マンハッタン

ニューヨークのピザ11選!老舗の定番から超行列店まで【名物は大きい、薄い、カリカリな”NYスタイル”】

ピザにパイナップルはありですか?グルメピエロです。

ニューヨークの人気なグルメといえばステーキベーグル、そしてピザ!!イタリアから多くの移民が流入し、ニューヨークにピザ文化が定着。独自の進化を遂げたことでニューヨークスタイルという流派も誕生するなど、ピザはこの街を語る上で外せないグルメなのです。アメリカには多種多様なピザの“スタイル”が存在しますが、ニューヨークで食べられる主なピザのスタイル、そしてニューヨークのピザ店11選をご紹介します!

ニューヨークピザ

多種多様なピザの“スタイル”

一言でピザと言っても実は色々あります。博多ラーメン、横浜家系ラーメンのようにスタイルがあり、それぞれ特徴があります。イタリア系移民が多く住むアメリカでは、独自にピザのスタイルが進化。特にイタリア系移民の影響を受けたニューヨークでは、多くの種類のピザを食べることができます。ニューヨークで食べることのできるピザのスタイルをまとめてみました!

  • ナポリタンピザ(写真左)
    ピザといえば!で思い出すのがナポリスタイルのピザ。「柔らかい、軽い、しっとり」しているの3拍子が揃っています。外カリッと中ふわっ、噛むともちもちとといった感じで、耳の部分が焦げてふっくらしているあのスタイルのピザです。
    最近では、ネオ・ナポリタンピザという派生系も誕生。生地の発酵で一手間加えより香りが立つようにしたり、焼く温度を低温で長時間にしてカリッとさを出したりというスタイルも登場しています。
  • ニューヨークスタイルピザ(写真右)
    「大きくて・薄くて・カリカリ」が特徴なのがニューヨークスタイル。ナポリタンと違い、しっとり感はありません。ニューヨークの街中で、紙皿を片手に、生地を折り曲げて食べているアレです。
    1ドルピザというのがニューヨークの街中の至るところにあります。ただ、インフレの影響で、1スライス1ドルで食べられなくなってきているのが残念です。
  • シカゴスタイルピザ(写真左)
    シカゴスタイルは、Deep Dish Pizza(ディープ・ディッシュ・ピザ)」と呼ばれ、深いお皿のような生地に具材を詰めたどっしりボリューミーなもの。
    そして実は、シカゴスタイルピザにはもう一つの種類が存在します。「Chicago Thin Crust Pizza(シカゴ・シン・クラスト・ピザ)」。薄焼きでスクエアカットされているのが特徴という、ディープ・ディッシュの対極のようなピザ。同じく薄焼きのニューヨークピザとの違いは、とてもサクサク生地なので、折り畳んで食べることができないんだそう。そのため、ピザは3角形ではなく、四角形に細かめにカットされています。
  • デトロイトスタイルピザ(写真右)
    自動車の街で誕生したのが、デトロイトスタイル。四角形の厚めの生地で、食べ応えのある食感のピザ。トマトソースのでチーズとペパロニが入ったものが基本形。耳がないので、全体的にトマトソースの味を感じます。

他にも、アメリカで食べられるピザの種類としては、ニューヨークからほど近い場所にあるコネチカット州のニューヘイブンスタイルピザや、カリフォルニアスタイルピザなどがありますが、今回はこの辺で割愛。

NYピザマップ

今回紹介するピザの位置情報を確認したい方はこちらでチェック!ジョーズ・ピザとロベルタズは店舗数が多いので、本店のみ入れてます。

ピザ店10選

NYスタイルの老舗人気店「ジョーズ・ピザ」

典型的なニューヨークスタイルピザとして有名なのが老舗の「Joe’s Pizza(ジョーズ・ピザ)」。1975年にイタリア・ナポリ出身のジョーさんが開業したピザ店です。オリジナル店舗はグリニッチ・ビレッジ店(Googleマップに飛びます)ですが、現在はニューヨークに5店舗展開しています。写真はブロードウェイ店

流石は有名店、多くの著名人の写真も飾られています。2022年夏時点でプレーンチーズのスライス価格は$4!2019年までは$2.75だったので、結構な値上がりです。

「Cheese(チーズ)+ペパロニ」とソーセージやマッシュルーム、玉ねぎが乗った「Supreme(スプリーム)」を注文!ニューヨークスタイルらしく、かなり大きくて、生地もカリッとしています。全く期待しないで食べましたが、トマトソースやチーズも結構味わい深く、その辺のいわゆる1ドルピザよりは断然美味しいです。

■Joe’s Pizza(ジョーズ・ピザ)
公式サイト:https://www.joespizzanyc.com/
オススメ度:★★★☆☆

名物は絶品渦巻ピザ「ルビローサ」

「Rubirosa(ルビローサ)」がグルメピエロ(オス)の選ぶベストピザ!

