衣食住では、食が一番大切。グルメピエロです。
ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ第3の都市、イリノイ州シカゴ。名物のシカゴピザに代表されるB級グルメから、最高峰の高級レストランまでが揃う美食の街です。これまで訪れたアメリカの街の中でも食事のレベルが非常に高く、食い倒れ旅にはもってこい。グルメピエロ的に非常にオススメの観光地です!そんなシカゴの観光スポットやB級グルメ、オススメレストランなどを一挙に紹介します。
Chicago(シカゴ)
シカゴってどんな街?
イリノイ州シカゴは東部のニューヨーク、西部のロサンゼルスに次ぐ3番手で、中西部の最大都市です。アメリカの北の方にあるものの、東西の位置的には中央にあるため、商品取引の要所として栄えました。
パブリック・エネミー・ナンバーワンと呼ばれたマフィアのアル・カポネが活躍したこともあり、少し暗いイメージもありますが、さまざまな近代建築建築が有名なほか、アメリカ中西部では唯一ミシュランがガイドブックを展開するなど、グルメの街としても知られています。
アクセス
アメリカの各主要都市からシカゴへのアクセスは、飛行機がメジャーな手段だと思います。シカゴ・オヘア国際空港から市街地までは車で大体30分くらいなので、ウーバーやタクシーが便利。空港から市街地まで電車も出ていて、Blue Lineで45分くらいです。
シカゴ市内は電車・バスが充実しているので、交通手段には困りません。駅の券売機でシカゴのSuica、Ventraカード3日乗り放題券($15)を購入しました。アプリをダウンロードして利用することも可能!
ベストシーズン
シカゴのベストシーズンは気温が落ち着いている5月から9月ごろとされています。グルメピエロは、4月上旬に訪れましたが、ニューヨークではすでに着るのをやめた真冬用のガチコートを着て観光しました。1年を通じて寒暖差が大きいので、どのシーズンも調整のできる服がいいでしょう。ただ、人気グルメ店を目指すグルメピエロにとっては、ハイシーズンを避けることで、予約が取りやすかったという利点もありました。
| 最高平均気温 | 最低平均気温 |
1 月 | -0.6℃(30.9℉) | -8.6℃(16.5℉) |
2 月 | 1.7℃(35.2℉) | -6.6℃(20.1℉) |
3 月 | 8.1℃(46.6℉) | -1.6℃(29.1℉) |
4 月 | 15℃(59.0℉) | 3.7℃(38.8℉) |
5 月 | 21.1℃(70.0℉) | 9.1℃(48.4℉) |
6 月 | 26.6℃(79.9℉) | 14.5℃(58.1℉) |
7 月 | 28.8℃(84.0℉) | 17.7℃(63.9℉) |
8 月 | 27.7℃(81.9℉) | 17℃(63.0℉) |
9 月 | 23.7℃(74.8℉) | 12.3℃(54.3℉) |
10月 | 16.7℃(62.2℉) | 6℃(42.8℉) |
11月 | 9.0℃(48.2℉) | 0.2℃(32.4℉) |
12月 | 1.6℃(34.9℉) | -6.2℃(20.7℉) |
本格的な冬の11月から2月はニューヨーク住みでも恐怖なレベル。夏も短いですね。ただ、真夏には瞬間的に35度を超えるような日もあるので注意です。
シカゴ旅マップ
今回紹介する観光スポットやグルメなど、位置関係をこちらでまとめていますので、ご活用ください!
