テイクミーホーム、カントリーロード。グルメピエロです。
アメリカの音楽文化を語る上で外せない街があります。テネシー州ナッシュビル、「カントリーミュージックの聖地」と呼ばれる音楽で溢れる街。街を歩けば、ライブハウスだけでなく色々な店から音楽が聞こえてきます。音楽をより楽しむために、お酒も充実、もちろんグルメだって外せない名物料理だってあるのです。
今回はそんなナッシュビルの観光・グルメ・ホテルと街を丸っとまとめて一挙に紹介します。
Nashville(ナッシュビル)
ナッシュビルってどんな場所?
アメリカ南部に位置するテネシー州。四方、いや八方を他州に囲まれた海なし州です。実際にテネシーは8つの州に囲まれています。そんなテネシー州の州都であるナッシュビルの最大の魅力はなんといっても音楽。「ミュージックシティ」や「カントリーミュージックの聖地」と呼ばれるこの街には、多くのライブハウスや、レコード会社、音楽博物館が集まっています。
なぜか神奈川県鎌倉市とパートナーシップを組んでいます・・・なぜだ?
グルメピエロ旅マップ
今回紹介するお店やスポットなどをこちらの地図にまとめています!ご活用ください。
観光スポット
ブロードウェイ
ナッシュビルの観光を語る上で避けては通れない、いや、遊ぶ上でも避けては通れない場所がブロードウエイと呼ばれる道であり、エリア。道の両サイドにはズラリとライブハウスが立ち並び、音楽が聞こえてきます。歩いているだけでもとても楽しくなる街です。ライブハウスについては後述しますが、カントリーミュージックの聖地でありながらも、ロックやパンクなど幅広い音楽をカバーしていて、店ごとにカラーがあります。ヘビメタしか聞こえてこないライブハウスもありました。
夜になると歩行者天国に!楽しいぞ!
カントリー・ミュージック殿堂博物館
ナッシュビル観光でほぼ全ての人が訪れるであろう場所が「Country Music Hall of Fame And Museum(カントリー・ミュージック殿堂博物館)」。ダウンタウンの中心部にあり、この街にとってカントリーミュージックの重要さが一眼でわかります。
カントリーミュージックの代表的な歌手たちの縁ある貴重なものが展示されているだけでなく、ヒット曲のレコードなどもこの場所に保管されているそうです。
右の車はエルビス・プレスリーが乗っていた車だそう。主張が強い笑
壁一面にはレコードが。何百万枚か売れた際の表彰がされています。知ってる曲ばっかり。
アメリカの今のカントリーミュージックを代表する人といえば、テイラー・スイフト。この人のコーナーもしっかり。衣装などが展示されています。
スポーツ競技場
ナッシュビルは、街の規模としてはあまり大きくないものの、アメリカ4大スポーツのうち2つのプロスポーツチームが本拠地を構えています。1つが、アメリカンフットボールNFLの「テネシー・タイタンズ」、もう1つがホッケーNHLに所属する「ナッシュビル・プレデターズ」。ともに街の中心部にスタジアム・アリーナを構えています。
街の至る所で、スポーツチームの存在の大きさを感じます。
日本企業の名前があちこちに!
ナッシュビルを訪れて驚いたのが、あちらこちらに日本企業の名前を見ること。先ほど紹介したタイタンズの本拠地も「ニッサンスタジアム」と名前がついているほか、プレデターズの本拠地は「ブリヂストンアリーナ」と名前がついています。
日産はナッシュビルの隣の街に北米の本拠地を構えているほか、ブリヂストンはナッシュビルに北米本社があります。テネシー州は8州と隣接していて、他の地域へのアクセスがいいことから、製造業企業が立地を生かして拠点を置いているのだそう。ちなみに、デンソーやヨロズといった自動車関連企業もテネシー州に拠点を置いています。
ライブハウス
音楽の聖地とあって、ライブミュージックを聴ける場所がたくさんあります。そしてお酒ももちろんセットで。お店の外まで音楽がダダ漏れだったり、もはや見えたりもするので、好みの音楽が流れているお店に入りましょう(笑)
Acme Feed & Seed(アクメ・フィード&シード)
最初に入ったのは、メインストリートの端っこにある「Acme Feed & Seed(アクメ・フィード&シード)」。かなり大きなお店で、4階建てくらいになっています。
この日は1階でライブミュージックが聴けました!メジャーロックが流れていました。リクエストにも応じてくれます!