店の名物は「Tie-Dye(タイ・ダイ)」という渦巻き模様のピザ。トマトとバジルソースのシンプルなものです。このお店では、ハーフ&ハーフでも注文できるので、いろいろな味を試したい方は、それもあり!

ここのピザは、カリカリ具合がたまらない!口に入れた時に「ガリっ」と音がなるほどのサクサク感です。耳という概念がないほど、生地はフラット、どこまでもカリカリ感が続いています。また、生地は薄いのでサクッと食べることができてしまいます。お腹が空いてたら、ピザを1枚丸ごと食べることもできそう。

サイドメニューも充実!ルビローサの詳しい内容はこちらから↓↓

■Rubirosa(ルビローサ)
公式サイト:https://www.rubirosanyc.com/
オススメ度:★★★★☆

有名人も御用達な行列店「ルカーリ」

ニューヨークで最も有名なピザ屋の1つがブルックリンにある「Lucali(ルカーリ)」。有名人も訪れる人気店なのですが、食べる上でのハードルが、いささか高いこともあり気軽に行けるお店ではありません。

その最大の理由は、予約ができないこと。お店は5時にオープンですが、その時間に行ってもまず入ることはできません。4時までに来て、順番待ちリストに載る必要があるのです。立地としてもレッドフックのあたりにあるので、アクセスの不便さもネックです。ただ、平日の3時ごろにはもう行列ができるほどで、人気の高さがうかがえます。

ピザのメニューは「Pizza Pie(ピザ・パイ)」だけ。サイズも1種類。基本はトマトソースとモッツァレラとバジルというシンプルなものです。ここも、カリカリ生地が売り!トッピングを追加をしないとかなりシンプルなものになるので、臆せずトライしましょう。

ルカーリでの体験をYouTubeにもアップしています。こちらもよろしくお願いします。

■Lucali(ルカーリ)
公式サイト:https://www.lucalibrooklyn.com/
オススメ度:★★★☆☆

アートな街の人気ピザ「ロベルタス」

マンハッタンやブルックリンに複数の店舗を構える人気店が「Roberta’s(ロベルタス)」。ブルックリンのドミノパークに新しくできたお店は、キレイでおしゃれな店なのですが、ぜひ行って欲しいのはアートな街「ブッシュウィック」にある本店

ゴッサム・シティも末期か!と思わせるような外観ですが心配なさらず、これでも平常運転です。雰囲気があって楽しい!

名物は「Bee Sting(ビー・スティング)」。トマトベースのピザに、モッツァレラとバジル。そこにチリオイルと蜂蜜がかかった、甘辛ピザです。

生地は、耳の部分はフワッと、そして中側は少しモチっとした食感があります。生地自体のふんわりとした甘さもとってもナイス。

ちなみにホールフーズなどのスーパーで冷凍ピザも売っています。

他のピザも美味しいよ!詳しくはこちらから↓↓

■Roberta’s(ロベルタス)
公式サイト:https://www.robertaspizza.com/
オススメ度:★★★★☆

シカゴ“タバーン”スタイルピザ「エメッツ・オン・グローブ」

シカゴピザといえば深いディープディッシュですが、それよりもシカゴ民が愛しているのがシカゴ・タバーン・スタイル・ピザ。これをニューヨークでも食べられるお店が「Emmett’s on Grove(エメッツ・オン・グローブ)」です。

タバーン・スタイル・ピザの生地は薄く、スクエアカットされていて、カリカリした食感なのが特徴ですが、ここのはもはやガリガリ!!!こちらの「Hot Papi(ホット・パピ)」($28)はランチソースがかかっていて、スナック感覚でパクパク食べられて酒も進むし超美味いです。

Emmett’s on Grove(エメッツ・オン・グローブ)
公式サイト:https://www.emmettsongrove.com/
オススメ度:★★★★☆

ブルックリン橋の麓の行列店「ジュリアナズ」

ブルックリン・ブリッジの麓、DUMBOにある行列店が「Juliana’s(ジュリアナズ)」。立地上、観光客が多く集まるので、昼過ぎには長蛇の列ができています。石炭窯で焼くピザを売り!

