのダウンタウンからコロラド川を挟んだ南側に位置する人気のBBQ店が「Terry Black’s Barbecue(テリー・ブラックス・バーベキュー)」です。

駐車場は割と大きいものの、店の賑わいには追いつかないサイズなのでお昼時に駐車場に停めるのは至難の業。ダウンタウンから距離も近いので、オースティンの街でとっても普及している電動スクーターで、サーっと来てしまうのもアリかも。

店の横には焼き場があって、作業の様子を見ることができます。作業している人に話を聞くこともできて、熱くBBQ愛を語ってくれます。「愛のないブリスケットはまずい!」と語り、丹念に肉を美味しく”育てる”人たちの動きに注目です。

このハラペーニョソーセージがめちゃうまい!濃厚なトロッとしたチーズが中に入っていて、ほんのりした辛さのハラペーニョとスモーキーな香りがいいハーモニー!暑い日にダラダラと汗をかきながらビールと一緒に食べたい料理!

「愛のないブリスケットはまずい」とBBQへの情熱を語る店員さんの話などはこちらから↓↓

■Terry Black’s Barbecue(テリー・ブラックス・バーベキュー)
公式サイト:https://www.terryblacksbbq.com/
オススメ度:★★★☆☆

超人気トレイラー店「ミクルスウェイト・クラフト・ミート」

先ほど登場したフランクリンから歩いて10分ほどの距離にあるのが「Micklethwait Craft Meats(ミクルスウェイト・クラフト・ミート)」。超人気店ならが、いまだにトレイラーで営業を行なっています。バルバコアが人気で、日によってタコスなども提供しているようです。

超人気店の血筋「ラ・バーベキュー」

「La Barbecue(ラ・バーベキュー)」のオーナーは、先ほど紹介したルイ・ミュラーBBQの創設者の孫。血は争えないということなのでしょうか。孫も人気のBBQブランドを立ち上げています。また、ミュラー家のいざこざもあり、家族の名前を使わずにもやっていけることを証明するために「ミュラー」の名が店名に入っていないのだとか。

何故なのかは分かりませんが、このお店はちょいちょいニュースに名前があがります。しかもあまり良くない形で・・・例えば店に強盗が入って大量のブリスケットが盗まれたとか、オーナーが保険申請で詐欺に加担して起訴されたとか・・・元々お家騒動があったりと、そういうのを呼び込むお家なのでしょうか・・・(笑)

ここも強みはトロトロでほろほろなブリスケット!そしてサイドにキムチが出てくるというあまりない組み合わせも面白い。

↓平日も大行列するお店!いつ行けばいいのかも、こちらで書いています↓

■La Barbecue(ラ・バーベキュー)
公式サイト:https://www.labarbecue.com/
オススメ度:★★★☆☆

これまで5000万人が食べた!?「ブラックスBBQ」

オースティンとサンアントニオのちょうど間にある小さな街ロックハート、そこで1932年に創業した老舗「Black’s BBQ(ブラックスBBQ)」もテキサスの中央部のバーベキューシーンを語る上では外すことはできません。これまでに食事を提供した人の数は5000万人に上るとしていて、5世代に渡って受け継がれた味は多くの人に愛されています。本店はもちろん残ったまま、オースティンにも店舗を出しています。

オースティン近郊

食べ飽きないBBQ「ソルト・リック・BBQ」

オースティンから車で少し走ったところにある超人気店「The Salt Lick BBQ(ソルト・リック・BBQ)」。土曜日には1日2000人が訪れるとされています。超特大の駐車場はまるでテーマパークに来たかのよう。

入り口を入るとすぐに焼き場があるのですが、ここは特徴的。鉄で出来たピットではなくて、煉瓦造りの焼き場です。近くに行ってどんな風に肉と向き合っているのかも見ることができます。

2人でこの量を頼んだのですが、けっこう余裕で食べれちゃいます。全体として「ドン!」とパワーで押し切る感じではなく、絶妙な味付けなので食べ疲れないのがいいところ!パワーだけは強い、一口目だけ美味しいお店って結構あるけど、ここは何度も訪れたくなるような作り。

The Salt Lick BBQ(ソルト・リック・BBQ)
公式サイト:https://saltlickbbq.com/
オススメ度:★★★★★

伝説の始まりはここ?「ルイ・ミュラー・バーベキュー」

「Louie Mueller Barbecue(ルイ・ミュラー・バーベキュー)」は、1946年創業。元々はスーパーとして始まりましたが、その後BBQを提供し始めるという面白い経歴。しかしならがら、そこから全ては伝説に繋がる。このお店の人気がテキサスBBQを世に知らしめたといわれるほどです。オースティンからは車で1時間ほどの場所にあるテイラーという小さな街にあります。先ほど登場したラ・バーベキューのオーナーはこのお店の子孫にあたります。

80歳オーバーのおばあちゃんの店「スノーズBBQ」

テキサス州オースティンから車で1時間ほどの距離にある街、レキシントン。特に何もない所なのですが、土曜日だけはアメリカ中、いや、世界中から大量の人が押し寄せ街は大変な賑わいを見せます。その人たちが押し寄せるのが「Snow’s BBQ(スノーズ・バーベキュー)」。ネットフリックスの料理番組シェフズ・テーブルのBBQ編にも登場するお店です。

4時間の行列は当たり前。朝8時に開店なのですが、店がオープンするはるか前の深夜から多くの人がその肉を目当てに押し寄せます。これほどの人を惹きつける魅力の1つが、ピットマスターのおばあちゃん、トゥッツィー・トマネズさん85歳を超えても現役で深夜から作業をしています。

革新的な調理法や、さまざまな仕掛けを行うお店がある中で、ここは至ってシンプルな調理法と味付け。その素朴さがなんだかほっこりします。

↓お店は遊び心でいっぱい!遅い到着でも一気に先頭集団に入れる裏技も?↓

■Snow’s BBQ(スノーズ・バーベキュー)
公式サイト:https://snowsbbq.com/
オススメ度:★★★☆☆

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