■Acme Feed & Seed(アクメ・フィード&シード)
公式サイト:https://www.acmefeedandseed.com/
オススメ度:★★★☆☆
Bootleggers Inn(ブーツレガーズ・イン)
2軒目に入ったのが、「Bootleggers Inn(ブーツレガーズ・イン)」です。メインストリートにあり、ハードロックやヘビメタが流れる店が続く中で、ここからはカントリーミュージックが聞こえてきたので入りました(笑)お店はそんなに広くないけど、ストローラーで入れました。
子どももいたので、ディズニーのリトルマーメイドから「パート・オブ・ユア・ワールド」なんかもカントリー調に弾いてくれていました!
■Bootleggers Inn(ブーツレガーズ・イン)
公式サイト:https://www.bootleggersnashville.com/
オススメ度:★★★☆☆
Yee-Haw Brewing(ヤッホー・ブリューイング)
こちらは、伝統的なライブハウスというよりもブルワリーにライブ会場が併設されているというイメージです。イベント会場のような作りで、中心にライブミュージックのステージがあり、それを挟むようにブルワリーとディスティラリーがあります。他にも小さなレストランも入っています。
ここに来ればなんでも楽しいものが揃うといった感じでしょうか。友人たちとグループでの訪問などにいい感じ。
■Yee-Haw Brewing(ヤッホー・ブリューイング)
公式サイト:https://yeehawbrewing.com/
オススメ度:★★★☆☆
グルメ
Monell’s(モネルズ)
「お店に来た時は他人。帰る時は友人」そんな面白いテーマを掲げているお店が「Monell’s(モネルズ)」。隣に座った見ず知らずの人たちと一緒のテーブルにつき、食事を回したり、シェアしたりします。
アメリカだから出来る独特の雰囲気。知らない人と自然と話し出すこのシステム、面白いです。そしてもちろん出てくる料理はフライドチキンなどアメリカ南部を代表するものたち。楽しくないわけがありません。
■Monell’s(モネルズ)
公式サイト:https://monellstn.com/
オススメ度:★★★★☆
Audrey(オードリー)
ネットフリックスのシェフズテーブルにも登場するアメリカ南部料理の最先端を走る男ショーン・ブルックが開いたレストランがこの「Audrey(オードリー)」。彼がジョージア州サバンナで手がけたハスクとはまた違った、魅力の詰まるお店です。
こちら、一体何だと思いますか?こちらは南部を代表するとうもろこし料理のグリッツ。ただ、一般的なグリッツと大きく違って、上品さを兼ね備えています。いい意味でグリッツぽさがない、進化したグリッツ。うん、面白い。
■Audrey(オードリー)
公式サイト:https://www.audreynashville.com/
オススメ度:★★★★☆
Locust(ローカスト)
日本料理インスパイアレストランの「Locust (ローカスト)」。こちらはただ日本食に影響を受けた真似っこ料理を出すのではなく、しっかりとオリジナリティを加えて進化させようと、挑戦するレストラン。
こちらはビーフタルタル手巻き寿司。詳しくは本編で書いていますが、酢飯の代わりにある日本の有名な調味料を使ってご飯と混ぜているのです。
日本から遠く離れた、そしてカントリーミュージックの聖地というアメリカ文化の心臓のような場所で日本を感じる。そんな面白い体験はいかがでしょう?