ここもピザはハーフ&ハーフで注文可能!マルゲリータとホワイトピザです。出来立ての生地はモチっとしています。薄くて食べやすいんだけど、結構存在感のある生地で、冷めてくると少し重ためかも。

■Juliana’s(ジュリアナズ)
公式サイト:https://julianaspizza.com/
オススメ度:★★★☆☆

サクッフワッ!四角いデトロイトピザ「エミリー」

四角くて生地が厚めのデトロイトスタイルピザを食べられるのが、「Emily(エミリー)」です。ここはバーガーがニューヨークNo.1と称されるくらい人気なのですが、ピザも絶品!「Emmy Squared(エミー・スクエアード)」というピザ特化の形態も展開しています。

こちらは一番人気の「Colony(コロニー)」。トマトソースの上にペパロニ青唐辛子のピクルス蜂蜜がかかっています。さくっと軽いファーストタッチの後に、厚め生地のふわふわ感が来て、そして具が口の中で融合!!とっても美味しいです。

■Emily(エミリー)
公式サイト:https://www.pizzalovesemily.com/
オススメ度:★★★★☆

陽気なナポリピザ店「ソング・イ・ナポリ」

ナポリピザの人気店が「Song’ E Napule(ソング・イ・ナポリ)」。すごい陽気なイタリア人が接客してくれる愉快なお店です(笑)ウェスト・ビレッジに本店がありますが、近日アッパー・ウェストにもオープン予定!

ふわっと、とろっとした食感の王道ナポリピザです!イタリアを感じたい時に是非。

■Song’ E Napule(ソング・イ・ナポリ)
公式サイト:https://songenapule.us/
オススメ度:★★★☆☆

とろける絶品ピザ「ノーマ・ガストロノミア」

グルメピエロ(メス)がニューヨークで一番食べている大好きなピザ店が「Norma Gastronomia(ノーマ・ガストロノミア)」です。ミッドタウンイーストとヘルズキッチンに2店舗あります。

これまで食べた中でオススメは以下の3つ。生地と具材とソースのとろける一体感がたまらない大好きなピザです。トマトソースも旨味たっぷり超絶品!

  • トマトベースにハムやマッシュルームなどの具材たっぷり「Capricciosa(カプリチョーザ)」
  • マルゲリータの上級バージョン「Regina con bufala(レジーナ・コン・ブファラ)」
  • ピスタチオ&ルッコラのペストソースにハムとモッツァレラのトッピング「Mortadella(モルタデッラ)」

■Norma Gastronomia(ノーマ・ガストロノミア)
公式サイト:http://www.normarestaurant.com/
オススメ度:★★★★★

スタテン島からの刺客「デニーオズ・ピッツァリア&タバーン」

ニューヨークにある5地区の中で、なかなか行く機会がないスタテン島。人口の3割以上がイタリア系と、アメリカのどの地域よりも割合が高いのだそう。つまり、ピザを食べる上では絶対に外せない地域でもあるのです。

訪問したのは「Denino’s Pizzeria & Tavern(デニーオズ・ピッツァリア&タバーン)」。マンハッタンやブルックリンにあるお店と比べると、オシャレさはありません。雰囲気はアメリカの郊外レストランだな〜という感じ。ただ、平日の昼過ぎの訪問ながらそれなりに賑わっていたのが印象的でした。

ピザ、でかい。ファミリーでの利用など、グループで来ることを想定している感じで、2人で食べるのには、2枚は多すぎた(笑)

ルッコラと生ハムがのったピザと、貝のピザです。どちらも生地がサクサクで、おいしい。食べきれない分も持ち帰ったのですが、それなりにサクサク感が残るほど!

■Denino’s Pizzeria & Tavern(デニーオズ・ピッツァリア&タバーン)
公式サイト:http://deninossi.com/
オススメ度:★★★☆☆

ニュージャージーの名店「ラザ」

Jersey Margherita
ジャージー・マルゲリータ
ニュージャージー
ピザ
Razza
ラザ

こちらはニュージャージー州ジャージーシティにある名店「Razza(ラザ)」。ニューヨークではないのに、ニューヨークのベストピザに名を連ねるくらいの人気店です。

「Jersey Margherita(ジャージー・マルゲリータ)」。極薄生地が特徴ですが、生地はしっかり立っている感じで、薄ーいカリカリの層の食感が楽しめます。トッピングは超シンプルな味わい。

■Razza(ラザ)
公式サイト:http://www.razzanj.com/
オススメ度:★★★☆☆

ピザ以外にもニューヨークで食べておきたいグルメはたくさん!
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