観光スポット
シカゴ・リバー
シカゴ観光といえば、シカゴ・リバー沿いの散策です。ミシガン湖に出るまで川沿いの道が整備されているので、ジョギングやウォーキングに持ってこいです。
マップもしっかりあります。トイレ情報があるのが地味に嬉しい。
シカゴ・リバーには2つの有名なアクティビティーがあります。1つは、リバークルーズ(写真左)。1時間半ほどかけて、シカゴ川沿いの建築物を見て回るクルーズです。川沿いには、新旧の構造ビルが立ち並ぶ不思議な空間を通り抜けます。
もう1つは、同じシカゴがわをカヤック(写真右)を漕いで進むというもの。同じく、建築観光をするものや、サンセットを楽しむものなどがあります。
シカゴ川沿いをただただ歩いています。雰囲気が知りたい方は、こちらもよろしくお願いします。
クラウド・ゲート
クラウド・ゲートはシカゴのダウンタウンの中心部にあるミレニアム・パークに設置されたオブジェです。ステンレスでできていて、全方位を鏡のように反射して映し出す不思議なデザインで、これは水銀をイメージしているのだとか。高さ10メートル、横幅13メートルで、重さはなんと約100トンと巨大です。また、重さは豆のような形から、ザ・ビーンとも呼ばれています。
このクラウド・ゲートの他にもクラウン・ファウンテンと呼ばれる大きな顔のオブジェがあります。この顔は、高さ15メートルの塔に映し出されたもので、シカゴの住人1000人の顔が映し出されます。夏場はこの顔から水が出るほか、あたりがじゃぶじゃぶ池的な場所へと変化します。
ルート66の始まり
イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結ぶ、アメリカを代表する道が「ルート66」です。その長さは、約3800キロメートルと日本列島よりも長い。日本列島は南北にも東西にも3000キロなんて言っていますが、その日本がすっぽりと入る長さです。その始まりの標識がシカゴの街中にあります。
場所(グーグルマップに飛びます)は、クラウド・ゲートや美術館などがある川沿いのエリア。ついでに見にいくのが良いと思います。
アメリカ人の西部への憧れの象徴「ルート66」。グルメピエロは、カリフォルニアやアリゾナなどさまざまな場所でルート66の標識を見てきましたが、スタートが一番地味(笑)
B級&お手軽グルメ
シカゴピザ
シカゴのグルメと言えば、シカゴスタイルの「Deep Dish Pizza(ディープ・ディッシュ・ピザ)」。深いお皿のような生地に具材を詰めた、どっしりボリューミーなピザです。数ある有名店の中で、グルメピエロが訪問したのは「Pequod’s Pizza(ピークオッズ・ピザ)」。深夜まで開いていて、バー利用も可能なお店です。
かなりのボリュームがあるのですが、このお店は小さいサイズというのもあるので、そこがいいところ!
↓シカゴピザとはどんなものなのか?実は、もう1つの種類が・・・?
■Pequod’s Pizza(ピークオッズ・ピザ)
公式サイト:https://pequodspizza.com/chicago/
オススメ度:★★★☆☆
シカゴホットドッグ
ピザに並ぶシカゴの名物B級グルメといえば、ホットドッグです。ケチャップを使わない”シカゴスタイル”というもで、その有名店が「Portillo’s Hot Dogs(ポーティローズ・ホットドッグ)」です。
店内には、街!!まるでテーマパークのように作り込まれていて、観光客でとても賑わっています。グルメ観光をするのであれば外せない人気店です。
バンズにソーセージ、マスタード、レリッシュ、トマト、ピクルスなどが挟まれていて、もちろんケチャップは使われていません。ケチャップをつけない分、なんだかさっぱりとしたヘルシーなものを食べているような気にしてくれます。深夜0時ごろまでやっているので、夜食にもってこいかも?