■Locust(ローカスト)
公式サイト:https://www.locustnashville.com/
オススメ度:★★★☆☆
名物ホットチキンサンド
ナッシュビルの名物料理となったホットチキンサンドイッチ。街の名物となったこの料理には、ある面白い誕生秘話があるのです。
ホットチキンは、ナッシュビル近郊の街にあるBBQ店「Prince’s Hot Chicken(プリンスズ・ホットチキン)」の先祖が誕生させたと言われています。その先祖がプリンスさん。この人はとてもモテ男だったそうで、夜も楽しく遊んでしまう方だったんだとか。そんなある日、遊びすぎて帰ってきてしまったプリンスさんに対して、彼女が復讐として大好物のホットチキンをめちゃくちゃ辛くして提供したのだそう。
そんな復讐が思いのほかプリンスさんに受けてしまい、「コレはいける!」となったんだとか。そんな復讐からレシピが広がり、街の名物となっていったんだそうです。
Party Fowl(パーティー・フォウル)
街の中心部から離れた少し離れたところにありながら、人気のお店が「Party Fowl(パーティー・フォウル)」。こちらのホットチキンは、一言で例えるなら「旨辛」。
単純に「辛い」というだけでなくしっかりと肉の旨さを感じます。辛さも5段階から選べるので自分の体調にあった、辛さが苦手な人でも楽しむことができます。
■Party Fowl(パーティー・フォウル)
公式サイト:https://www.partyfowl.com/
オススメ度:★★★☆☆
Tennessee Brew Works(テネシー・ブリュー・ワークス)
ブルワリーでありながらホットチキンサンドにも力を入れているのが「Tennessee Brew Works(テネシー・ブリュー・ワークス)」。ライブミュージックを聴きながらビールを飲んで、ホットチキンサンドも食べる。そんなナッシュビルの全てを凝縮して楽しむことができるお店。
ガリガリっとした衣がいい感じ。他のお店はフライドチキンをソースでびたびたにしているのでそれが好みではない人はここで食べるのがいいかもしれません。
■Tennessee Brew Works(テネシー・ブリュー・ワークス)
公式サイト:https://www.tnbrew.com/
オススメ度:★★★☆☆
Hattie B’s(ハティー・ビーズ)
ブロードウエイの中心部にありいつも長蛇の列を作る人気店が「Hattie B’s(ハティー・ビーズ)」。ちゃんと万人に受けるように調整された味わい。全国展開を狙った店づくりです。
なんとなく前述の意味がわかるでしょうか?ファストフード食べるぞとなった時にスッと入ってくる見た目ですよね。この辺がちゃんとしているのも人気の秘訣な気がします。
■Hattie B’s(ハティー・ビーズ)
公式サイト:https://hattieb.com/
オススメ度:★★★☆☆
スイーツ
Goo Goo Chocolate Co(グーグー・チョコレート・カンパニー)
ナッシュビルのお土産におすすめしたいのが、「Goo Goo Chocolate Co(グーグー・チョコレート・カンパニー)」です。メインストリートから一本入った場所にあります。
色んなチョコレートが売っていて、アメリカに珍しい個包装モノもあるので嬉しい。そして、オリジナルぐーぐーチョコレートを作ることもできるのです!
端末でトッピングや具材を選んで注文すると、オリジナルチョコ作ってくれます。ナッツを入れたり、ココナッツまぶしたりしました。ただ、夏場は溶けるリスクあるのが懸念点です。
■Goo Goo Chocolate Co(グーグー・チョコレート・カンパニー)
公式サイト:https://googoo.com/
オススメ度:★★★☆☆
Parlor Doughnuts(パーラー・ドーナツ)
「Parlor Doughnuts(パーラー・ドーナツ)」は、2019年にインディアナ州で創業されたドーナツ店。比較的新しいお店なのですが、人気から急拡大していて、カリフォリニアやペンシルベニアなどにもお店を展開。テネシー州にも4店舗あります。
人気なのも頷ける、おしゃれで可愛いドーナツが並ぶ店内。フルーツ使った味が魅力的!ブルーベリーとレモネードを購入しました。酸味と甘さのバランス良くおいしかった!
■Parlor Doughnuts(パーラー・ドーナツ)
公式サイト:https://www.parlordoughnuts.com/
オススメ度:★★★☆☆
ホテル
Holston House Nashville(ホルストン・ハウス・ナッシュビル)
今回宿泊したのは、ハイアット系列の「Holston House Nashville(ホルストン・ハウス・ナッシュビル)」。メインストリートまで歩いてすぐの立地ですが、メインストリートに近すぎでもないのでうるさすぎない!(笑)
特にこだわりなかったのですが、ハイアットだとBilt Mastercardのポイント使ってタダで泊まれるからここにしました。
ホテルはかなりモダンで、新しいのか綺麗です!スタンダードルームで1泊2万ポイントでした。
■Holston House Nashville(ホルストン・ハウス・ナッシュビル)
公式サイト:https://www.hyatt.com/en-US/hotel/tennessee/holston-house-nashville/bnaub
オススメ度:★★★☆☆
総括
オススメ度
★☆☆☆☆ 時間の無駄
★★☆☆☆ 微妙
★★★☆☆ 普通
★★★★☆ 行く価値アリ
★★★★★ 行かなきゃ損!
アメリカに住んでいるなら、まず旅の行き先に入れるべき街です。エンタメがあり、グルメがあり、それでいてコンパクトにまとまっている街というのはアメリカにはなかなかありません。運転免許を手に入れていないアメリカ初心者にも、海外からの旅行者にとってもとても楽しい街です。
ホットチキンが有名ですが、それ以外のグルメも充実しているということも重要。フィラデルフィアはフィリーチーズステーキだけだったりしますし・・・むしろホットチキンより美味しいものがたくさんこの街にはあります。これってすごいこと。
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