もう1つの名物、ケーキのシェイクについてはこちらで詳しく書いています↓
■Portillo’s Hot Dogs(ポーティローズ・ホットドッグ)
公式サイト:https://www.portillos.com/
オススメ度:★★★☆☆
ハンバーガー
MLBのシカゴカブスに”優勝できない”呪いをかけたと言われているのが、老舗ハンバーガー店の「Billy Goat Tavern(ビリー・ゴート・タバーン)」です。著名ハリウッド俳優のビル・マーレイ氏も足繁く通うお店が提供するのは、シンプルなハンバーガー。
トッピングは後から入れることもできますが、お店が提供してくれるのは、シンプルなバンズとパティーだけ。とてもクラシックな味わいで、シカゴのグルメ旅を行う途中におやつ感覚で食べたいバーガーです。
呪いの謂れや、お店の雰囲気などについて詳しくはこちらから↓↓
■Billy Goat Tavern(ビリー・ゴート・タバーン)
公式サイト:https://www.billygoattavern.com/
オススメ度:★★★☆☆
BBQ
シカゴでテキサススタイルのBBQを出しているのが「Green Street Smoked Meats(グリーン・ストリート・スモークド・ミーツ)」。ニューヨークのステーキハウス「4チャールズ・プライム・リブ」や「Au Cheval(オーシュバル)」の系列店。シカゴでは、この後登場するドーナツ店やイタリアンなど、多種多様なお店を展開しています。
こちらのお店は、BBQ×カフェ&バーということで、昼間はリモートワークをする人の姿もありました。こんなところでリモートワークしながら小腹が空いたらBBQを食べるなんて最高すぎる!
テキサススタイルということで、お肉はシンプルに塩と胡椒ベースの味付けです。脂の落ち具合がいい感じでジューシーと重すぎないの間でちょうどいい味わいです。
サイドメニューはあの名店の味!詳しくはこちらから↓↓
■Green Street Smoked Meats(グリーン・ストリート・スモークド・ミーツ)
公式サイト:https://greenstreetmeats.com/
オススメ度:★★★☆☆
ドーナツ
1つ前のBBQ店を展開するところと同じレストラン会社が経営するドーナツ屋が「Doughnut Vault(ドーナツ・ボールト)」です。グルメピエロが日本で初めて一人暮らしを始めた頃のアパートよりも小さく、両手を広げられないくらいの、かなり小さなお店です。
朝7時からやっているので、ドーナツ片手にシカゴ・リバーを散策するのがオススメです。この時頼んだのは、「Gingerbread Stack(ジンジャーブレッド・スタック)」。ふわふわで軽くて、ほんのりジンジャー感もあっておしゃれな味わいです。
■Doughnut Vault(ドーナツ・ボールト)
公式サイト:http://doughnutvault.com/
オススメ度:★★★☆☆
クラフトビール
シカゴといえば、アメリカのクラフトビールブームの火付け役となったビール醸造所「Goose Island Brewhouse(グースアイランド・ブリューハウス)」。ニューヨークのブルックリン・ブルワリーなどと並び、今では世界に進出するクラフトビールメーカーです。そんなグースアイランドがシカゴに拠点を置いているということで、ビール好きとしては絶対に訪れておきたい!
バーカウンターで飲むのが楽しい!お店はシカゴに数店あるので、訪れるチャンスが多いのいいところ。
小さなサイズでの飲み比べもできるので、旅の欲張りにもってこいな場所です。
ここでの体験はYouTubeにもまとめています。こちらもよろしくお願いします!!
■Goose Island Brewhouse(グースアイランド・ブリューハウス)
公式サイト:https://www.gooseisland.com/
オススメ度:★★★☆☆
ギャレット・ポップコーン
日本でもお馴染みのポップコーン店「Garrett Popcorn(ギャレット・ポップコーン)」は、シカゴが発祥。空港や街中に合わせて10店舗近くあります。
夕方に訪問したところ、なんと売り切れ・・・こんなに売り切れることある?ということで、仕切り直して翌日訪れることにしました。
オススメはあんまりお目にかかれない気がする「Cashew CaramelCrisp(カシュー・キャラメル・クリスプ)」!カシューナッツの食感&塩っけとキャラメルポップコーンの組み合わせが最高です。
■Garrett Popcorn(ギャレット・ポップコーン)
公式サイト:https://www.garrettpopcorn.com/
オススメ度:★★★☆☆
レストラン4選
体験型アメリカグルメ「アリニア」
シカゴに行く目的でもあったレストランがミシュラン3つ星レストランの「Alinea(アリニア)」。料理が美味しいのはもちろん、プレゼンテーションが凝りに凝りまくっていて、食のエンターテインメントの最高峰といえます。こちらはテーブルにそのまま描かれるアートなデザート。
レストランでの体験というのは味だけではないということを改めて感じさせるお店です。たくさんの驚きと感動があるコースの全貌は、以下のページをご覧ください!
■Alinea(アリニア)
公式サイト:https://www.alinearestaurant.com/
オススメ度:★★★★☆
ミシュラン1つ星のフィリピン料理「カサマ」
アメリカで唯一ミシュラン星を獲得したフィリピン料理が「Kasama(カサマ)」。ブランチ&ベーカリーをやっているので、朝ごはんに最適です。ディナーもやっています。
ブランチも良いのですが、ここで絶対食べて欲しいのがベーカリーメニュー。この生ハムとチーズのデニッシュとフルーツタルトが最高すぎた。クオリティが高すぎて、ニューヨークのベーカリーを超えてアメリカで一番好きかもしれないと思ったお店。
■Kasama(カサマ)
公式サイト:http://kasamachicago.com/
オススメ度:★★★★☆
雰囲気良すぎイタリアン「チチオ・ミオ」
シカゴで圧倒的に雰囲気抜群のイタリアンが「Ciccio Mio(チチオ・ミオ)」。先ほどのBBQやドーナツと同じ系列です。雰囲気だけで飲める店。
それでいて料理も美味しい!「Chicken Parmesan(チキン・パルメザン)」とデザートの「Cannoncini(カンノンチーニ)」が特にオススメです!
■Ciccio Mio(チチオ・ミオ)
公式サイト:http://cicciomio.com/
オススメ度:★★★★☆
世界の味を楽しむダイナー「リトル・ゴート」
是非訪れておきたいのがブランチレストランの「Little Goat Diner(リトル・ゴート・ダイナー)。世界の味×アメリカのダイナー料理を提供している、著名女性シェフが手がけるお店です。
1番人気の「This Little Piggy Went to China」。ビスケットとソーセージ、玉子焼きの上から、激ウマの中華タレがかかっています。これは注文マストな激うま料理です。
■Little Goat Diner(リトル・ゴート・ダイナー)
公式サイト:https://www.littlegoatchicago.com/
オススメ度:★★★★☆
ホテル
「リバー・ノース」エリアが便利
今回宿泊したのは「The Royal Sonesta Chicago River North(ザ・ロイヤル・ソネスタ・シカゴ・リバーノース)」。立地とクレジットカードの特典利用目的で選んだので、特にこだわりはありません(笑)若干暗さが気になるけど、普通に良いホテルでした。
宿泊するならシカゴリバーの北側「River North(リバー・ノース)」のエリアは良いと思います!市街地の中心にあるので、東西南北どこに行くにもアクセスが良いし、シカゴリバーまで徒歩圏。美術館に通いたいならダウンタウンも良いと思います。
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■The Royal Sonesta Chicago River North(ザ・ロイヤル・ソネスタ・シカゴリバーノース)
公式サイト:https://www.sonesta.com/royal-sonesta/il/chicago/royal-sonesta-chicago-river-north/
オススメ度:★★★☆☆
まとめ
オススメ度
★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!
グルメピエロが選ぶベストグルメシティーです。お店を選んではいるもののどこで食べても一定以上のクオリティで、驚きもあり、アメリカの中でも進歩的なグルメを楽しめます。その一方で、街観光が他の大都市と比べると少し見劣りする感じがしました。ただ、グルメピエロの様に胃袋で物事を考えている人にとっては是非とも訪れておきたい場所だと思います。
東海岸からだと、飛行機ですぐなので、1泊2日の旅行に最適です。
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